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行政調査新聞の記事
http://www.asyura2.com/0311/nihon10/msg/1184.html
投稿者 オリハル 日時 2003 年 12 月 24 日 20:21:31:3eVpHzO3Pti46
 

(回答先: 犯人は裕福な家族持ち?…世田谷一家殺害から3年(読売新聞)[12月23日23時39分更新] 投稿者 まさちゃん 日時 2003 年 12 月 24 日 11:32:35)

http://www.gyouseinews.com/storehouse/mar2002/001.html

世田谷一家四人惨殺事件の暗部

 新情報

 本誌はすでに昨年2月、今回の事件は「康成輝事件」と関係があるとの見解を語った。

 康成輝とは元朝鮮総連(在日朝鮮人総連合会)の元幹部。20年以上にわたって日本に住み、日本国内に入り込んだ北朝鮮工作員に情報を流し、主に対韓国工作の指令を行っていた人物だとされる。警視庁などはすでにかなり以前から康成輝が北朝鮮の大物スパイだと断定していたが、すでに現役を引退していると見ていたようだ。

 それが平成12年11月末に突然逮捕されたのだ。それも逮捕理由は詐欺容疑(休業保証金詐取)。同時期には公正証書原本不実記録容疑(住民票移動詐称)で、自称牧師・長谷川賛平も逮捕されている。

 捕らえてみると、康成輝は現役引退どころか、現役バリバリの大物スパイであり、しかもこれまで考えられていた「韓国工作」だけではなく、日本全域に隠れ住む北朝鮮工作員に対する司令塔的存在であることもわかった。康成輝逮捕により北朝鮮の情報・工作活動は根本から再構築する必要が生じたと考えられる。

 20年の歳月をかけて構築した半島と日本に広がる指令網を破壊された「落とし前」は、どういう形でつけられるのか――。

 北朝鮮スパイに関心のある人々が注視しているなか、康成輝ら逮捕の1カ月後に世田谷で一家4人惨殺事件が起きたのだ。本誌が得た複数の情報から、この事件こそ「康成輝事件」に直結していると確信した。

 ところが、世田谷の宮沢みきおさん一家惨殺事件と康成輝事件を結びつけたのは、本誌だけである。

 世田谷事件は、犯人(実行犯)の指紋を初め、おびただしい遺留品が存在し、捜査もこうした遺留品分析が中心となってしまった。ほんとうは、ここに問題があるのだ。なぜ犯人(あるいは犯人グループ)は、これほどまでに遺留品を残したのか?

 手品師のトリックに誤魔化されるかのように、捜査陣は大量の証拠物件、遺留品、さまざまな状況分析ばかりに走ってしまった。

 この事件解明のためには、事件の本質に迫る必要がある。すなわち「動機」である。犯人はいったい何のために一家4人を殺害する必要があったのか?

 何のために? なぜ?

 これが原点なのだ。ところが未だに捜査当局は「遺留品」にばかり目を向けている。昨年末にも科研(科学捜査研究所)が新たな証拠について発表を行っている。

 警視庁科学捜査研究所の鑑定の結果、新たに公表されたものは、数多い。たとえば犯人が残したヒップバッグの中からはポリエステルのフィルム(厚さら0.18ミリ)が見つかり、そこには1平方センチ当たり約2万個の密度で50ミクロンのガラス球が付着していた。

 これはかなり特殊な遺留品で、京都のメーカーが15年ほど前に作ったもの。印刷関係者しか扱わないものだという。ただし、このガラス球を使用している印刷会社や販売店などは約400社にのぼり、世田谷区内にもこのガラス球を使用している印刷所があるが、これが直接事件と関わりがあるかは不明だ。

 さらにヒップバッグからはチタン酸バリウムという粉末や植物片、砂が、またジャンパーからも砂を初めいくつかの付着物が確認されている。チタン酸バリウムは主に電子部品製造段階で使われるもので、犯人がこうした場所で働いていた可能性もある。しかし、ジャンパーの砂は三浦半島のものであり、またヒップバッグ内の砂は米国ネバタ州の砂漠の砂と成分が同じだと報告された。

 こうしたミクロの遺留品から謎解きが行われているが、実際には捜査そのものは手詰まりだと言って良いだろう。

 こうしたなか、一部マスコミが非常に興味深い情報を流し始めている。とくに興味をひくのは『新潮45』誌の一橋文哉のレポートである。(『新潮45』誌連載中)また『週刊文春』誌や『週刊新潮』誌にも目をひく報告がなされている。

