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GLA高橋佳子(TL人間学)『真創世記』黙示編の虚偽と矛盾(1)
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投稿者 罰天使 日時 2003 年 11 月 28 日 04:21:32:.cqmwk1ePLJyg

GLA高橋佳子(TL人間学)『真創世記』黙示編の虚偽と矛盾(1)

『真創世記』黙示編のウソとでたらめを追求する本投稿ですが、てはじめに信次も佳子も
語っている「エジプトの神アモンは実は光の大指導霊で、その名前が東にひろがって、
阿弥陀仏やアーメンという祈りの言葉に変化した」という説が虚偽であることを証明しま
す。
 おもしろいことに、両人とも虚偽を語るのはもちろん、父親と娘とで同一のことに
ついて言っていることが異なるのです。それだけでもデタラメなのが一目瞭然ですが、
とりあえず下記の記事をお読みください。

★「アモン」と「阿弥陀仏」と「アーメン」の偽り 

*高橋信次の東北研修会での講演「新復活」1976年6月4日

「この阿弥陀教と言うのは西方浄土、インドから西方といいますと、現代のイスラエルから
エジプト方面。このアガシャーの過去世の中には、転生の過程を通してアミーと言われる
方もおります。そのアミーという名前は、最初はアモンと言ったファラオ(王様)です。
魂の系列です。
 そのアモンがエジプトに行ってアーメンに変わり、ソロモンに行ってアミーに変わりそれ
からギリシャに渡ってアミーに変わり、インドに行って陀仏が入ってアミダブツ(阿弥陀
仏)になったのです」


*高橋佳子講演会(1977年4月10日=機関誌GLAの昭和52年6月号P34-35)

「南無阿弥陀仏とは、いまから1万年ぐらい昔のこと、エジプトの地にアモンといわれる
偉大なファラオがおられました。そのアモンは太陽神を信仰し、太陽になぞらえて私たち
のあり方を教えてくださったのです・・・そのアモンの教えが、いつしかインドに流れて
ナモ、すなわち帰依するという意味のサンスクリット語が上につきナモ・アミとなり、
それが転じてナム・アミと変わりました。これはアモンの教えに帰依しますという意味
です。さらに中国でまた変化し、漢字で表現されるようになってしまったのです」


*『真創世記』黙示編(1978年3月1日発行)P32-33

「エジプトの太陽神となり、その法と光を残した神の子アモン・ラーは、当時すで尊崇の
対象となっていたようです。偉大なるアーモンは神のごとくあがめられ、その名はギリシャ
に流れてアーメンと変化しました。インドにおいてはアミーと変化し、日本で阿弥陀仏と
となえられるのが、このアモン・ラーにほかなりません。
・・・ラーの起源はさらに古く、レムリアのころにさかのぼることができます。アモン・
ラーは、エル(L)とおなじく神の光(ライト)を表しています」


*考古学的な事実による「アモン」と「阿弥陀仏」「アーメン」の無関係性の立証

「アモン」は「イメン(<隠す>という動詞)」から派生した神の名で、起源は明らか
ではありませんが、第11王朝(BC.2050〜)から、当時の首都テーベで歴代のファラオ
たちが尊崇するようになって、はじめてエジプト全域で突出した地位を占めるようにな
りました。
 もともと「隠れたるもの・目に見えないもの・あらゆるものに内在するもの」という
意味なので、のちにラーと習合するまでは「太陽神」として崇められたことはなく、かり
そめに青い肌をした人間の姿をシンボルとして用いました。
 一方「ラー」は、太陽神としてアモンより古くから尊崇されており、すでに第5王朝
(BC.2480〜)にはエジプト全土に「聖域」が広がっていました。「ラーウ(上がる・
昇る)」という動詞が語源であると推定され、そのシンボルは「太陽円盤」です。
「アモン」と「ラー」が、習合して「アモン・ラー」と呼ばれるようになったのは、そ
れよりも後代(BC.2050よりあと)のことですので、「アモン」が1万年前から太陽神
として信仰されていたなどという説は、年代も尊崇のされ方もともにまちがっていて、
証拠のない虚偽です。

