★阿修羅♪MRTA

http://www.jca.or.jp/~toshi/MRTA/mrta7.htmからの引用です。少し背景について考えるのも興味深い問題だと思います。
小倉です。MRTACommunique #1の粗訳です。英訳からの重訳です。訳文の後に、英訳、その後にスペイン語本文です。 重要なことは、MRTAの今回の行動が、が日本のペルー政府に対する経済支援のあり方、政治囚の扱いを支えるような対応をとってきたことへの抗議の意思表示でもあるとはっきりと書かれていることです。なぜかこの点は、日本のマスメディアではほとんどとり上げられていないのではないでしょうか。彼らの要求の第一番目が、政治囚の解放ではなく、経済政策の変更にあるということもまたきちんと報道されていないように思われます。 日本政府は、ペルー政府の態度を全面的に支持すると述べていること事態が、この占拠という行動を長引かせているともいえます。日本政府が、国際的な人権の基準に照らして、ペルー政府の政治囚の扱いや、経済政策のあり方に対して、自己批判をすることも迫られているのに、あたかも他人事のように対応していること自体をMRTAは批判しているのではないかと思います。


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MRTACommunique #1

The National Direction of the Revolutionary Movement Tupac Amaruは、本
日17日午後8時25分、特別部隊EDGAR SANCHEZが日本領事館を占領し、政財界や
外交関係団体の人々を囚人として捕捉した。

 我々は、この作戦に、 「沈黙を破ろう――人民は彼らの自由を求める」と
いうスローガンをもつ"c. OSCAR TORRES CONDESU" という名称を与えた。この
作戦は、司令官c. HEMIGIDO HUERTA LOAYZAのMRTAの指令下で行われている。

 我々は、ペルーの日本大使館の軍事占拠の時点から、すべての行動はそこに
捕捉された人々の身体的道徳的に無傷な状態を維持するように配慮されてき
た。我々は、ペルーの人々の悲惨と窮乏以外の何ものももたらすことのなかっ
たその経済政策への抗議とともに、この軍事占拠は、フジモリ氏の政府による
様々な人権侵害を支持し、我々の国における政治生活への日本政府の干渉に対
する抗議であるという認識によるものである。

 我々はまた我々の組織の数十名のメンバーとリーダーたちの生命を救うため
に、この極端な作戦をとらざるをえなかったということをもまたわが人民に知
らせたい。彼らは、非人間的な状態でと彼らの肉体的精神的な破壊を目的とし
た監獄システムのもとに投獄されている。彼らは、、フジモリ氏が「彼らは腐
敗し死ぬ以外にないであろう」と繰り返し語ったその言葉通りの「墓穴の監
獄」に閉じこめられているのだ。このフジモリ氏の言葉は、われわれの民衆の
幸福のための闘いのために武器を取る社会的な戦士たちに対する理不尽な願望
を表している。

 この意味で、我々は、我々が捕捉した人々の身体的に無傷な状態を尊重して
いるということ、そして政府が以下の要求に応じるならば、我々は彼らを解放
すると宣言するということをまた強調したい。

1. 政府は、大多数の幸福を目的としたモデルへと経済モデルを修正すること。
2. MRTAに属する全ての政治囚と我々の組織に属するということで訴追された全ての政治囚の解放
3. 日本の大使館にいる部隊とMRTAの全ての政治囚を中央ジャングルに移送すること。身の安全の保障のために、選ばれた若干の人間が同行すること。彼らは、我々がゲリラ支配地区に到着し次第解放されるであろう。
4. 戦争税を支払うこと

MRTAはすでに対話のための提案に回答するために配された組織を有している。
しかしこれは、政府から排撃され侮蔑されてきた。今日我々は対立状態にあ
り、捕捉されている人々の生命を危機にさらすようないかなる軍事的な選択も
その責任はすべて政府にあり、政府が我々の要求に応えなければ我々がとるで
あろうその他のいかなる行動についても同様にその責任は政府にある。

大衆とともに、武器を携えて、
PATRIA O MUERTE VENCEREMOS!

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