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講談社インターナショナル「免疫革命」
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投稿者 オリハル 日時 2003 年 12 月 24 日 21:18:28:3eVpHzO3Pti46
 

(回答先: 風邪の解熱剤は逆療法 投稿者 寅蔵 日時 2003 年 12 月 23 日 22:02:50)

http://www.bekkoame.ne.jp/~oriharu/jImmunity.htm

 講談社インターナショナル発行の「免疫革命」(\1,600+税、2003.07.11第一刷発行)という本には、現代医療の「肉体パーツ寄せ集めの理解」を統合化する理解・視点を提供しています。著者の安保徹あぼ・とおる氏によれば、身体のシステムを統合的に管理しているのは免疫(=自己)であり、この立場からであれば、ガンなど様々な病気を「正しく理解」できるため、医者が快方に向かわせることが出来るようになるそうです。従来の「現代医療」は、統合失調状態だったんですね(^^;。

ガンという病気は(生き方・習慣の歪みなどによる)免疫力の低下から起こる

免疫システム理解の基本

・白血球=マクロファージ【親:全白血球数の5%】+顆粒球【子:60%[内、80%が好中球:P57]】+リンパ球【子:35%】 (P214、219より)

・赤血球もマクロファージから分かれた。

 マクロファージとは、未だに人体内に残っているアメーバ様の細胞【機能万能】であり、とにかく異物を飲み込む性質がある。これが進化して機能分化すると、

・顆粒球【貧食能が強化=比較的大きな異物[細菌等]を飲み込む。骨髄で生まれ、寿命は1〜2日で、粘膜[増えすぎたら皮膚上皮にも達する(P60)]に至って死ぬ細胞】や、

・リンパ球【貧食能が退化=比較的小きな異物[ウイルス、タンパク等]を処理[飲み込むのではなく表面に接着させて集めたり、表面の接着分子[抗体:タンパク分子]だけを放射して、それ単独が収集]する】や、

・赤血球などになる。

 抗体【接着剤:P220】にも色々な形があり、身体の外から進入してくる異物【抗原】に応じて免疫系が作り出す。体内のどこかに抗原となる異物が進入して炎症が起こると、マクロファージ【親】は、その異物【抗原】の性質を見分けて、複数の種類のサイトカイン【細胞間の情報連絡をする高分子で、インターフェロンを含めて50種類程度発見されている:P225】を放出し、他の白血球【子】や顆粒球【子】に指令を出す。

・例えば、初めて進入してきた抗原の場合、マクロファージ【体内アメーバ】は自分の【表面に】持っているタンパク分子【MHC:個人により違っている:P248】の溝に抗原を入れて形を特定し、対応したサイトカインを放出し、そのサイトカイン情報をヘルパーT細胞【リンパ球】が認識し、その抗原情報に対応した抗体を持ち始めたB細胞【リンパ球の一つ】がクローン[コピー]を大量に増やして、同時にその抗体が単体で大量に放出されることで、外部から進入した抗原にB細胞よりも速く達して抗原を無害化し、やがてB細胞も到着・参戦して病気が治癒する。その後、B細胞の一部はその抗原情報を記憶したままリンパ節に集まって休眠する。将来、「同じ抗原」が進入してきたとき、最初の時のような「情報取得の為の時間」は、かからないので、大量のB細胞クローンが出来上がり、発熱も僅かの内に抗原の起こす炎症を止めてしまう。これが免疫の仕組み。同じ病気にかかりにくくなる(P219〜222)。【故に、リンパ節は、コンピューター用語で言えば、星の数のウイルスを記憶しておくパターンファイル、データベースですから、手術で取り去らないほうが良い。取り去ってもこれといって効果はないそうです。ガンの転移を恐れてリンパ節廓清かくせいをしても、予後に変化の無い人が多いそうです(P98)】

現代医療では、「ガンの三大療法」すなわち、1)手術、2)抗がん剤、3)放射線があるが、3つ共、自然治癒力=免疫を弱めているそうです。【発想が対症療法の故】

1)手術

 

 組織の破壊がストレスとなり、交感神経が興奮し、顆粒球増多【顆粒球増多=リンパ球減少】となり、一時的にガン細胞増殖の条件【免疫力の低下】を満たす。

2)抗がん剤

 ガンの苦しみは実はガンそのものが原因ではない(P29)。身体が病を脱却しようとして必然的に起きている治癒反応【発熱、痛みなど】を薬で抑えつけるので、体がそれに反発して失われた血流を取り戻そうとして、薬とも戦うことになる。血流を増やす反応は強く起こると痛みを伴う。薬とは逆に、「リンパ球移入法」という免疫力を上げる治療を行っている人は、ガンの三大療法を受けた人のような激しい消耗や苦痛を感じることはない。しかし、抗ガン剤や放射線治療と併用している場合は、治癒率が全く上がっていないそうです。(P129)

