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印パ緊張、米戦略に影響も カシミールで限定攻撃か

投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 21 日 19:14:37:

(回答先: 協力見返りに自制訴え 米政府、インドに 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 21 日 19:12:52)

12/21 17:59 印パ緊張、米戦略に影響も カシミールで限定攻撃か 外信99
共同
 十三日のインド国会議事堂襲撃事件をきっかけに、インドとパキ
スタンの二つの核保有国間の緊張が高まっている。インドのバジパ
イ首相は「すべての選択肢がある」と言明、軍事衝突へ発展する恐
れもある。                         
 一方で両国の対立は、「テロとは何か」という根本的な問題を投
げ掛け、アフガニスタンで「対テロ戦争」を進める米国の戦略にも
影響しかねない。                      
 事件は、銃や手りゅう弾で武装した五人が議事堂内に侵入、警備
陣との銃撃戦で犯人と警官ら十四人が死亡。捜査当局は、犯人全員
がパキスタン人で、イスラム組織「ラシュカレトイバ」と「ジェイ
シモハメド」が関与、一部の犯人はパキスタンの情報機関「三軍統
合情報部」(ISI)の訓練を受けていたと発表、パキスタン側は
「事実無根」と否定し強く反発した。             
 インド政府は報復措置として、両国が一九四七年の独立以来、領
有権を争うカシミール地方の実効支配線(停戦ライン)を越えての
イスラム組織摘発や訓練施設攻撃などを検討。与党の人民党(BJ
P)は軍事力行使の強硬意見が強く、野党のソニア国民会議派総裁
も政府支持の姿勢だ。                    
 核兵器の使用に発展する恐れから慎重論もあり、専門家は全面戦
争の可能性は小さいが、部分的な軍事力行使はあり得ると観測する
。バジパイ首相はこれまでのところ外交努力を優先させる姿勢を示
している。                         
 両国はこれまでに三回本格的な戦争に突入、このうち二度はカシ
ミール問題が原因。ラシュカレトイバなど二組織ともカシミール解
放を掲げ、自爆攻撃など過激な活動を展開、アフガンのタリバンと
も関係があり、アラブ義勇兵が参加しているとの情報もある。  
 インド側は両組織を「最も非道なテロ組織」と断定するが、パキ
スタン側の主張は百八十度異なる。              
 クレシ大統領報道官は「テロリストとは考えない。カシミール解
放運動は正当な闘争」と擁護し、武器などの支援は否定するが「精
神的な支持」は隠そうとしない。カシミールで連日のように起きる
インド治安部隊とイスラム組織の衝突の死傷者を、パキスタンでは
「殉教者」や「自由の戦士」などと報道しインドへの反感を募らせ
ている。                          
 米国にとってパキスタンはアフガン攻撃に欠かせない同盟国。一
方、地域大国インドの協力も不可欠なため、両国に自制を求め緊張
緩和に躍起だ。しかし両国の対立は、「テロ」という概念の多面性
を浮き彫りにし、米国の対テロ戦略のあいまいさも露呈させている
。(イスラマバード共同=古池一正)             
(了)  011221 1759              
[2001-12-21-17:59]




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