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『読売新聞』は信念に基づき「撃沈不審船」=中国人保有船説を主張したらどうだい!

投稿者 あっしら 日時 2002 年 1 月 10 日 20:02:23:

昨年末の「不審船撃沈事件」は、ある時期から、最終的には国籍不明船としてうやむやに処理するのだろうと思っていた。
「北朝鮮船籍」説扇動は行きがかり上やむを得ない一時的なもので、あとで北朝鮮に非公式に“非礼を詫び”、食糧を援助するというかたちで収めるのではないかとも思ってきた。
しかし、国会においてさえまだ「北朝鮮」説が飛び交っているので、再度、中国人保有船説を書き込む。


昨年12月26日から12月29日にかけて4回連載された「揺れる危機管理」と題された記事の最終回分に、読売新聞社ならではの本音がのぞいている箇所がある。

12月29日の「揺れる危機管理」は1面と2面に分かれた構成で、1面の見出しは「日朝関係悪化「覚悟の上」」で、2面の見出しは「東アジア安保の視点で」となっている。

内容的には、「不審船事件」で北朝鮮との関係が悪化するのはやむを得ないというものであるが、気になる記述が2面部分にある


『<前略>
東アジアの安全保障という観点から、今後の日朝関係を考えると、ポイントはやはり中国だ。
実際二十三日の外務省飯倉公館で固まったもう一つの外務省の方針は、中国への配慮だった。
<今回の事件は、日中関係に絡めず、あくまで日朝間の二国間問題として処理する。北朝鮮との関係は仕方ないとしても、ようやく改善した日中関係をこれで傷つけるのは避ける>
中国への「甘い」対処が誤ったメッセージになりかねない面もあるが、中国の排他的経済水域(EEZ)内に沈没した不審船の引き上げを見送ることが望ましいというのが外務省の考えだ。
<後略>』(政治部 飯塚 恵子)


>実際二十三日の外務省飯倉公館で固まったもう一つの外務省の方針は、
>中国への配慮だった。

もう一つの外務省の方針は、文脈と表現形式から判断して、1面部分にある『<北朝鮮との関係が冷え込んでも、やむを得ない>』というものだろう。


><今回の事件は、日中関係に絡めず、あくまで日朝間の二国間問題として処理する。
>北朝鮮との関係は仕方ないとしても、ようやく改善した日中関係をこれで傷つけるの
>は避ける>


外務省は、「北朝鮮工作船」や「北朝鮮覚醒剤密輸船」説までがメディアで飛び交っている今回の「不審船撃沈事件」を、どうやったら日中関係に絡めることが出来ると言うんだ。


>中国への「甘い」対処が誤ったメッセージになりかねない面もあるが、中国の排他的
>経済水域(EEZ)内に沈没した不審船の引き上げを見送ることが望ましいというの
>が外務省の考えだ。

「北朝鮮船籍」説を政府も読売新聞も唱えているのに、今回の不審船事件に関して、“中国への「甘い」対処が誤ったメッセージになりかねない”という話がどこから出てくるんだろう。
中国政府機関は、海保の「不審船撃沈」に対する非難的言動(強い関心を持っているという程度)も、外務省報道副局長の記者会見や解放軍機関紙など限定的で抑えたトーンで行っただけである。

今回の「不審船撃沈事件」で、“中国への「甘い」対処”がどういうものか説明していただける方がいらしたら、フォローをお願いしたい。

読売新聞社政治部飯塚恵子さん(ナベツネも)は、密航や密輸で好き放題に日本を犯している中国人グループの“明確なる証拠”を手に入れ外交問題化できるチャンスなのに、外務省が中国との外交関係を配慮してそれを捨て去ろうとしていることに憤っているものと推測できる。


もちろん、海保が、公海もしくは日本の排他的経済水域で漁業活動を行っていない小型漁船を「漁業法」違反で停船させ臨検しようとし、それから逃げようとした外形上武装していない小型漁船に“威嚇射撃”という後知恵の船体砲撃を加え、最終的には対象船舶から反撃を受けたことを契機に撃沈に至るまで砲撃(ここでも“正当防衛射撃”と主張)を加え、その結果海上を漂流している乗組員15名を1時間以上放置して死亡もしくは行方不明にしてしまった経緯から言えば、この問題を日中関係の俎上にのせようとするのは無謀である。

中国が国内の“反日騒擾”を恐れる“経済第一主義”政権であることが、日本にとって救いだったのである。


※ 海保の救助活動

不審船撃沈当時は夜間で波が3mほどある時化状態だと知り、必死に救助活動を行っても救助は難しかったかもしれないとも思っていたが、今年1月2日に発生した日本海の韓国漁船の遭難事故では4mの時化のなかで海保がちゃんと救助できたことを知ると、12月22日の東シナ海撃沈事故でも取り組んでいれば救助できた可能性があると思わざるを得ない。

太平洋戦争では、日米ともに、撃沈した艦船から逃げ出した“軍人”を必死に救出したのである。それが船乗りの心意気というものであろう。






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