タリバンから寝返り 北部同盟〜疑心暗鬼の最前線〜「信じたい」「半信半疑」困惑の兵士〔産経新聞〕
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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 29 日 20:21:48:
【ジャバルサラジ(アフガニスタン北部)29日=佐藤貴生】
アフガニスタン北部、反タリバン勢力北部同盟の最前線で、イスラム原理主義勢力タリバンから北部同盟側に寝返った兵士らに会った。兵士たちは最前線での戦闘に加わっていたが北部同盟側の兵士からは「完全に(寝返った)彼らを信用しているわけではない」との声が出るなど、最前線には疑心暗鬼が渦巻いている。
北部同盟の拠点ジャバルサラジから車で東に約一時間。カピサのバザールの先に最前線基地はあった。約五キロ先に見える丘にはタリバン陣地があり、時折砲声が響く。
「六日前に逃走してきた。同盟とは一年前から秘密連絡を取り合ってきた」。元タリバン兵士のアブドル・ムビーンさん(二五)がいう。その横で、リーダー格のマラン・ヒョーさん(二五)は、「実は、私が五年前から同盟側と連絡を持ち続けて逃走の機会を狙っていた」と小さな声で話した。
二人が暮らしていたカピサ周辺の町は五年前にタリバンに制圧され、やむを得ずタリバン軍に加わった。ヒョーさんらは、トランシーバーの周波数を決め、偽名や符丁を使って同盟側と連絡を取り、タリバンの内部情報を流し続けたという。
仲間十人と夜中に二時間歩き、北部同盟側の迎えの車に乗って脱出した。ヒョーさんの家族は二日早く、同盟側の陣地に逃げ込んだという。
ヒョーさんは「タリバン兵は、米軍の空爆をとても恐れている。士気も低下している」と話す。
居合わせた同盟軍兵士は「彼らとなら一緒に戦える。家族も逃げてきたし、信じられる」と話した。しかし、別の兵士は「丸腰で来たのだから信じるべきだとは思う。しかし、まだ半信半疑というのが本音だ」と静かにつぶやいた。
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