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「憲法」は「権力の暴走」に対する歯止めであり、「権力」への「命令」である
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投稿者 縄文人 日時 2003 年 12 月 10 日 12:09:28:bfek92EqWeCqg

「憲法」は「権力の暴走」に対する歯止め、「権力」への「命令」である

昨日のNHKニュースで、小泉さんの説明を聞きました。
相変わらず、
「国際社会の責任ある一員として」など、曖昧な内容です。
「国際社会」って、いったい何のこと?
言葉というものは便利なもので、
「国際」という一言で「世界中」みたいな印象を与えます。
本当は「ブッシュボス」に対する「責任」を果たすために…
ってことなんでしょうね。

これと同じような詭弁を使って、

「国家としての意思が問われている」
「日本国民の精神が試されている」

とも言いました。
この場合の「国家」「国民」とは、何を指しているのでしょうか。
「国家」とか「国民の精神」いう場合、それは「憲法」で規定されます。
もし本当に小泉首相が「国家・国民の精神」を尊重するのだとしたら、
「憲法」が「権力」に「命令」しているものを考えるべきではないでしょうか。

憲法学者・小室直樹さんは、絶えず言い続けてきました。
「憲法」とは「権力」の暴走に歯止めをかけるものなんだと。
だから「憲法」は単なるスローガンとかお題目とか理想とかなんかじゃなく、
それは「権力」に対して厳しく「命令」するものなんだと。
しかし日本の社会ではなぜか憲法学者ですらそうした理解がなく、
あたかも「理想」「スローガン」のように受け止められています。
今回の「イラク派兵」の問題でも、
あまりにも「憲法の命令」の重みが軽んじられていると思います。

小室さんは著書を通して「憲法誕生」の歴史的経緯に詳しく触れています。
かつての権力者は、好き勝手なことをやることができました。
その結果、数知れぬ悲劇が絶えることなく生まれてきました。
そうした経緯を経て誕生した憲法が「権力の暴走」に歯止めをかけているのです。

ドイツには、立法府の定めた法律を「憲法的視点」から検閲するシステムがあります。
なぜなら、いくら議会で多数決を得て成立した「法律」といえど、
なかには「憲法」に違反したり矛盾したりするものがあり、
そこから「憲法」が風化したり崩れたりすることがあるからです。
そのため「法律」に対するチェックシステムを作り出しているのです。

それくらい「憲法」は重要なものであり、
もしもその「憲法」を軽視したら、また「権力」の暴走が始まります。
実際、今回の「イラク派兵」は、
「憲法が権力に命じたもの」を大胆にも踏みにじるものです。
こんなに恐ろしいことが起っているというのに、
メディアも学者も、そのことには触れません。
小室さんはずいぶん前から「憲法は死んだ!」と言ってきましたが、
ぼくはまだ息があり、だからこそ「救出」しなければと思っています。

イラクを助けに行くよりも先に、「憲法」を救出し、
憲法が権力に命じたものを、権力(政府)に守らせることが肝要と思います。

元防衛庁の小池加茂市長も言っています。
「特措法自体が違憲」なんだと。
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=144

繰り返しで恐縮ですが、以下に小池加茂市長のメッセージを再録します。

…………………特措法自体が違憲…………………………
イラクはいま、かつてのベトナム戦争のように泥沼化し、
本格的なゲリラ戦になっている。
安全な地域などはなく、武装部隊である自衛隊を派遣すれば、
そこが狙われ、新たな戦場になる。
したがって自衛隊の派遣は必然的に「海外派兵」となり、
憲法違反になる。

小泉首相は戦場のなんたるかを理解していない。
イラク特措法は正規軍の戦いだけを戦闘行為と定義した。
ゲリラ戦が戦闘行為でないならば、イラク全土が非戦闘地域になる。
この定義は戦時国際法上の概念と全く異なる。
現代の戦争の多くは不正規軍とのゲリラ戦だ。
特措法の論理だと、世界中の戦場に自衛隊の派遣ができるようになる。
同法自体が違憲のゆえんだ。

自衛隊員の任務は、自衛隊法が「わが国の平和と独立を守る」と
明記する通り、「祖国防衛」だ。
隊員はそのつもりで入隊し、募集する側もそう言って勧誘してきた。
イラク派遣は隊員の使命ではないし、契約違反だ。

最高指揮官の首相は本来、あふれる愛情をもって
隊員とその家族を大切にすべきものだ。
それで初めて、国が攻撃されたとき、隊員は命がけで戦える。
今回、隊員の命を金で買うかのように、
死亡時の弔慰金を引き上げて必要のないイラク派遣を強行するのは、
指揮官として最低の態度だ。

戦後の文民統制は、首相と防衛庁長官に絶対的な権限を与えている。
首相が「突っ込め」と命じれば、隊員は突っ込むしかない。
重要なことは、隊員がどれだけ納得できる命令であるかだ。

7月にイラク特措法廃案を求める要望書を送ったことを明らかにするや、
防衛庁のかつての同僚や上司、全国の国民の皆様から
賛同の手紙や電話が続々と届いている。
隊員24万人と家族の100万人が、小泉首相を信頼せず、
不満を募らせている。
このままでは、文民統治制自体の信頼が地に落ち、
民主主義国家にとって由々しき事態も招きかねない。
犠牲者が出れば、募集難となって、徴兵制に行き着く恐れもあるだろう。

新憲法ができてからしばらくは、私は憲法改正論者だった。
独立国としてしっかりした軍隊を持つべきだと。
しかし防衛庁に入り、米軍とも一緒に仕事をしたりする中で、
憲法9条の新たな意義について気づいた。

9条がなければ、朝鮮戦争やベトナム戦争、湾岸戦争に、
日本は全面参戦していた。
日本人が世界の人々に平和を愛する国民として敬愛されることもなかっただろう。

平和憲法は日本の宝。
憲法を守り、海外に派兵しないことは、
先の大戦で亡くなった英霊たちが一番望んでおられることでもあるはずだ。

要望書の最後で、こう訴えた。
「敷島の大和心を人問わば、イラク派兵はせじと応えよ」

http://www.creative.co.jp/

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