「エジプトの神々」
http://www.roy.hi-ho.ne.jp/mizuchi/Egypt/kamigami/index.htm
http://member.nifty.ne.jp/hagu2/egypt.htm

「ラー」がレムリア起源で「エル(エール)=光」という意味があるなどという説も、
思いつきのでたらめです。「エル」は旧約聖書時代のパレスティナの言葉で「神」を意味
する一般名詞にすぎません。たとえば、預言者エリヤの名前は「エリ・ヤー」と分割でき、
その意味は「ヤー(ヤハウェ)は神(エル)」("God is Yhawe")となります。
 20歳の当時、佳子の前世のひとつは旧約聖書の「預言者エリヤ」だと主張していま
したが、自分の前世の名前の意味もわからないのですから、佳子は「エリヤ」ではないと
いうこともあきらかです。

「エール(El/'l)」
http://www.pandaemonium.net/menu/devil/El.html

 ましてや、レムリアに由来などしません。だいいち、レムリアという超太古に存在した
と推定される大陸名は、19世紀の英国の動物学者スクレーナーが、インド洋を中心とした
キツネ猿の「レムール」の分布状況から想定したもので、19世紀までそんな大陸の名前
はなかったのです。
 あたかも「アトランティス」「ムー」などと同じように「伝説的名称」としてレムリア
があったかのように書くのは、小説ならともかく、考古学的にはまちがいです。

「レムリア」
http://www.ab.aeonnet.ne.jp/~ark/myths/out/1/3.html

 では、この「アモン」が「東方へいってアミーになった」という考古学的・言語学的
な証拠はあるでしょうか?
 信次が「ソロモンへいってアミーとなった」というのは「ソロモン王の時代のイスラエ
ル」といいたかったのでしょう。それについては、ソロモン王が使役したという「72柱の
天使・悪魔」という聖書には載っていない伝説の中に、「アモン」も「アミー」も両方
載っていますが、どちらも「悪魔」「堕天使」で、「光の大指導霊」にはなれそうもあり
ません。「アモン」は、紀元前1000年頃のイスラエルで「悪魔」となってとどまる
ことになりました。東方へ輸出されたとは、とても思えません。

「ソロモン72柱」
http://www.pandaemonium.net/menu/devil/soromon7.html

「アミー」はすなわち「阿弥陀仏」の「阿弥」だと信次も佳子もいっているわけですが、
それが証明されなければ「東方へ行くうちにアモンがアミーになった」ということは
できません。
 残念ながら、「阿弥陀仏」は原語のサンスクリットからいって「阿弥」で区切ること
ができないのです。
「阿弥陀」「仏」がくっついた言葉だからです。「阿弥陀」とは「アミータ」といい
否定語の「ア」と「数える」という意味の「ミータ」があわさって「ア・ミータ」と
なり、意味は「数え切れない=無量」ということです。
「仏」は「ブッダ=悟った方」ですから、「阿弥陀仏」は「ア・ミータ・ブッダ」で
あって「アミー・タ・ブッダ」ではありません。たとえば直訳すると「計測不能仏」
ということになります。これは「けいそく・ふのう・ぶつ」と読むのであって、
「けいそくふ・のうぶつ」とは読みません。
「阿弥陀仏」を「アミー」で切って読むということは、そういう不自然なことなのです。
「ナム」が「帰依する」という意味なのは正しいですが、「アミー」が「阿弥陀仏」に
なったということは証明できません。もちろん、「隠れたるもの」という意味の神名で
ある「アモン」と「阿弥陀仏」は、語源的にもまったく関係はありません。
 したがって「アモン」が「阿弥陀仏」になったという説は虚偽です。

