「石油産業と軍隊は同盟関係にあり、すべてのシナリオを書いてコントロールしている。」レバノン大教授

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 20 日 19:02:47:

「石油産業と軍隊は同盟関係にあり、すべてのシナリオを書いてコントロールしている。」レバノン大教授
11/20 16:45 米国と周辺国で調停を ダヘール・レバノン大教授  社会83

 アフガニスタンでタリバン体制が終わりに近づいているが、次に
問題になってくるのは、だれが新しい体制をつくるか、その体制を
いかに安定させるかだ。                   
 これは、かつて内戦を収拾したレバノンの場合とまさしく同じで
、外部からの助け、調停が必要になる。米国、パキスタン、イラン
、アフガン人が隣同士に座って新しい国家、軍隊について話し合う
ことだと思う。                       
 この地域は近い将来、国連がコントロールすべきで、アフガン人
の利益を第一に考えることと、有力な関係国である米国、イラン、
パキスタンの間で調停を進めることが重要だ。         
 アフガン人は二十五年間、内戦を生きてきた。彼ら同士では話し
合いは成り立たないし、多くのアフガン難民がいるイランも影響力
を持っている。もし戦争が終わった後も、米軍がアフガニスタン国
内にとどまるとすれば、別の理由があるからだろう。それは中央ア
ジアの新鮮な石油だ。                    
 この世に危険な産業が三つある。軍需、たばこ、石油だ。今回の
戦争の本当の原因は石油の独占資本のはず。石油産業と軍隊は同盟
関係にあり、すべてのシナリオを書いてコントロールしている。こ
の三つの産業は、米国で多くの上院議員を抱えて政治的な力を持ち
、議会を動かし、戦争に金を出している。           
 新しい国際社会の秩序ができた後も米軍がアフガニスタンにとど
まれば、中央アジアの油田をめぐり、ロシア、中国と問題が起きる
。中央アジアの国々は、米国の傀儡(かいらい)政権として使われ
るだろう。                         
 米国は冷戦後、自分たちが世界を支配すべきだと考えた。今回の
ようなテロがあっても、米国のごう慢な政策は変わらないと思う。
長い目で見れば米国は敗北する。軍隊に未来はない。第二次大戦で
、軍の力に頼った日本が破壊されたように。          
(了)  011120 1644              
[2001-11-20-16:45]
11/20 16:34 マスード・ダヘール氏略歴  社会84

 レバノン在住。レバノン大でアラブ諸国の近現代史を講じる。パ
リ・ソルボンヌ大で社会歴史学の博士号取得。1997年から98
年まで東大客員教授。アラビア、仏、英、露語に堪能。     
(了)  011120 1633              
[2001-11-20-16:34]

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