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今後の世界と日本   [里心さんに応えて]
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投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 09 日 21:38:06:Mo7ApAlflbQ6s


里心さん、こんにちわ。


新世界政府の場所など具体的なことはともかく、大きな流れとしての認識を共有し、イヤーな感じになっています。

■ “新世界秩序”は米国の一極支配をめざすものではない

 戦後世界こそが米国の一極支配構造であり、“脱戦後世界”は、それとは違った新しい支配構造がプランされているはずです。
 この間の世界の動きを米国の一極主義云々と評するのは、ソ連や中国といった共産主義国家が米国の向こうを張れるものだったという錯誤=冷戦思考の残滓に基づくものです。

 現在進められている「対イスラム戦争」は、米国が一極支配構造をフルに活用して行う最後のご奉公だと思っています。
 端的には、経済的理由から米国が一極支配を継続できなくなる前に、米国の力を思いっきり利用というものです。
 米国のユニラテラリズムという言説も、米国の覇権が今後も続くと思わせるものですから、日本の親米派に見られるように「ここで米国を支援しなければ取り残されバツを食らうことにある」という煽りにつながり、資金や兵力の拠出を促進する効果を発揮します。
 「対イスラム戦争」は米国の“自爆攻撃”であり、勝っても負けても、米国は大国の地位を保つとしても覇権は失うことになります。

 米国一極支配という戦後世界構造が終わっても、すぐに国連という政治的再編には進まないと考えています。
 なぜなら、ある意味局地戦である「対イスラム戦争」よりも、先進諸国を襲う同時的デフレ不況という経済問題のほうが世界的な関心事になると予測するからです。
(「対イスラム戦争」はダラダラと続く治安活動戦争の様相を呈するはずです。ベトナム戦争のように、抵抗勢力に先端兵器を供給する国家もありません。近代最後の戦争と思われる「対イスラム戦争」はまさに肉弾戦として戦われるものです)

 また、「対イスラム戦争」を始めたのも、世界構造の再編が必要と判断されたのも、今後現出すると読み切っている現在問題を“彼ら”的に解決するためです。
 米国の経済的崩壊はイコール戦後世界構造の崩壊です。
 政治はあくまでも経済社会の統合手段です。新世界秩序として最初に着手されるテーマは、金融と産業の制度的改変だろうと予測しています。
 (詳細は抜きにして、新国際通貨と産業の国有化がテーマになるはずです)

 政治的再編は、“新国連”という世界政府的権力機構の前に、地域の政治的再編が行われると見ています。
 国民国家から一気に世界政府というシナリオは無理があります。その中間形態として、地域の緩やかな政治的統合体がテーマになるのではと予測しています。

 経済的再編及び政治的再編には、ユーロとEUというリアルなサンプルがあります。
 主権国家を残しながら、近代国家の生命線とも言える通貨発行&管理権をBOE(欧州中央銀行)に譲り渡す“愚”がひとまず実現できています。
 EUは、さらに主権国家である加盟国から政策の独立性を奪うために、EU憲法の制定にまで進もうとしています。
 EUとユーロは、プランされている新世界秩序を推察する上で貴重な実態だと思っています。
 もちろん、EUとユーロは、あくまでも“実験”ですから、そのまま本番に直結するわけではないと考えています。


■ パワーエリートのえぐさはハンパじゃない

 里心さんの「パワーエリートの考えていることはハンパじゃないよ、いっとくけど。常に両建て作戦。彼らは米ソ対立の偽の構図を作り出したが、米英独善主義VS国連中心主義の偽対立がつきつけられているわけ」という見方は極めて重要です。

 この視点がないと、パワーゲーム(国際政治や国内政治)はわけがわからないものに見え、結果だけを受け入れることになると思っています。

 米英独善主義VS国連中心主義(米英が殺戮と破壊を行いアナンやフランスが諌めるという演劇)、米国国防総省 Vs. 米国国務省(国防総省が一極主義で国務省が国際協調派というお芝居)、イスラム支配層 Vs. 米英支配層(合意はあるのに時には非難し合う茶番劇)、北朝鮮 Vs. 米国(対立関係はお終いにしたのに吠え合うコンサート)に撹乱されて、演劇がそのまま現実であるかのように見えてしまいます。
(アホのブッシュジュニアを大統領に据えたのも深慮遠謀です。ちょっとでもまともな思考力がある人なら、あまりにも馬鹿げた原稿で演説するときにはその思いが顔に出てしまいます)

 イラク攻撃前の米英 Vs. 仏独の対立も、茶番劇の一つだと思っています。
 米英が軍事支配することが肝要で、国連主導でイラクに侵攻するわけにはいかなったのです。
 国連主導であれば、占領支配の在り方にも政権移譲の形態や内実にも“調整色”が付きまとい、「もうフセイン政権は倒れ新政権が誕生したんだからあらゆる国の軍隊は撤退すべき」という国連的正論を覆すことは困難です。

 日本国内についての小沢氏の役割に同意します。
 自民党も、ある意味で、米国と同じように“自爆攻撃”に突っ走っているのかもしれません。(米国支配層と違って自民党は無自覚でしょうが...)
 小沢氏はその後にお出ましということでしょう。

 ただ、「自衛隊は国防軍に昇格」というかたちで日本を“普通の国”にするつもりがあるのかについては疑問を抱いています。
 日本をアジアという地域の指導国にするつもりならそうなるでしょうが、中国に白羽の矢を当てているのなら、地域に複数の軍事大国があることは“危険”・“面倒”・“不要”ですから、日本は弱小軍事国のままで留め置かれることになると予測しています。
 そうであれば、日本が国連の常任理事国になることもないはずです。

 どうも、今回のイラク戦争に参戦した(する)国は、米英を除き、使い捨ての憂き目に遭うように思えます。(米英もある意味では使い捨てですが)

 これくらいエグイのがパワーエリートだと思って国策を考えていかなければ、大変動のなかでまともに生き残ることはできないと考えています。


 “彼ら”は、力なき者や知性なき者をとことん愚弄して喜ぶ体質を持っていることを忘れてはならないと強く思っています。


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