 そこで一橋文哉『新潮45』誌の記述を主に、その他世間に公表された新情報をもとに、世田谷一家四人惨殺事件の真相を本紙独自に推理してみよう。


 報道記事による事件史

 2000年(平成12年)


8/15 - 1219
「アオキ」から埼玉県内の興信所へ「宮沢さんとその家族」への調査希望電話。
  アオキノブオから銀行への振込みはなく、この時点で宮沢さん一家の調査は実行されず。

10/26
「アオキ」から埼玉県内の興信所へ二回目の調査依頼。宮沢さんの現住所および住民票を請求。
翌日、「アオキ」が調査事務所に現れ、謝金と住民票を交換。

10/28
「アオキ」から埼玉県内の興信所へ二回目の調査依頼の電話。宮沢さんの戸籍謄本。
  調査事務所側が追加料金を説明すると、以後連絡なし。

11/27
北朝鮮国籍の貿易会社役員・康成輝逮捕

11/29
JR西荻窪駅近くにある演劇スタジオで、劇団『風琴工房』が『カスバー彷徨』を上演 (12/6まで)
11月下旬に来日した韓国人「李仁恩」、杉並区内の友人に勧められてこの演劇を鑑賞。
演劇スタジオ周辺で犯人の指紋を採取

11/30
東京都世田谷区上北沢の自称牧師、長谷川賛平を電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で逮捕。
  長谷川は康と頻繁に接触。

12/04
私道に黒(紺色)セダン

12/19
私道に黒(紺色)セダン

12/20
韓国人「李」、再度来日

12/24
泰子さんの姉の夫、英国より帰国

12/26
私道に黒(紺色)セダン

12/27
17時03分、2chに「黒ムツさん」の投稿。
宮沢さん宅前の私道から家の様子を覗いていた不審な男性

12/30
韓国人「李」、世田谷の知人宅

12時00分前後、私道に黒(紺色)セダン

16時30分頃、宮沢さん一家、玄関にしめ飾りをつけた後、成城学園前駅近くの商店街に自家用車で外出

17時00分過ぎ、私道に黒(紺色)セダン

18時16分 泰子さん、千歳烏山駅近くの写真店で現像写真を受け取る

18時38分 泰子さん、隣の薬局で四千円分の買い物。
  のち帰宅

20時20分 私道に黒(紺色)セダン

22時00分 私道に黒(紺色)セダン

22時15分 みきおさんインターネットに接続

22時30分頃、175cmの黒ジャンパー、黒っぽい帽子を被り、運動靴を履いていた若い大柄な男が宮沢さん宅前で目撃さる

22時50分頃まで、みきおさんが趣味のアニメーションビデオを鑑賞。

23時30分前後、事件発生
  175cm、四十歳前後の眼鏡をかけたスーツ姿の男が公園近くで目撃
      
12/31
01時00分 犯人、インターネットに接続

04時00分 朝日新聞の女性新聞配達員が郵便受けに新聞を届ける

10時05分 犯人、インターネットに接続

10時30分過ぎ、事件発見

韓国人「李」、出国。渡航先は台湾。

 2001年(平成13年)

1/5〜1/7
宮沢さん一家、神奈川県箱根町の芦ノ湖畔のホテルへ旅行予定

10/14
ベトナム人外国人研修生ド・スアン・ロン(34)、グェン・ヴァン・フン(29)、品川プリンスホテルから失踪。
同ホテル同室から犯人の指紋を採取。

10/28
ベトナム人外国人研修生フー・ヴァン・カオ(30)、羽田空港から失踪


事件詳細経過

  平成12年12月30日(事件当日)
 
 23時30分前後、犯人は宮沢みきおさん宅玄関ドアをスイス製アーミーナイフ付属の錠解器具を使って解錠、玄関から侵入。玄関横の仕事部屋でパソコンを操作中の宮沢みきおさん(44歳)に襲いかかる。みきおさん、犯人と格闘しながら上階にいる妻や子に危険をしらせるために階段を駆け登るが、最終的には首(左首)の頸動脈を切られ死亡。

