「漂流」始めた北部同盟 解体・分裂の兆候

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 03 日 19:56:36:

12/03 16:05 「漂流」始めた北部同盟 解体・分裂の兆候  外信52
共同
 ドイツ・ボン近郊でのアフガニスタン暫定政権協議であぶり出さ
れたのは、タリバン政権打倒という共通目標を失った北部同盟が、
解体・分裂へと向かう兆候だ。アフガン各派の中で突出した勢力を
持つ北部同盟の「漂流」は、新政権樹立に向けた今後の協議で最大
の不安定要因となりそうだ。                 
 首都カブールを制圧、国土の実効支配を勝ち取った北部同盟は今
回の協議で主導権を確立し、その後の協議を有利に運ぶことを狙っ
ていた。                          
 しかし派遣団長のカヌニ内相が難渋したのは、外部より内部の主
導権争いだった。十一月二十九日には派遣団のパシュトゥン人のま
とめ役、ハジ・アブドル・カディル氏が、最大民族のパシュトゥン
人の意見が軽視されているとして突然会議を退席。       
 国連が促した暫定行政機構のリスト提出をめぐっても、前向きな
カヌニ内相らと、これを拒否するラバニ大統領との確執が表面化。
北部同盟は土壇場で新提案を出すなど、内部の意思統一ができてい
ないことをうかがわせた。                  
 新政権協議が各国の注目を浴びる中、北部同盟首脳部はぎりぎり
まで決裂を回避し、最大の権益を確保したいと考えていた。しかし
タリバン政権に対抗する軍事連合としての役割が失われた今、北部
同盟内部では「われわれは何のために結束しているのか」という自
問が上がり始めている。                   
 アブドラ外相は「安定した新政権をつくるためにも、今後も力を
結集していく必要がある」と北部同盟不要論を懸命に打ち消す。し
かしボン協議ではっきりしたのは、もはや内部対立を隠す余裕はな
くなっているという事実だ。                 
 またタリバンが撤退した一部の地域では、北部同盟の部隊間の「
陣取り争い」が伝えられている。これまで衝突はないが、過去のア
フガンの歴史を見た場合、ささいな対立が大規模な戦闘に発展した
例は多い。カブールの政治とは無関係のところにも、無数の゛地雷
″が転がっている。                     
 ボン協議という対話のテーブルに着き、一定の譲歩を示したこと
で、北部同盟は国際社会が抱いた「暴走」への懸念をひとまず打ち
消した。しかし代わって生まれたのは、「北部同盟はどこに向かう
のか」という懸念だ。北部同盟にとって、これからが本当の正念場
となりそうだ。(カブール共同=有田司)           
(了)  011203 1604              
[2001-12-03-16:05]

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