 抗ガン剤は、ガン細胞のみならず、全身の組織の再生【細胞分裂】を阻害する【=皮膚がボロボロ、髪が抜ける、唾液分泌の停止、下痢になる】。阻害される部位は組織再生が本来活発に行われている場所【外胚葉から出来た臓器(皮膚と神経)の上皮、内胚葉から出来た臓器(消化管と肝臓)の上皮と、それらの上皮に混じって存在する腺組織:P83】であり、脳や神経などの再生がほとんどない細胞は抗ガン剤の影響はあまり出ない。(P105〜106)

3)放射線

 放射線によって、たとえ組織の一部でも破壊されると、その部分をすばやく修復しようとするために、身体全体が交感神経緊張状態になって、その結果、全身で免疫抑制【顆粒球増多=リンパ球減少[通常の30%以下になる事:P87]】が起こる。これは放射線療法だけではなく、大火傷、交通事故による大怪我の時も全身で免疫抑制【顆粒球増多=リンパ球減少[通常の30%以下になる事:P87]】が起こるのと同じである(P22)。

 現代の「ガンの三大療法」での治療が一段落する頃には、身体中で免疫抑制【顆粒球増多=リンパ球減少[通常の30%以下になる事:P87]】が強く起こって、リンパ球の数が激減してしまいます。つまり免疫の戦う力が無い状態で治療が終わる。すると、今度また、ストレスがかかってガンが再度勢いを盛り返した場合、もう身体は対抗する力がなくなっているので、ガンがすばやく進行して手の施しようが無くなる(P22)。現代医学の「ガンの三大療法」は、ガンを「根本的に治す」には適さない方法だそうです。ガンを自然退縮に導く自然の力=免疫力を高める方法では、熱が出たり、痛みが出たりする時期が「一時的に来る」が、「治癒」に向かう為に必要なものであると「理解する」事が必要。

 対症療法の発想が有効なのは、急性の疾患に対して、薬が短い時間使われるような場合だけ。慢性疾患に対して対症療法の【西洋的】発想で臨むのは危険である。今、現代医療は、「慢性疾患が難治化している」という現実に直面している。(P33)患者さんも、「症状」が一時的に消えて楽になるので、治ったように錯覚してしまうが、実際にはステロイドや免疫抑制剤[リンパ球数を通常の30%以下にする事]によって、免疫力がかなり低下している。(P32)持つべき理解は「病気の不快な症状は、治癒反応である」。(P34)

 「腫れが出たら消炎剤、熱が出たら解熱剤、痛かったら鎮痛剤」を始めとする対症療法は、発想が危険であり、著者は危惧されています。(P76、118)熱が出るのは、免疫細胞を活性化させる為の反応【温熱療法の原理:P121】で、これを冷やしたりしたら、免疫細胞の戦う力が弱くなる。発想が「根本治療」とは相容れない。

・ネズミによる発ガン実験

 ネズミに悪性のガンを発ガンさせるためには、100万個も注射しなければならない【リンパ球が守っているから】。しかし、放射線を当ててリンパ球を減らしておくと、たった千個注射するだけで発ガンするそうです。故に、人間も、リンパ球の数を上げるような【精神=神経】生活をしていれば、なかなかガンにはかからなくなる。人間の体内では毎日100万個のガン細胞が生まれていると言われているそうです。(P87)



ガンを快方へ向かわせる4カ条



1)生活パターンを見直す

2)ガンへの恐怖から自由になる

3)免疫を抑制する治療を受けない。または止める

4)積極的に副交感神経を刺激する

免疫療法の反応

 4カ条を実践するとガンの増殖が止まり、リンパ球がある程度以上に増えるならば、ガン組織の自然退縮が始まる。自然退縮という治癒の時期には、治癒反応が起こり、一週間程度は寝込むようなつらさがあるが、根本的に快方へ向かっている事を理解すべきだそうです。(P119)