 みきおさん殺害後、犯人は階段を登って中2階に行き、さらに梯子段を登って屋根裏部屋に行く。ここには妻・泰子さん(41歳)と長女にいなちゃん(8歳)が寝ていた。犯人は泰子さんの喉を掻き切り、さらに顔面その他をメッタ刺し。首の後部にも、執拗に傷つけられ原型を止めないほどの攻撃が加えられており、下腹部には包丁を柄の部分まで深々と突き刺し、刃が内臓や動脈を著しく損傷しこれが致命傷となった。

  にいなちゃんも、ほぼ同様の殺され方。喉を切られ歯を折られ、全身に刺し傷、切り傷があり、最後に下腹部を深く抉られて死亡。その後犯人は一度2階に下りてキッチンから文化包丁を持って引き返し、死亡している2人にさらに傷を与え、二人を梯子段から突き落とす。

 最後の殺されたのは、言語障害を持つ長男・礼くん(六歳)だった。だが他の3人と違って礼くんは窒息死。強く押しつけられたため、鼻から多少の出血はあったが、礼くんだけは刺されたり首を締められたりしておらず、じつに優しく殺されたのだ。

 4人殺害直後、犯人は泰子さんとの格闘時に負傷した右手の血止めのためキッチンの鍋掴みで血を拭き、流しで手を洗った後タオルで手を拭い、持参したハンカチで止血を試みる。

 その後、冷蔵庫から2リットル入りペットボトルのお茶を一気に飲み干し、メロンを齧り、冷凍庫からアイスクリーム3個を取り出してこれを平らげる。これらの空きボトルや食べ残しの皮、空き箱等を床に投げ捨てる。

  12月31日

 午前0時過ぎ、さらにハンカチで止血しながら家中のタンス、物入れ、引き出しを開けて物色、衣類等を床にぶちまける。

 その後、みきおさんの仕事部屋から、みきおさんの仕事関係の書類と泰子さんの学習塾関係の書類、名簿等大量を持ち出し、これを浴室に持ち込む。このとき、書類以外に宮沢家にあった財布4点やハンドバッグも浴室に持ち込み、現金を抜き出して他を浴槽に投げ捨てる。

 犯人はここで大量の書類を仕分け識別したと考えられる。

 また、この浴室内からは、大量の証拠物件(遺留品)が発見されていることから、犯人は相当の長時間、この浴室にいたと推測される。これは『新潮45』誌の推測通り、浴室の外部にいる人物が浴室内の犯人と書類等をやりとりしていたと考えて間違いない。

 午前1時、犯人、宮沢さんのパソコンを使用してインターネットに接続。浴室から一旦仕事部屋に戻って、みきおさんの勤務先等にアクセス。

 午前4時、朝日新聞の女性新聞配達員が郵便受けに新聞を届ける。

 午前10時05分、犯人、インターネットに接続。

 午前10時30分過ぎ、事件発覚。


実行犯の姿

 一家4人惨殺事件の謎を解くために何より必要なのは「動機の特定」である。しかし宮沢みきおさん、及びその家族には、4人が惨殺されるという必然的動機は今のところ見えてこない。宮沢さんが奥さんの了解の下、通勤途中で数時間の不明な行動をとっていたことは明らかにされている。

 また宮沢みきおさん自身、友人や勤務先の人間に「多少ヤバイ仕事に絡んでいる」と漏らしたことがあるらしいが、それが一家4人を殺されるほどヤバイものだったとは、本人も認識していた様子はない。

 こうなると、犯人像が確定されない限り動機も見えてこない。

 再度、事件の流れを見直してみよう。

 一家四人を殺害し、部屋中を物色し、パソコンに触れたこの犯人は、いったい何が目的で宮沢家に侵入したのか?

 これは子供でも簡単に推察できる。書類やパソコン上のデータが第一目的だったなら、殺害する前に脅迫、拷問等の手段でこれを入手したはずだ。実行犯は明らかに殺害を第一目的としていた。しかも一家4人皆殺しが目的だったのだ。そして当初計画通り、一家を全員殺害した。

 だが、その殺害方法には極端な差があった。夫みきおさんは格闘した結果として無残に殺された感があるが、妻・泰子さん、長女・にいなちゃんには、激しい憎しみ、恨みが懲り固まったような殺害方法をとっている。いやそればかりか、死んでからもなお、その肉体に憎悪の炎をぶつけている。

 ところが長男・礼くんだけは、なぜか優しく殺されているのだ。その殺害状況から推測できることは、犯人が抱きしめて窒息死させたと思われる。――恐らく犯人は、涙を流し嗚咽を漏らしながら礼くんを殺害したのだろう。

