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”直接の責任者が昇格して社長”
http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/579.html
投稿者 再び問う 日時 2003 年 7 月 12 日 03:27:33:

(回答先: 珊瑚礁落書き捏造事件の記事 投稿者 再び問う 日時 2003 年 7 月 12 日 02:51:35)


 「珊瑚落書き捏造事件」の”直接の責任者が昇格して社長”に。…
 しかも、中江氏もリクルート株を7000株譲渡されていた。

 (金額でいくと、一柳氏が7千万円、読売の渡辺恒雄氏が一億円と言われている)

 ともあれ、リクルート事件の核心は、中曽根氏らが関わった”軍事”にまつわるものであり、株の譲渡は「ついで」のものに過ぎなかった。
 リクルートにからむことでは、「暴力装置」が動くのも、偶然ではないかもしれない。


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1989年(平成元年)5月27日 土曜日
朝日新聞朝刊1面

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 一柳社長が辞任 サンゴ事件で引責 後任に中江専務 朝日新聞社

 朝日新聞社は二十六日に開いた取締役会で、沖縄・西表島沖のアザミサンゴに本社カメラマンが傷をつけた事件について、社としてのけじめをつけるため、一柳東一郎社長が責任をとって辞任し、後任社長には中江利忠代表取締役・専務(編集担当兼国際担当・アエラ発行室長)を昇格させることを決めた。社長交代は六月二十四日の同社株主総会の機会に行われる。
 取締役会で、一柳社長は「今回の不祥事は単なる誤報の域を超えたものであり、捏(ねつ)造された写真をもとに、逆に世の中を戒めるという異常なものである。作為的に世の中を欺いたものといわれても弁明の余地はない。社としては、すでにカメラマンの退社処分を含む関係者の処罰、東京本社の編集局長の更迭などを行い、紙面の上で繰り返し読者におわびしたが、これは当然のことであり、決して十分ではない。この際、社としてのけじめをつけるために社長が辞任し、新しい社長のもので読者の信用を回復するための努力を重ねる以外にない」と述べ、中江専務を後任に指名、取締役会全員の了承を得た。

 一柳社長は昭和五十九年十二月に社長に就任した。
 中江 利忠(なかえ・としただ)東大卒、昭和28年朝日新聞社入社、東京本社経済部長、同本社編集局長などを経て、57年取締役、58年総務労務担当取締役、59年常務、61年編集担当常務、62年専務、63年6月から代表取締役・専務。59歳。


 日本新聞協会の次期会長を辞退 一柳社長

 朝日新聞社の一柳東一郎社長は二十六日、社長辞任に伴い日本新聞協会次期会長の就任辞退を小林与三次同協会長(読売新聞社社長)に申し出た。一柳社長は、協会内の選考委員会で協会長就任が内定しており、六月七日の同協会総会で、正式に選出されることになっていた。
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 辞任にあたって 社長発言の要旨

 本社カメラマンによる西表島のアザミサンゴ損傷事件について、朝日新聞社としての責任にけじめをつけ、これから会社を挙げて信用回復の歩みを進めて行くため、私はこの際、社長を辞任し、六月二十四日の株主総会終了の時点で、中江利忠専務と交代することにしました。
 今回の事件が表面化した十五日、私は大阪から夜に帰京しました。羽田空港からの車の中で事件の第一報を聞き、それ以来、対応に当たって来ましたが、事件そのものの異常さ、重大さを考えるとき、朝日新聞社として、この際行うべきことはすべて行ったといえるだろうか、という点がずっと心にかかっていました。
 問題の四月二十日付夕刊の写真と記事「写'89『地球は何色』」を私は繰り返し読みました。写真を取ったカメラマンを記事を書いた記者は別人ですが、環境保全の大切さを訴えたキャンペーン的な報道であり、写真と記事は一体のものであります。貴重なサンゴを自ら傷つけた、いわばうそをもとにして世の中のダイバーを戒め、自然を大事にしない世の中の風潮に警告を発しているわけです。
 どう考えても、普通の誤報といったものではありません。また、取材の行き過ぎといったことでもありません。まさに読者の皆さまを愚弄(ぐろう)するものであり、故意に世の中を欺いたものと言われても、返す言葉がありません。読者の皆さまから、また世の中の多くの方から、怒りの声が集中したのも当然です。
 朝日新聞社はこの件に関して、カメラマンの退社処分を含む関係者の処罰、編集局長の解任などの措置を取りました、紙面では繰り返し「おわび」を載せ、社説や天声人語でも恥じ入って謝りました。
 一応の処分は済んだと言えるかもしれません。しかし、読者の皆さま、世間の方からみればどうでしょうか。そうした処罰は当たり前すぎることでもあり、おわびもまた当然のことでありましょう。
 今回の事件の責任というものは並大抵のものではありません。関係者の処分をし、おわびも載せました、で済む問題ではないし、朝日新聞はそれで済ませたつもりか、というのが読者の皆さまの偽らざるお気持ちだろうと思います。
 この際、最高責任者である私が、そのポストを辞めることで責任の問題にけじめをつけ、新社長の下で、全社員が深刻な反省を踏まえつつも、前向きに踏み出してもらうのが一番いいのではないか、という結論になりました。
 昭和二十五年に「伊藤律架空会見記」という、思い出すのも忌(い)まわしい「虚報事件」がありました。これによって朝日新聞の信用は大きく傷つきました。その事件と比べても今回の方が、より深刻であります。
 何度も心の中で反芻(すう)し、辞任を決断しました。
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