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【恒例の藤田氏叩き】切り出しが「戦争を望む人間はいない」ではジャーナリスト失格! − 藤田氏はたんなる扇動者 −
http://www.asyura.com/0304/war26/msg/307.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 20 日 00:15:02:

(回答先: ★アメリカの戦争に大義はあるか★Newsweek Online 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 19 日 23:00:45)


Ddogさん、こんばんわ。
恒例によりレスさせてもらいます(笑)

>戦争を望む人間はいない。しかし戦争をしなければならないときもある。それは戦争
>することによってしか平和が守れない場合だ。むずかしいのは、その判断が当事者は
>もとより周辺諸国の利害によっていつも異なることである。

この切り出しを読んで、藤田編集長はジャーナリストではなく、たんなる扇動者であることを改めて実感した。

この部分は、「平和を口にしながら戦争を望む人間はいる。しかも、戦争の理由が見当たらないときは戦争の原因をつくろうとする。それは戦争することでしかより大きな利益が得られず、自分たちには害が及ばないと確信したときだ。むずかしいのは、大きな影響力を行使できる国民にその正当性をりかいさせることであり、そのために小さな影響力しか行使できない相手国に愚かな行動を取らせることである」と書き改められなければならない。

>20世紀でもこの説明責任を忘れた戦争があった。それはアメリカがベトナムに介入し
>た戦争である。国際社会からの支持もなく、そしてアメリカ国民からもそっぽを向か
>れたベトナム戦争は、アメリカにとって大きなトラウマとなっていた。

冗談でしょう。東南アジアの共産主義ドミノ論で説明を果たしたし、ベトナム戦争の反戦運動が起きたのは米軍兵士の犠牲やベトナム農民の悲惨な状況が大きな問題になってからである。

この経緯は、日本人でも、現在50歳前後から上の世代であれば実感としてわかるはずだ。


>しかし今度のイラク攻撃はどうだろう。たしかにイラクのフセイン大統領が危険人物
>であることは明白である。湾岸戦争でイラクに課された大量破壊兵器の破棄も12年間
>にわたってのらりくらりと無視してきた。世界第2位の原油産出国であるのに、原子
>力発電所を欲しがるのは、核兵器を開発するという目的があるとしか考えられまい。
>生物兵器や化学兵器もたぶん隠し持っているだろう。

扇動者の本領発揮である。
イラクの原子力発電所は建設中にイスラエルによって破壊された。

今現在原子力発電所を欲しがっているのは、「イラン」である。
そして、「イラン」は、順番は別として、イラクに続き標的にされる国である。

ブッシュドクトリンが明示された現在、親米ではない国家が、核兵器や長距離ミサイルを保有しようとするのは当然であり、主権国家として正当な権利である。

それを国際秩序を揺るがす行為だといって非難したいのなら、国際社会は、米国に「ブッシュドクトリン」こそを放棄させなければならない。
それに口をつぐんだまま、北朝鮮であれ、イランであれ、核兵器開発を云々することは道義に反するものである。

>フランスをはじめロシアや中国といった大国は「アメリカの暴走」に反対している。
>ただ、これらの国が、具体的にどうすればフセインを武装解除できるのかという道筋
>を示していないのも事実。「査察継続」を主張しているとはいえ、アメリカがあれだ
>けイラクに軍事的圧力をかけなかったら、フセイン大統領はミサイルの破棄や生物・
>化学兵器に関連する書類を提出しただろうか。つまりフセイン大統領は、湾岸戦争以
>来ずっと「ゲーム」をやっているのである。このゲームをいつまで続けるのか、フラ
>ンスなどはその答えを示していない。

建前だけだろうが、本音だろうが、米英に反対する大国は、最終的には武力を行使してでもイラクが大量破壊兵器を保有しているのなら廃棄させると言明している。

フランスをはじめロシアや中国といった大国は、以前から「対イラク制裁解除」を主張しているように、イラクからすでに大量破壊兵器がなくなっていると判断している。

今回の1441号決議も、強硬論を主張する米英の意を汲むと同時に武力行使の抑制手段と賛成したのである。

このようなことが読めないようでは、やはり単なる扇動者ということになる。


>対イラク攻撃が後世の歴史家からどう評価されるか、それを現時点で言うのはむずか
>しい。世界を平和にする大義ある戦争か、あるいは超大国の傲慢な戦争か。ただ、ど
>う評価されるにせよ、多くの血が流れることは変わらない。

イラク攻撃は歴史的過去ではなく現実の問題であり、後世の歴史家がどう評価するかは、その歴史家の価値観(歴史観)に拠るのであり、それが“真理”や“真実”というわけではない。

現実の問題を未来に預けるのではなく、現実を生きている人々がそれをきちんと評価し、傲慢な国家の誤った行動を止めることこそが、“歴史的課題”なのである。

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