 「ガンの転移」は悪化ではなく、快方へ向かっているサインである。ガンの巣が白血球に攻撃されて悲鳴をあげ、生き延びようとして散らばっているのが「転移」だそうです。リンパ球数を常時モニターすることは、患者の精神衛生上、大変に良いこと。リンパ球数が上昇して転移が起こっているならば、快方へ向かっていると理解せよ。このような時期、一時的に腫瘍マーカーの数値が上がる現象が起こる事実も知っておけば、腫瘍マーカーの値に一喜一憂【ストレス】する必要がない。(P124) また、免疫能が上がるとガン部位の直径が拡大していても、中心部が壊死(えし)を始めている場合が多いそうで、X線写真や、CTやMRIの画像にも一喜一憂する必要はないそうです。そのような検査結果よりも、「自覚症状」(とリンパ球数)で判断するべきだそうです。(P135)

 老人のガンであっても、ゆっくり治す免疫療法なら可能性が高い。


「3つの体内システム」

1) 代謝エネルギー・システム:エネルギーを消費・蓄積するバランス・システム【[食+呼吸+熱]への考慮】

2) 自律神経システム:緊張時の交感神経【で顆粒球が増える】+リラックス時の副交感神経【で白血球が増える】のバランス・システム

3) 白血球システム:自律神経に支配されている白血球(P231)は、細菌を処理する顆粒球と、免疫を司るリンパ球へと分かれる。自律神経のバランスの乱れは、免疫システムを左右している。(P37)

 

システム理解の基本

・緊張し過ぎると、交感神経が興奮し過ぎ、顆粒球【分解酵素の塊で、大量の活性酸素も細胞内に発生するから、細菌など捕食したものが分解される】が増え過ぎ、組織破壊系の病気が起こる【自分の細胞を非自己として処理を始めてしまう】(P37)。血管も収縮し過ぎて血流障害も伴う(P59)。

 これは進化の観点から見ると、生物が活動【=交感神経が興奮】すると、手足が傷つく→色々な細菌が進入してくる→顆粒球が増えて活発化し細菌と戦う(P234)。

 交感神経は、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンによって刺激され、身体が興奮する。血流が細くなり、無我夢中、知覚鈍麻を招く。(P73)

・リラックスし過ぎると、副交感神経が興奮し過ぎ、リンパ球が増え過ぎ、アレルギー性の病気が起こる。(P37)

 これは進化の観点から見ると、生物が食事したり、休んでいる時【=副交感神経が興奮】は、筋肉よりも消化活動が活発化→消化酵素によって分断された微細な粒子が消化器から体内に侵入する→リンパ球が増えて活発化し防御する。そもそも、リンパ球は消化管をとりまく形で進化が始まっている(P235)。


 副交感神経は、アセチルコリン、プロスタグランジン、ヒスタミン、セロトニン、ロイコトリエンによって刺激され、身体がリラックスするが、過剰反応を起こすと、熱、痛み、発赤、血流増加【=低血圧症によるショック[アナフィラキシー・ショック]】と、不快になる。(P73)

●交感神経が興奮【顆粒球>リンパ球】する条件は、ストレス。

●副交感神経が興奮【顆粒球<リンパ球】する条件

・冷房:職場で長時間冷房にあたり、外に出ると身体が温まる→血流増加→だるくなる=副交感神経優位【腹痛など発症】

 ここで病院へ行くと消炎鎮痛剤を処方されるが、これは身体を強く冷やそうとする【腹痛そのものは治るが、身体全体を冷え性にし、それに反発して血管を拡張して血流を増加させようと身体は「余計なエネルギーを消耗し」、エネルギーシステムが破綻に近づく可能性あり】。その状態で翌日も職場で長時間冷房に当たると「冷えすぎ」になるだろう。

 『おそらく、女性の生殖機能器官での発ガンは、ほとんどが冷えから誘発されていると思います。発ガンには至らなくても、月経困難症(P83)、子宮内膜症、子宮筋腫、卵管炎、卵巣嚢腫なども、冷やされたり、あるいは消炎鎮痛剤を長く服用しすぎて起こる病気だと考えられます。』(P42)

病気ごとの発症システム

【病気の80%は、顆粒球が増えてリンパ球が減少することで起こっているそうです:P72】

筋肉が硬くなるパーキンソン病

 パーキンソン病患者の脳は黒質【ドーパミン[交感神経緊張の神経伝達物質]産生細胞】という部位の細胞がひどく損傷していたので、現在は、ドーパミン【の前段階の物質[前駆体]】を投与している。その研究者達はノーベル賞も取ったので、ひたすらその方向へ行っているそうです。著者によると、交感神経緊張を促す神経伝達物質を投与するのはおかしいと言います。その証拠にパーキンソン病患者は大抵、不眠、便秘など、どれも交感神経の緊張を表しています。