◎参考として、浄土宗の僧侶の方のサイトにもこうあります。

>浄土宗では「南無阿弥陀仏」ともうしますが、多くの人は「南無阿弥陀仏」という
>言葉の意味を知りません。佛となったものは永遠の存在です。永遠と言うことは測る
>ことが出来ないと言うことです。測ることが出来ないと言うことを古代インド語で
>「アミータ」と言います。「ミータ」はメーターと言うことばと同じ語源で「測る」
>と言うことを意味します。「ア」は否定を意味する前置詞であり、「アミータ」とは
>測ることが出来ないという意味になります。「ブッダ」は覚者(覚った者)の意味で
>あり、「佛」と同義語です。「永遠の佛」これが「アミータ・ブッダ」です。
http://www.zenshoji.or.jp/archives/literature/19991007.htm
「仏 語 解 説」
http://www.ka2.koalanet.ne.jp/~nishioks/Butsugo_Kaisetsu.html

 今度は「アモンの名がギリシャに渡ってアーメンになった」という説の真偽について
です。

「アーメン」とは、ユダヤ教でもキリスト教でも「確かに」「真実に」「誓って」と
いう意味を含む、非常に強い断定と確約・誓約の意味を持つ言葉です。日本語訳聖書
などでは、「まことにまことに汝らに告ぐ」とか「はっきり言っておく」などと強い
前置きの宣言として書かれています。
 これはヘブライ語の「アーマン」という言葉に由来し、「アーマン」とは「堅くする」
「支える」という意味があり、転じて「アーメン」という副詞となって「真実に・確かに」
という意味を表すようになりました。
 この「堅くする」という語源の意味を持つヘブライ語が、「隠れたもの」という語源
を持つ「アモン」と、どう結びつくのでしょうか。意味的には全く結びつきません。
 なぜなら、ユダヤ人のエジプトの神々に対する態度を考えれば、「アモン」はエジプト
の「偶像崇拝」の象徴にほかなりません。それの名前をもじった意味と音を持つ言葉を、
「誓いの言葉」として使うことはありえません。その証拠に、先に上げた「ソロモンの
72柱」では、しっかり「悪魔・堕天使」として定義されています。
 ユダヤ教の伝統からいっても、エジプトのもっとも有名な神の名のもじりを、ヤハウェ
をさしおいて誓約の言葉に用いることは決してありません。「アモン」と「アーマン」
が音の上で似ているからといって、「意味の上での因果関係」を立証することはできな
いということです。

(A1)アーメンとは何だろうか
http://www.home.cs.puon.net/ksyhon/WWW/Q&Ako-na-.htm#

 したがって、「アモン」と「阿弥陀仏」「アーメン」は、それぞれ別々の時代、地域
において、独自に成立・尊崇・唱和されるようになったもので、その成立過程において、
なんらかの影響関係があったとはいえませんし、その伝播を想定したとしても、言語学
的、考古学的、文化的な障壁が大きすぎて、とうてい有意な関係性を求めることはでき
ません。
 ゆえに、信次も佳子もでたらめ、思いつき、虚偽を語っていたということが、これで
またひとつ明確になりました。

<関連掲示板>
GLA・高橋佳子(TL人間学)の『真創世記・天上編』のウソと矛盾
http://www.asyura2.com/0311/lunchbreak1/msg/290.html

<宗教法人GLA(高橋信次・高橋佳子)関連情報サイト・掲示板一覧1>(15年6/13版)
http://www.asyura.com/0306/bd27/msg/358.html
http://www16.tok2.com/home/asyura/0306/bd27/msg/358.html
<宗教法人GLA(高橋信次・高橋佳子)関連情報サイト・掲示板一覧2>(15年7/1版)
http://www.asyura.com/0306/bd27/msg/530.html
http://www16.tok2.com/home/asyura/0306/bd27/msg/530.html
<宗教法人GLA(高橋信次・高橋佳子)関連情報サイト・掲示板一覧3>(15年8/24版)
http://www.asyura.com/0306/bd28/msg/542.html
http://www16.tok2.com/home/asyura/0306/bd28/msg/542.html
<宗教法人GLA(高橋信次・高橋佳子)関連情報サイト・掲示板一覧4>(15年10/20版)
http://www.asyura2.com/0311/bd31/msg/319.html

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