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かの有名なデイジーカッターでも駄目らしいね

投稿者 WW 日時 2001 年 12 月 20 日 05:32:31:

(回答先: Re: 「テロリスト」掃討に核兵器だって 投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 19 日 19:21:43)

デイジーカッターでは駄目で、やはりはじめに言っていたとおりに戦術核が必要だというわけだろうね。アメリカ内では最初から戦術核使用が叫ばれていたらしいからね。
しかし、「文明諸国軍VS非文明諸国軍」という構図を描いていた政治家や官僚やメディアや評論家集団にとって、これは不吉な前兆だろうね。核兵器を使用しないとゲリラごとき勢力の掃討もできないということになってきたのだからね。
これは「文明諸国軍」にとっての一種の敗北が近いということだね。それは「文明諸国軍」が敗北してこれら先進諸国の巨大企業とテクノクラート集団が断罪されるということでもあるだろうね。大量殺戮の戦争犯罪人としてね。となると、彼らは逆に死に物狂いでアフガニスタンへの攻撃を始めるだろうね。自分の首がかかってきているのだからね。

アフガニスタンがイラクやコソボと違うのは、アフガンの山岳地帯は世界の屋根でもありそれ自体が天然の要塞になっているということだね。アフガニスタンは、イラクのように平坦な土漠でもなくセルビアのような都市型国家でもない。アフガニスタンは天然の要害なのだということだね。今になって、アメリカ軍がアレクサンダーの敗北理由をよく研究しなかったつけが回ってきていると言えるだろうね。おかげでタリバン軍は無傷ではないにしても、地下要塞を利用して戦力温存をしているということは確かなようだ。

トラボラの地元民がテレビに語ったところでも、アメリカ軍と北部同盟軍はトラボラ洞窟の20パーセントしか掌握していないというからね。ということからしても、アメリカ軍が地下要塞を標的にした戦術核兵器を計画しているのはある意味当然の結果だろうね。デイジーカッターの破壊力は凄いというが、その険しさは神の怒りを表わすともいうアフガニスタン山岳地帯にはまったくもって通用しなかったということだね。ヒナギクを刈るのとは訳がちがうだろうからね。

この期に及んでアメリカ軍が戦術兵器の見直しを求めているのは、アフガニスタンの山岳地帯に立て篭もった「アフガンゲリラ」を掃討する方法はこの手の核兵器以外には存在していないのだということだね。「文明諸国軍」は、いまこうしてジレンマに立たされているわけだね。こういうのを稚拙な戦略というのだろうね。

戦争をはじめておいてから戦術兵器を開発すると言う、こういうのを確か「どろなわ」と言うね。この事から、アメリカ軍はここに来て戦術も混乱してきたという事が良く判ると思うね。空爆戦略の誤りが戦術の混乱を起こさせたということだろうね。
アメリカや日本のメディアや政府が認めなかろうとどうであろうと、空爆戦略が生み出したのは数千人から数万人といわれる民間人死傷者だからね。死者だけでなく目や腕や脚を失って「不具化」されてしまった子供たちが大勢いるね。これが先進国の仕掛けた戦争の現実なのだね。
そしてそのような結末の予測さえつかなかった日本政府(特に外務省の暗躍が問題視されてきている)のアマチュアリズムは問題外だろうがね。こういう日本の官僚や政治家たちなどは、自分が国際戦争犯罪法廷に告発される可能性ということも知らないのではないだろうかね。シャロン首相の運命は、他人事ではないのだけれどね。先進国指導者も戦争犯罪者として裁かれるという可能性が高いということは初めからはっきりしていたのだから、ノーテンキに「われわれはアメリカ軍支持だ」などという公式発言はできないはずなのにね。
もっとも、犯罪者になることさえも「自由主義」が掲げる「自由」のうちではあるけれどもね。戦争犯罪人の末路がどういうものかについては、日本の官僚などはきちんとした教育を受けていなかったようだね。

アメリカと同盟軍は、今になって戦術もどうしたら良いのかわからない状態になったのだね。これがアメリカとその同盟軍諸国のジレンマだね。しかし、これが「テロ撲滅戦争」戦略の末路なのだと言えるだろうね。正確には「人種差別戦争」の末路だね。
馬鹿の一つ覚えで「テロとの戦争である」などと言い張っても、アメリカとその同盟軍(日本も含まれているね)が実際にやっている事は人種差別の戦争に過ぎないのだからね。人種差別を根拠にした「テロ対策」などというものは、刑事政策であれ戦争政策であれこうして失敗していくのだろうね。
それは、ある意味当然の末路と言うべきだね。先進国各国の政治家と官僚とメディアのような勢力は、テロ撲滅戦争戦略などという怪しげな「思想」を持ち上げて「文明間戦争」などと綺麗ごとで誤魔化してきた。だが、それで「人種差別戦争」を糊塗できるわけはないだろうしね。
アメリカ軍内で今になって戦術面での混乱が生まれてきたのも、ベトナム戦争末期と同じだと言えるろうね。ベトナム戦争でも、戦略爆撃機のB−52が戦術任務を受け持つという皮肉な末路をたどったからね。その結末がどんなものだったかは、言うまでもないはずだわなあ。

ところで、日本の政治家とか官僚といった勢力は、人種差別戦争に便乗して何をしようとしているのだろうね。このような差別に基づく殺戮の横行についても永田町の国会ではなにも取り上げられず、ただ「国対政治」が横行しているというのは正常な政治とは言えないだろうね。問題を問題として取り上げない政治家ばかりという情況が日本を不幸な事態に陥れないよう、市民が監視しないといけないようだね。

とにかく、12月なかばにしてアメリカとその同盟軍の戦術的混乱がはっきりしてきたのは、逆に良い兆候だと言えるだろうね。それは結果として、世界の「品位ある」市民勢力がこの人種差別戦争という人類史的な「汚辱」を押し止めるきっかけにもなるだろうね。




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