 3つの体内システムの立場からハーキンソン病を見れば、筋肉が震えるというのは老人のと同じで、緊張しすぎで血流不足になった筋肉が、血流を増やそうとする反応であり、ドーパミン投与の代わりに、血行を増やす入浴や体操をし、便秘にならないように玄米、繊維質、野菜やキノコ食を中心にすることにより、口もきけなくなっていた患者が1週間程度で歩けるようになった例がたくさんあるそうです。(P49)

老化・やつれ

 免疫を司る白血球の中でも、マクロファージが基本だそうです(P52)。免疫は生命の維持と破棄の両方に関わっているシステムで、マクロファージ(破骨細胞)は、疲れ果てた自己の細胞を食べて処理する働きもある。精神的に疲れて「やつれる」「老化」というのは、免疫のこの種の働きであると統合的立場からは考えられるそうです。

交感神経優位→顆粒球増多→常在菌と戦って化膿を引き起こすか、または、細菌が無ければ組織破壊の炎症を起こすもの

 1)歯槽膿漏【精神的ストレス故】、2)胃潰瘍【精神的ストレス故】、3)十二指腸潰瘍【精神的ストレス故】、4)潰瘍性大腸炎、5)クローン病、6)痔疾【精神的ストレス故】、7)急性膵炎【酒の飲みすぎ故】、8)急性腎炎、9)突発性難聴【精神的ストレス故】、10)吹き出物【上皮炎症】、11)顔中ニキビだらけなど。

新生児の顆粒球増多

 大人でも白血球の数は通常、5,000〜6,000個/μl【マイクロリットル】であり、1万個を越す事はほとんどないのに、新生児は15,000個もあるそうです。これは、酸素の取り入れ方が臍の緒→肺呼吸と一変することにより、体内の酸素濃度が一気に上がり、ストレスとなるために、顆粒球が増えるそうです【検証済み:P63】。生まれて1日程度は交感神経が優位で興奮しているのでおっぱいも飲めないそうです。でも、3日目程度になると、副交感神経【←消化管を支配している】とのバランスが取れてきて、ミルクを飲むようになるそうです。

 その後、4歳までは圧倒的にリンパ球体質だが、それは、大変な勢いで成長しているエネルギーのストレスと相殺してバランスが取れている。

 その後、4〜15歳の時期は[リンパ球:顆粒球]=[50:50]【実はリンパ球過剰状態】だが、

 15〜20歳頃には[リンパ球:顆粒球]=[35:60]【バランスの取れた成人型】になる。(P143〜144) ただし、発展途上国の子供達は、先進国の子供達よりも小さいときから重労働や厳しい暑さ寒さにさらされるので、ストレスが多く、顆粒球数とリンパ球数の逆転が早く起こって成人型になって行く傾向があるそうです。(P159)

新生児黄疸

 胎内にいる胎児は肝臓で造血して胎児型ヘモグロビンを作っているそうです。ところが、誕生した後、造血機能は骨髄に変わり、胎児型ヘモグロビンが全て破壊される為に起こるそうです。

・難病と言われる膠原病【慢性関節リューマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、橋本氏病、甲状腺機能亢進症、シェーグレン病、ベーチェット病、紫班病、自己免疫性肝炎、等々、50種類以上ある】:

 ストレスで免疫が低下するため、内在性のウイルスが活性化して組織破壊が起こる。それを修復しようと血流が押しかけて炎症が起こるから具合が悪くなる(P66)。膠原病に関する詳細は、P169より。膠原病は、従来、免疫亢進して起こると考えられていたが、それは間違いで、ストレスによる免疫抑制の病気だそうで、医者は全く逆の「悪化させる治療」をしてきたそうです。さらに、ステロイドを長期使用すると、膠原病をわざわざ「不治の病にさせている」のだそうです。(P172〜173)

ガン



 ガンは細胞にストレスが加わってあまりにも頻繁に早く組織再生を促されると、その時の活性酸素がDNAを傷つけて細胞分裂の調節が狂う事で起きる。活性酸素源は、ほとんどが顆粒球らしい(P67)。つまり、交感神経優位による顆粒球増多【免疫低下】で活性酸素が増え、結局は自分の身体のシステムのアンバランスによる発病の割合が高いらしい。(P82)

 逆に、リンパ球過剰で副交感神経優位過剰となり、アセチルコリン、プロスタグランジンという血管拡張因子が出るので【=過剰にリラックスするので】血管が開きすぎて血流障害が発生して発ガンする場合もあるそうです。ただ、このようなリンパ球過剰の患者はたいへん治り易いそうです。(P131)