 一家4人皆殺しは実行犯の最優先目的だった。そして目的通り4人を殺したが、礼くんを殺すときにだけ妙な感情を露にしてしまった。明らかに犯人は礼くんを知っていたと考えられる。礼くんと親しい間柄にあったか否かは不明だが、礼くんの置かれた立場を良く理解し同情もしていたのだろう。

 ――すでに明らかにされている通り、礼くんは言語障害であり、児童精神科病院に通う一方では言語治療に関する活動にも参加させられていたのである。実行犯は、そんな礼くんのことを知り、同情を寄せていた。だから礼くんの殺害方法だけは他の3人と著しく異なっていたのだ。

 では、いったいどこで実行犯は礼くんを知ったのか?

 殺害動機を推測することより、こちらを推測することのほうが簡単だ。みきおさんや泰子さんと違って、言語障害を持っていた六歳の子供が大人と接触する機会などそう多くはない。しかも実行犯は、遺留品や行動その他から“若者”に属する世代、最大に引きあげても40歳前後と推測できる。そんな人間が6歳の言語障害児と接触する機会とは?

 泰子さんは礼くんのために、医師だけではなく各種相談員や同じ子供を持つ親らとも交流を持ち、相談に乗ってもらっていたという。そして、ここに康成輝との接触の可能性が生まれてくる。


●「康は、牧師を自称していました。新宿7丁目のバプティスト系教会に出入りして、そこを拠点に、韓国からの留学生の相談に乗っていた。南朝鮮にスパイ容疑で長期間囚われている同胞の帰国推進運動に関与したため、それを嫌った韓国の国家情報院と日本の公安警察の謀略に引っ掛かったのです。」

●「康は、『ヨベルの会』というキリスト教系のボランティアにも関わっていました。」
 (上記2点=『別冊宝島Real―公安アンダーグラウンド―』より)

●「康被告は日本の『国際キリストセンター』事務総長として97年、北朝鮮の『朝鮮宗教人協議会』との間で、朝鮮半島平和を目指す合意書を作成した。」
 (『毎日新聞』平成12年12月13日)
 本誌は事件当初から宮沢みきおさん一家4人殺害事件と康成輝事件との関連性を考えてきた。宮沢みきおさんが北朝鮮工作員・康成輝と関係を持つようになり、その秘密をバラし、結果として対韓国工作網が破壊されたことに対する報復が行われたのではないかと推測してきた。その推測には現在も自信を持っている。

 しかし、宮沢みきおさんがなぜ康成輝と関係を持つようになったのかは、正直なところ理解ができなかった。泰子さんが在日であるといわれるが、在日だからといって康成輝と直接結びつくわけではない。

 だが、礼くんが言語障害児でそうした関係の人物と会う機会があれば――国際キリストセンター事務総長でもありボランティア活動をしていた牧師・康成輝と会う確率はものすごく高まる。

 『新潮45』誌の一橋文哉氏の記述のなかには、さらに興味深い情報もある。

 「……偶然の一致にせよ、気になるのは『カネダ』という名前だ。泰子さんの姉が嫁いだ先が金田なのである。……ところで、『カネダ』はある団体に所属し、そこは日本はもとより世界各地に関連施設を所有している。都内では杉並区や渋谷区、そして世田谷区の宮沢さん宅付近にもあるという。」

 「……実行犯は宮沢さん宅の裏から祖師谷公園方面に逃げているが、その逃走経路の延長線上に、何と『カネダ』が所属する団体の関連施設があったのである。」


 犯行現場である宮沢みきおさん宅から祖師谷公園を結ぶと、その延長上にあるのは『宣教教会』である。これは「日本福音キリスト教会連合(福音連合)」の一つである。読者のなかには「統一教会(世界基督教統一神霊協会)」との連関を思い浮かべる方もいるだろうが、残念ながら(?)統一教会とは関係がないらしい。
 本紙は宗教界やキリスト教関連の団体について明確に分析ができていないので、明確なことは語れない。いずれにしても康成輝が関わっていた「国際キリストセンター」も「宣教教会」も「賜物系(カリスマ系)=神からの賜物を強調する派」とされる。

 〔癒し〕や〔リバイバル〕〔異言〕というキーワードを持つ宗教団体で、〔第三の波〕〔カリスマ運動〕等といった運動で、最近とくに活動が盛んだとされる。「日本アッセンプリーズ・オブ・ゴッド教団」、「日本フォースクエアー教団」、「チャーチ・オブ・ゴッド」、「純福音教会」等々がこうした団体で、半島系の牧師が活躍しているのも特徴の一つだ。


