Re: サウジアラビア・エジプトが狙われている:それ以上?再度追加

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投稿者 木村愛二 日時 2001 年 12 月 01 日 10:45:22:

(回答先: サウジアラビア・エジプトが狙われている 投稿者 ドメル将軍 日時 2001 年 12 月 01 日 05:11:39)

以下、URLを書くと切れるようなので、削って再度。


「サウジアラビア・エジプトが狙われている」に関しては、同じドメル将軍の投稿のパクリ、『亜空間通信』52号(2001/10/20)【鋭い時評:アブリシュ/英ガーディアン紙/迫り来るアラブ諸国政権の崩壊】を参照されたい。私が、この投稿を感謝を表しつつパクリ転載したのは、以下のような20年前の「世界シオニスト機構の機関評論誌、『キヴーニム』」の構想と一致する規模雄大な再度の植民地化計画の片鱗を見たからである。この構想が活字化された8年後には湾岸危機が発生し、イラクが封じ込まれたのである。

 論者は、その他の証拠をも示しつつ、世界シオニスト機構は、その野望の実現のために「アメリカ軍を使う」と主張している。

拙訳『偽イスラエル政治神話』より。

[外部資金による“偉大なイスラエル”への野望]

 イスラエルには、外部からの資金が溢れるように流入した。

1、ドイツとオーストリアからの“賠償”。
2、アメリカからの無条件な贈与。
3、“ディアスポラ”からの献金。

 これらの流入資金に力づけられて、イスラエルの指導者たちは、外交政策の中で、“偉大なイスラエル”の実現という途方もない野望を抱くことができた。

 その野心の正確な証言となる論文が、エルサレムで発行されている世界シオニスト機構の機関評論誌、『キヴーニム』(指針)[前出。14号、82・2]に掲載されていた。論文の題名は、「一九八〇年代のためのイスラエルの戦略計画」であり、つぎのよう主張が述べられている。

 《中央集権的機構として見た場合、エジプトは、特に、ますます深まるイスラム教徒とキリスト教徒の間の対立を勘定に入れると、すでに死体同然である。西欧の最前線におけるわれわれの一九九〇年代の政治的目標は、エジプトを明確に、その地理的条件にもとづく各州ごとに分割することでなければならない。

 ひとたびエジプトが、このように分解して中央権力を失うならば、スーダンや、リビアや、その他の離れた国々も、同様の崩壊に至るであろう。上エジプトにコプト人の国家が形成されたり、その他、さして重要な力を持たない地方政権が生まれたりすることは、歴史的な発展への鍵であり、現在は平和協定の締結によって速度が緩まってはいるものの、長期的に見て避け難い必然的な結果である。

 西部戦線の状況は見掛けとは違って、東部戦線と比べれば、はるかに問題が少ない。レバノンが五つの地方に分割されている状況は、アラブ世界全体が経験する将来の予告である。シリアとイラクの、民族的または宗教的な基準で決定される各地方への爆発的な分裂は、長期的に見ると、イスラエルに最も有利な到達目標であり、その最初の段階は、両国の軍事力の破壊である。

 シリアは、民族的構成が複雑なために、分解の危険にさらされている。やがて、長い海岸線に沿ってシイア派の国、アレプ地方ともう一つはダマスカスにスンニ派の国、ドゥルーズがまとまれば、彼らには……とりあえず、われわれが支配するゴラン高原に、……いずれはフーラン地方とヨルダン北部を含む地域に、自分たち国を希望する権利がある。……このような国家の成立は、長期的に見て、この地域の平和と安全を保障するものである。これらは、すでにわれわれの射程距離内の目標である。

 石油資源は豊富だが内部抗争に苦しむイラクは、イスラエルの照準線内にある。イラクの分裂は、われわれにとって、シリアのそれよりもさらに重要である。なぜなら、イラクこそが短期的に見て、イスラエルに対する最も危険な脅威を代表しているからである》(『キヴーニム』14号、82・2)

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