アレルギー【アトピー性皮膚炎、気管支喘息、通年性鼻アレルギー、花粉症、カタル性異常、有害物質アレルギー[残留農薬、排気ガスの微粒子、塩素、炭酸ガス(P164)、金属アレルギー{アマルガム、アルミニウム、鉛、水銀}、シックハウス症候群]など:P147】:

 アレルギーはリンパ球の多い時期【子供時代】に圧倒的に多い。あるいは、リンパ球の多い体質の人は成人しても起こる。リラックスのし過ぎで副交感神経優位になっている。その原因は、:

 1)運動不足、2)食べすぎ、3)機械化で楽になった時代背景などがあるそうです。(P70)

 アレルギーは、免疫亢進により、抗原【異物】を排泄しようという働きが過剰になり、異物ではないものまで異物として排泄しようとする反応のこと。1)アトピー性皮膚炎は抗原がある部分に血流を増やして抗原を薄めようとする希釈反応。2)気管支喘息は、なるべく気管を閉じて抗原を入れないようにしようとする反応。また、強い息で吐き出そうとする反応。皮膚の色が白い人の場合、[顆粒球<リンパ球]となり易く、免疫機能が強くなり、アレルギーが起こりやすく、刺激に敏感。逆に、皮膚の色が黒い人の場合、[顆粒球>リンパ球]となり易く、虫さされくらいで腫れるようなことはない。紫外線を浴びていると皮膚の色素沈着の為に活性酸素が必要なので、顆粒球が増える。(P142〜143)ただ、アレルギーを起こし易い人はリンパ球が多いということであり、長生き体質である(P150)。アレルギーというものは、大体、成人型になってゆくにつれて自然に治癒するものであったが、子供の時にステロイドを長期間使った場合、成人型へ移行しても自然治癒しなくなる場合がよくあるそうです。ステロイドはコレステロール骨格というものを持ち、排泄が困難な物質【他に、男性ホルモン、女性ホルモン、ステロイドホルモン、ビタミンDなど】だそうです。それが皮膚に沈着して皮膚炎を起こし、化膿するとその炎症を抑えようとしてステロイドを使わざるを得ないという悪循環に陥り易い。血管に沈着すると動脈硬化が起き、老化が早まる。(P160)

ステロイドの副作用

 1)白内障、2)緑内障、3)成長抑制【骨端の成長が抑制される故】、4)免疫力の低下【=風邪を引きやすい、怪我が治りにくい】(P163)

アトピー性皮膚炎

 アトピーは免疫亢進の極限で起こっているそうです。その理由として、1)昔は赤ん坊が泣いてもすぐあやすことはなかったが、最近は「泣いたらすぐあやす」為に、副交感神経優位が始まる。2)食事の質が良くなり、副交感神経優位を招き易い。3)あまり外で遊ばなくなったため、紫外線を浴びて交感神経があまり緊張することもなくなった。4)炭酸飲料は副交感神経優位を招く。炭酸ガスが多いと血液から酸素が奪われ、副交感神経優位【リラックス】になり、人間は眠くなる。

鬱【顆粒球減少】

 例えば、肝炎の患者がインターフェロン治療を行うと、顆粒球が激減して鬱になってしまうことが多い。活性酸素は悪い側面ばかり言われますが、逆に、人体を活発に元気にしているものであるそうです。

腰痛・膝痛【慢性病】

 筋肉が疲労すると疲労物質が溜まってくるので、それをクリアーにするために血流が回復しようと血管拡張物質プロスタグランジン【発熱物質でもある】が出てくる。これが痛みを生じさせ、本人に筋肉をあまり使わせないようにもさせている。疲労した筋肉を助ける為の反応。若いときでも激しい重労働などをすると筋肉が痛くなるが、老化によって筋力が弱ってきても日常活動で筋疲労を起こし、痛くなる。これが腰痛の始まり(P181〜182)。腰痛対策は積極的に血流を増やすこと。消炎鎮痛剤を服用すると、全身の血管が縮まり、血圧が高くなる(P184)。また、消化管の働きを止め、胃が荒れるので、食欲が減退する(P190〜191)。消炎鎮痛剤は急性の場合に一時的にのみ使うべし(P192)。

 他にも、

潰瘍性大腸炎とクローン病

自律神経失調症や更年期障害

五十肩

 などが載っています。第五章「病気と体調の謎が解ける免疫学」という章もあり、詳しいことがあります。免疫システムについての動画も2つあります。【→http://www.bekkoame.ne.jp/~oriharu/jvideo.htm#DNA">動画一覧へ】(200309042000頃)

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