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田中外相「中台統一発言」の元ソースがないままの田中外相「中台統一発言」批判記事の怪

投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 30 日 16:46:40:

12・26に突如始まった田中外相の「中台統一」発言問題は、それに対する国内・台湾・中国それぞれの反応が出て終息したように見られる。

私が最初にあの発言を見聞きしたのは、12・26のテレビ朝日「ワイドスクランブル!」で、田中外相がまたまた問題発言をしたという感じで報じられ、田中外相のインタビュー映像も流れた。(ただ、そのインタビュー映像がいつのものかはわからない)

その後見た新聞報道で、田中外相の発言は25日に行われた日経新聞社(など)とのインタビューで話されたことと知り、どういう脈略のなかで話されたものなのかを確認しようと、25日以降の「日経新聞」朝夕刊をくまなく探したが、該当インタビュー記事はない。
「日経新聞」に関連記事が出てくるのは、26日朝刊2面にある『台湾収れん発言 山崎氏が外相批判 「政府の方針超える」』という見出しのものである。
「日経新聞」の25日夕刊・26日朝刊のどこにも田中外相発言そのものの記事はないのである。26日朝刊の「山崎氏の外相批判記事」は唐突に出てきたものである。

26日朝刊の記事と言えば、遅くとも、25日深夜から26日に切り替わった1時頃までにはその情報を入手していなければならないだろう。

このようなことから、田中外相「中台統一」発言は、

● 田中外相が独自の判断で発言したものではない

 「日経新聞」26日朝刊2面の該当記事も、あの福田官房長官が、「福田康夫官房長官は同日の記者会見で「日中共同声明の通り、台湾が中華人民共和国の不可分の一部だと中国が主張し、我が国はその主張を十分理解し尊重する。台湾の帰属問題が、当事者間の話し合いによって平和的に解決されることを強く希望しており、この原則は少しも変わっていない」と、政府の見解に変更はないと説明。」小泉首相も、「小泉純一郎首相も同日、首相官邸で記者団に「(政府方針と)違っていないと思うよ。そこら辺を確認してほしい。そんなに事を荒立てることではないだろう」と述べた。」とあり、これまでの福田長官であれば“激怒”したであろう田中外相発言を軽く受け流している。
 その後今日に至るまで、あの「中台発言」をめぐってかつてのような田中真紀子批判は沸き起こっていない。

● 山崎幹事長の“批判”発言&台湾の外交当局者の憤り発言の前に、田中外相の該当インタビューなどはなかった?
(25日時点でそのような田中外相発言があったことをご存じの方フォローをお願いします)

● 『日経新聞』26日朝刊の「山崎幹事長の“批判”記事」&『読売新聞』オンライン版26日未明「“仮想”台湾外交当局者憤り発言」記事が、「中台統一」発言の始まりである可能性が高い。読売新聞は“ある外交当局者”というだけで実名さえもあげていない。

● 田中外相があの「中台統一」発言を“初めて”したのは、26日朝でその内容が26日午前のテレビで放送された可能性が高い。

● 初めから「台湾」&「中国」のそれぞれに考慮したシナリオがあり、それに基づいて記事が作成された。台湾に対して小泉政権の基本的な立場が変わっていないことを示し、中国に対しては「不審船事件問題」に対するある種の“謝罪”を示すものとしてそれぞれの記事が作成されたのではないだろうか。


● 「不審船事件」は、日本政府・中国政府・日本のメディアが総掛かりで“報道捏造”しながら、解決を図ろうとしている可能性が高い。


参照記事
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『読売新聞』オンライン版

「怒り禁じ得ない」田中外相発言で台湾当局者


 【台北25日=若山樹一郎】田中外相が記者会見で「台湾も香港のようになればいい」と発言したことについて、台湾外交部(外務省)など当局は25日夜現在、公式のコメントは発表していない。しかし、ある外交当局者は「今回の外相発言は(日本政府の)政策転換を意味すると取られても仕方がない。憤りを禁じ得ない」と語った。

 同当局者はその理由として、「台湾は中国の求める『一国二制度』には明確に反対している。日本政府はこれまで(中台)どちら側の主張にもくみしない立場だった」と述べた。

(12月26日00:09)
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『日経新聞』12月26日朝刊2面

田中外相の台湾統一発言、山崎幹事長が批判


 自民党の山崎拓幹事長は25日、田中真紀子外相が日本経済新聞社とのインタビューなどで台湾が香港のように中国に収れんされるべきだとの見解を示したことについて「中国は一つというのが日本政府の方針だ。外相の立場なので、政府の方針を越えた内政干渉的な発言は慎むべきだ」と批判した。都内で記者団に述べた。
 これに関連し、福田康夫官房長官は同日の記者会見で「日中共同声明の通り、台湾が中華人民共和国の不可分の一部だと中国が主張し、我が国はその主張を十分理解し尊重する。台湾の帰属問題が、当事者間の話し合いによって平和的に解決されることを強く希望しており、この原則は少しも変わっていない」と、政府の見解に変更はないと説明。小泉純一郎首相も同日、首相官邸で記者団に「(政府方針と)違っていないと思うよ。そこら辺を確認してほしい。そんなに事を荒立てることではないだろう」と述べた。







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