その後の実行犯

 「犯人は事件の翌日、成田から台北に飛んだ」――。

 本紙がこの情報を入手したのは事件から4カ月以上経過した昨春のことだった。

 この情報はじつは偶然にもたらされたものだった。記者は当時、アジア全域に力を及ぼすとされる秘密結社について取材をしていたのだが、その過程でたまたま、東アジアの闇世界(黒道=ヘイタオ)の大物と巡り会った。こちらの当初目的の取材を終え、別れ際に交わした雑談のなかに、とつぜん世田谷一家四人惨殺事件が出てきたのだ。

 この人物とは初対面であり、そして今後二度と会うことのない人物である。得体の知れない人物がふと漏らした情報をなぜ信用したのか。――それは正にこの男が持つ不思議な説得力としか言いようがない。単調な口調のなかに恐ろしいまでの冷たさを秘めて彼は語った。

 メモも何も取っていなかったが、今でも男の表情や声が耳に焼きついている。


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 ――事件の翌日というと、元旦ですか?

 「12月31日だ」。

 ――犯人は台湾人じゃないですよね?

 「台北から香港に渡り、そこから北京を経て自分のクニに帰った」。

 ――北朝鮮?

 「いや」。

 ――では、韓国?

 「……」。

 男は答えなかった。正面に見据えた目からは何も読み取れない。

 ――あの事件は『公開処刑』だったと聞いていますが?

 「……処刑だったんでしょう」。

 ――犯人が書類やパソコンを点検した理由は何でしょう?

 「アクセス先や名簿を調査したと聞いた。目的は知らされていない。……それ以外にも目的があったようだが、わからない。事件の共犯者……ではないが、協力者といった者たちもいた。このメンバーは、現在は知らないが、少なくとも事件後数日間は東京にいた」。


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 『新潮45』誌によると、「犯人・李仁恩」は徴兵された経験があり、配属された韓国空軍ではスイス製アーミーナイフやブレイデッド・タスラン・ブーツ、あるいは犯人が止血剤として使用したラテックスゴムは、いずれも韓国空軍が装備品として使用しているもので、俗に「犯人=軍隊経験者説」とも符合するとしている。
 
 ただしこれに対し、「軍隊経験のある者、プロならば害者をあんなメッタ刺しにはしない。まず、逃げられないよう足のアキレス腱を切ったり、頸動脈など致命傷を与える箇所を刺すはず。みきおさん、泰子さんの遺体には激しく抵抗した痕跡が残っていました。軍隊でしか使用されない凶器や遺留品?そんなものは存在しませんよ」(『週刊文春』誌)といった見方もある。

 この事件は確かに不条理が多い。

 実行犯の侵入経路や殺害順も、当初発表されたものとは異なっていたことが判明しているし、また本誌が「黒いハンカチがそれぞれの死体の脇に置かれていた」と記述したことも間違いだったことも明らかにされている。実際は黒いハンカチは2枚で、これはナイフを固定するために使用したもののようだ。

  だが、警察側が「メッタ刺し」と表現している殺害法だが、これは本誌が当初から指摘していた通り、早い時点で致命傷を与えると同時に被害者が声を出せないように喉を掻き切っていることは、各誌が指摘している通りだ。

 『新潮45』誌(一橋文哉グループ)も「遺留品や微物は犯人がプロの殺し屋だった可能性さえ浮かび上がらせている」としている。


真犯人像を追う!

 『週刊文春』誌にはまた興味深い記事も載っている。埼玉県さいたま市で起きた世田谷事件と共通点のある一家殺害放火事件(平成13年5月23日)だ。この2つの事件には確かに共通性があり、両者とも調査会社のファイルに記載されているというものだ。

 「……昨年より、埼玉県警、警視庁の間で2つの事件の関連性はすでに話題に上っていましたが、その発端となったのは、このファイルの存在でした。埼玉県警は調査会社の電話の通話記録などを取寄せ、2つの事件の関連性を探ろうと捜査を開始している」(『週刊文春』2月14日号より)

