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Re:いきなり割り込んでごめんなさい、、ただリチャード・A.ヴェルナー氏の本も参考になると思います。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/823.html
投稿者 オニオン 日時 2003 年 12 月 18 日 00:36:50:iftHLhX4R7M9I

(回答先: 貨幣生成の原生へ、そして近代以降へ  [“コモンズの海”のご紹介も] 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 12 月 17 日 12:57:27)

いきなり飛び込んで申し訳ないんですが、マネーや信用創造に関する本でしたらリチャード・A.ヴェルナー氏の本も参考になると思いレスさせていただきます。

『円の支配者 誰が日本経済を崩壊させたのか』
 
目次

マネーのプリンスたち
戦時経済
戦後、いっそう強固になった戦時経済体制
銀行業という錬金術
信用創造―経済の総司令部
窓口指導と日本の覇権をめぐる争い
実験―日本の最初のバブル経済
マネーのミステリー―円の潮流
円の大幻想―信用のバブルとバブル崩壊
不況を長引かせる法
大蔵省と日銀の「バトル・オブ・YEN」
銃の引き金を引いたのは
円のプリンスたち
日本改造十年計画
もうひとつの奇跡
景気浮揚―回復は始まっている
アジア―プリンスたちのつぎの仕事場
セントラル・バンガーが暮らしを支配する
アラン・グリーンスパンの秘密

レビュー

Amazon.co.jp
「バブルの創出も崩壊も日銀の『日本改造10年計画』の中に組み込まれていた」というのが本書の主題である。著者のリチャード・A・ヴェルナーは日本銀行の客員研究員時代の調査をもとに、権力が集中し、コントロールを失った日銀の内部事情を明らかにし、その金融政策がバブルの創出、崩壊にいかなる影響を及ぼしたのかについて厳しい指摘をしている。

経済政策は旧大蔵省が行う財政政策と中央銀行(日本銀行)が行う金融政策に大きく分けられる。だが、戦後の日本においては、大蔵省の財政政策ばかりに注目が集まり、日本銀行の経済に対する影響力は見過ごされていた。著者によれば、財政政策の効果は日銀が貨幣をコントロールすることで変えられるし、実際に日本銀行はそうすることによって日本の構造改革を進めようとした、というのだ。

本書を読めば、国民によって選ばれた人間ではなく、「プリンス」と呼ばれる一部のエリートが日本経済を動かしているという事実に、恐れを抱かずにはいられなくなる。論議をかもすこと間違いなしの衝撃的著作である。(土井英司)

出版社/著者からの内容紹介
バブルの創出も崩壊も日銀の「日本改造十年計画」の中に仕組まれていた! 政府が景気回復に向けて必死の努力をしていたとき、なんと日銀は信用を収縮させ、景気回復を故意に遅らせたのである。 なぜか? 著者は名探偵のごとく犯人を追いつめ、遂に日銀の陰謀ともいえる行動を突き止める。 日本を震撼させる力作!


内容(「BOOK」データベースより)
この本は新進のドイツ人研究者による、真に衝撃的な、日銀と日本経済の研究である。われわれはこの本をとおして、初めて、バブルの創出と崩壊、この十年の日本の苦境の真因を知るだろう。政府が景気回復に向けて必死の努力を重ねていたとき、なんと日銀は信用を収縮させ、景気の回復を故意に遅らせたのである。なぜなのか?これが本書の核心である。著者は名探偵のごとく、犯人を追いつめ、遂に日銀の陰謀ともいえる行動を白日のもとにさらした。日本を震撼させる快著。


内容(「MARC」データベースより)
バブルの創出も崩壊も日銀の「日本改造10年計画」の中に組み込まれていた。日銀の行動を白日のもとに晒す。新進のドイツ人エコノミストによる、日銀と日本経済の研究。


著者について
1967年ドイツ・バイエルン州生まれ。オックスフォード大学大学院博士課程を経て、東京大学大学院で経済学を専攻。ドイツ銀行証券会社、野村総合研究所経済調査部等を経て、91年末〜93年末までオックスフォード大学経済統計研究所の研究員として日本銀行金融研究所及び大蔵省財政金融研究所で研究を重ねる。97年より上智大学講師

また、『謎解き!平成大不況―誰も語らなかった「危機」の本質』もお勧めです。
併せて読んだほうがわかり易いと思います。

レビュー

Amazon.co.jp
不況の原因も有効な経済政策も見出せないまま、日本経済は10年以上も低迷を続けている。本書は、そこでほとんど顧みられなかった経済政策の根拠を正面から問い直すことで、日本経済を一挙に説明する理論を導き出している。

著者の問題提起は、さまざまな経済政策にもかかわらず経済がよくならないのなら、その根拠のマクロ経済学理論のほうが間違っているのではないかというもの。本書では、政府・経済当局が行ってきた計10回、総額150兆円近くの財政支出、ゼロ金利政策、構造改革などがいずれも無効だったことを検証したうえで、古典派、新古典派、ケインズ学派、マネタリストの主流4理論に対する批判的な考察を展開している。

とくに、4理論の「お金の供給量」と「GDP」のとらえ方を問題視する著者は、そこから銀行の信用創造(融資)の「特殊な役割」を導き、それを考慮すれば4理論が説明できなかった経済現象を説明できるとしている。80年代に崩れ、世界中のエコノミストを悩ませてきた貨幣数量説の「謎」も解けると著者は主張するのである。

さらに驚かされるのは、その理論が日本のバブル経済や平成不況、韓国や米国の経済再生などを一貫して説き明かし、デフレ克服による経済成長や不良債権処理の処方せんをいとも簡単に導いてしまう点である。その処方せんは政府と日銀の踏み込んだ行動を促すもので、とくに日銀の役割が焦点の状況にあっては非常に示唆的である。

本書は、著者の前作『円の支配者』の背景にある考え方をまとめた本格論考『虚構の終焉』の要約普及版的な1冊である。「謎解き」のわかりやすい展開なので、さほど経済学の知識がない方でも、問題なく読み進められるだろう。(棚上 勉)

出版社/著者からの内容紹介
ベストセラー『円の支配者』で日銀の秘密を明らかにした著者が、過ちを繰り返す日本の経済政策に物申す! わが国を救う緊急対応策が、いま明らかに!!
同時発売の本格的経済理論書『虚構の終焉』のエッセンスをわかりやすく解説した特別講義が開講。
▼もし、大学で教えられている「経済学」も、政策決定に使われている「経済理論」も、テレビでエコノミストが話す「経済解説」も、すべて間違いだらけだとしたら……。
景気好転など期待できないのではないでしょうか? いまや世界最大の謎となった<平成大不況>の原因を、本書は順をおって解明していく展開をとっており、各テーマごとに会話・イラスト・図表を満載。
謎は次第に解かれていきます。そして最後にはヴェルナー流の新経済学理論による解決策を明示します。
「構造改革なくして、経済成長なし」の発言や、世界中のエコノミストたちの不毛な経済論戦に終止符をうつ打開策を提示し、日本の明日を考えていきます。


内容(「MARC」データベースより)
今の不況を作り出し長引かせた、政府および日銀の責任者の罪とは。ベストセラー「円の支配者」で日銀の秘密を明らかにした著者が、過ちを繰り返す日本の経済政策に物申す! わが国を救う緊急対策が今、明らかに。

目次

第1章 日本の十年不況は世界最大の謎
第2章 現実とはかけ離れた「主流の経済学理論」
第3章 経済学理論のここが間違っている
第4章 謎は解けた! バブルそして平成大不況
第5章 日本経済は驚くほど簡単に回復できる

この二冊は非常にお勧めです。

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