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一触即発のにらみ合い パキスタン前線基地ルポ〔朝日新聞〕

投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 28 日 19:18:14:

(回答先: 印パ境界に静かな緊張 「最悪の状態」とパ軍准将 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 28 日 17:03:53)

カシミール紛争をめぐるインドとパキスタンの対立は、日増しに緊張を高めつつある。27日、険しい山あいにあるカシミールの前線基地を、朝日新聞記者がパキスタン側から見た。渓谷をはさんで続く両軍のにらみ合いは、大規模な衝突がいつ起きてもおかしくない「一触即発」の状態だった。
首都イスラマバードからパキスタン情報省当局者が同行し、車で約6時間。標高4000メートル以上の山々に囲まれた村チャコティに入った。人口約1000人の寒村で、パキスタン軍約3000人が配備されているという。
陣地には、鉄条網で囲まれ、石や土のうを積み上げた高さ2メートルほどのざんごうが巡る。これを約500メートル歩くと、谷のがけをくりぬいた穴から、迷彩服の兵士が機銃を構え、向こう岸をにらんでいた。
谷の向こう側、約100メートル先にインド軍の陣地が二つある。肉眼で兵士の動きが見える。この谷の真ん中が「停戦ライン」だ。第1次印パ戦争の翌49年に画定され、総延長約千キロ。これをはさんで両軍は50年余り対峙(たいじ)してきた。
雪をいただいた東の山すそにはインド側の前線の町ウリがある。記者は今年5月、インド側からウリを訪問したが、印パ首脳会談開催計画があった当時で、対話ムードが流れていた。ところが、今は違う。今月中旬に起きたインドの国会議事堂への襲撃事件以降、関係は一層険悪になった。
現地前線部隊の司令官、ヤクブ・カーン准将(47)によると、40キロ南の前線の村ラワラコットで3日前にインド軍の攻撃で村民ら5人が死傷。チャコティでも連夜、両軍間の小規模な銃撃戦が起きている。今も、遠くで銃声が響く。
「私たちから仕掛けはしない。しかし、侵略された時の準備はできている」とカーン准将。だが、インド軍側も同じようなことを主張し、双方が挑発的な発砲をしているとしか思えない。
確かなのは、大使召還などの制裁の応酬で、両国の対話が細り、不信感が募っていることだ。チャコティの谷には、小さなつり橋がかかり、定期的に両軍の兵士が橋の真ん中で会い、儀礼的な交信のための通信回線の確認をしていた。これが、19日を最後に途絶えた。
印パ間では過去3回の戦争と、98年に両国の核実験、99年にカシミールでの限定的戦争であるカルギル紛争が起きた。「核保有」の現実が緊迫の度に拍車をかける。カーン准将は「両国は多くの兵器を集結させている。残念ながら、過去のどの時よりも情勢は緊迫している」と話した。(17:40)




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