 全体として『週刊文春』誌は、『新潮45』誌の内容を批判・否定し、犯人=韓国人説までもを否定しているように感じられる内容である。

 『週刊文春』の取材能力はあらゆる記事においてじっさい驚異的であり、さまざまな記事は、その中枢から漏れ出た驚愕情報であることが多い。

 ところが時に、それが思わぬ偽情報を掴まされる場合もある。

 本紙も触れた昨年末の不審船事件では、米軍からの情報提供であったにも関わらず「海自鹿屋基地が電波を傍受し、付近の船舶を軒並み撮影してこれを分析……」といった情報を載せた。

  あるいは朝鮮総連のトップ・許宗萬(責任副議長)の亡命情報を独占スクープしたのも『週刊文春』だった(許宗萬亡命は偽情報)。

 文春の『亡命記事』が北朝鮮・朝鮮総連・韓国を初めとする東アジア全域に与えた衝撃は想像を絶するものだった。まさにそれは、米国のアフガン空爆時にビン・ラーディンの盟友オマル師が米国に亡命するといった衝撃情報だったのだから。

 不審船事件も許宗萬亡命情報も、週刊誌としては、単に「間違えました」で済む。だがこれらの情報が与える衝撃を考えると、そこに明らかな作為を感じるのは当然である。状況はまったく異なるが、世田谷事件の実行犯が日本にいると思わせる『週刊文春』の報道は、捜査本部からの意図的情報漏洩に乗ったのではないだろうか。

 いっぽう気にかかるのは『新潮45』一橋文哉グループによる韓国人・李仁恩説である。その殺害手順についての解読は、まさに「見て来たように」描かれているように思える。しかし誰もが知りたいのは、「ほんとうに李仁恩が実行犯なのか」、そして「なぜ一家4人を殺害する必要があったのか(動機)」である。これらについて一橋文哉は答えようとしていない。

 だが、一橋文哉は犯人・李仁恩が12月31日に成田から台湾に向かったと書いている。これは本誌が1年前に得た情報と合致している。本紙記者は黒道(ヘイタオ)の大物から得た情報は絶対に真実だと確信しているが、一橋文哉はどこからこの情報を入手したのだろうか。

 さらに一橋文哉は、犯人たちが『宗教関係者(福音連合)』と関係があり、事件の背後に宗教上の問題が絡んでいるような記述をしている。

 前述のように北朝鮮大物スパイ・康成輝はかつて国際キリストセンター事務総長でもあったし、同時期に逮捕された長谷川賛平も自称牧師である。

 最近、日本国内にも夥しい数の賜物系キリスト教団体が存在し、それらの多くでは半島系の牧師が活躍している。こうした宗教系を追っていけば必ず康成輝に繋がる。ところが一橋文哉グループは未だにまったく康成輝事件との関わりに気づいていないように思える。

 ――推測を重ねると、一橋文哉もまた『週刊文春』誌同様、意図的情報漏洩に乗せられているのではないだろうか。

 信教の自由が保証されているわが国では、宗教団体は非常に優遇され、その活動が規制されることは少ない。スパイ網が宗教の衣を着て活動することは当然なのだが、その危険性は顧みられていない。

 オウム真理教(アレフ)がその好例である。国家を転覆、破壊しようとした団体が、今なお厳然と存在している事実を誰もが不思議に思わない。その異常性こそがわが国の最大の問題ではないのか。

 3月6日にオウム真理教のサリン事件について数カ月ぶりに出廷して証言した土谷正実被告(37歳)は、松本事件・地下鉄事件で使用されたサリンは自分たちが教団で作ったものではないと熱弁した。不純物の量の異常な違いを指摘したものだが、一般報道ではこれを「麻原彰晃への帰依を貫徹する」と宣言した土谷被告の、麻原尊師擁護論だと推測している。

 だが、再度この事件そのものを検証する必要があるのだ。教団随一の化学専門家としての土谷正実としてみれば、自分たちが作ったサリンと使用されたサリンとの余りの差異に何か奥深い陰謀を理解したのではないだろうか。

 一連の事件は、なんらかの陰謀に自分たちが巻き込まれたものであり、その背景には正体のわからぬ団体とか、場合によっては村井幹部らが絡んでいた――土谷被告の悲痛な叫びは、オウム真理教事件の背後に捩じれた半島問題が存在することを訴えているのだ。

 話が横道に逸れてしまったが、世田谷一家惨殺事件の深奥には、こうした東アジアの闇が存在している。そしてこの事件が迷宮入りすることが確かだからといって、最も重要な康成輝問題から目を逸らすような情報が氾濫することを本誌は危惧するのだ。■



 


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