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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031225-00001022-mai-soci
埼玉県桶川市で99年、女子大生の猪野詩織さん(当時21歳)がストーカー被害に遭って殺された事件で、殺人、名誉棄損罪などに問われた同県川口市前野宿、元東京消防庁消防士、小松武史被告(37)に対し、さいたま地裁(川上拓一裁判長)は25日、求刑通り無期懲役を言い渡した。殺人を実行役3人に頼んだ首謀者と認定し、被告の無罪主張を退けた。猪野さんが事件前に出していた告訴の調書を改ざんした上尾署の元署員3人(懲戒免職)を含め、一連の事件で起訴された他の6人は有罪が確定しており、小松被告だけが残っていた。【小原綾子】
判決によると、小松被告は99年7〜8月、猪野さんから交際解消を求められた自分の弟(当時27歳)=00年1月、名誉棄損容疑で指名手配中に自殺=らと共謀し、猪野さん宅周辺などに中傷ビラ約340枚をばらまき、猪野さんの父の勤務先などにも中傷文書788通を郵送した。さらに実行役3人と共謀し99年10月26日、JR桶川駅前で猪野さんの胸や背中などをナイフで刺して殺した。小松被告と弟は現場にはいなかった。
判決は、交際を断られた弟のために猪野さん宅に押しかけたものの、追い返された小松被告が「仕返しをしてやろう」と名誉棄損行為を繰り返した末、自分が経営する風俗店の従業員ら3人に「どうしても殺したいやつがいるんだ」「一生一度のお願い」などと殺害を頼んだと認定した。被告側は「殺害など共謀していない」と争っていた。判決言い渡しは休憩を挟んで午後まで続いた。
実行役3人は懲役15〜18年が確定した。猪野さんは中傷ビラなどを巡り名誉棄損容疑で上尾署に告訴したが、当時の署員3人(執行猶予付き有罪確定)が調書を改ざんするなどして捜査を放置し、この間に殺人事件が起きた。【小原綾子】(毎日新聞)
[12月25日12時46分更新]