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“後出しジャンケン”に加えて、3人が殺害されたときの「費用負担」は?
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投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 21 日 20:35:04:Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: Re: 「救出費用負担論」は“後だしジャンケン”でしかない! 投稿者 ヒゲダンディ 日時 2004 年 4 月 21 日 09:19:07)


ヒゲダンディさん、レスありがとうございます。


ご指摘の内容は理解できますが、法令で規定されておらず費用支弁に関する事前承諾もない「費用負担論」は“後出しジャンケン”でしかありません。


>しかし、ルールを決めていないから請求出来ないのは不当であり、現状回復までの責
>務は負うことになるのが現実ではないでしょうか?
>確かに後だしジャンケンかもしれませんが、前提条件としてのルール(現状回復しな
>ければならない)を理解すれば当然ではないかとかんがえます。

まず、政府など国家機構がルール(法令)に基づかないかたちで費用負担を請求することはできません。
請求するためには、事前にそのような法令を施行しておく必要があります。

ところで、今回のケースで「ガードレール等の公共物の回復の費用」に相当する「原状回復」とは、国庫金の減少を除いて何ですか?


「費用負担論」については、“後出しジャンケン”の他にも「解放失敗」を想定することができます。
こういう想定をするのは、「費用負担論」的言動が3人が無事解放されたことに依拠している側面もあると思っているからです。「政府の尽力で救出できた。身勝手な行動で起きた事件で政府を煩わせたのだから、彼らは費用を負担すべき」といったような...


仮に、政府が今回と同じ救出活動をしたにも関わらず、人質になった3人が殺害されたとします。
バグダッドからドバイまでのチャーター機や健康診断の費用は発生しませんが、その他の費用は既に発生していることになります。

“後出しジャンケン”論の延長で考え、犯行グループは人質には悪意を持たなくなりできれば解放したいと思っており、家族にも、そのような犯行グループの意向は伝わっているとします。
政府は犯行グループの要求は拒絶する方針を言明し、その一方で、そうはいっても3人を捨てておくわけにはいかないと、イラク諸勢力や周辺諸国関係者に「なんとかならない?必要な“費用”は支払いますから」と裏での交渉を依頼します。
犯行グループは、自衛隊撤退の要求は取り下げるから、代わりにファルージャ問題で何らかの表明をしてほしいと求めていると、政府に伝えられます。
政府はそれもしないまま時が過ぎていきます。
犯行グループは、自分たちが置かれた状況を何とかするため、ここで日本政府に目にもの見せなければならないと考え、泣く泣く3人を処刑しました。


それでも、「費用負担」を遺族に求めますか?
それとも、このような結末であれば「費用負担」云々は言うべきではないと思いますか?

また、想定したケースの場合、遺族が「新たな要求に関する情報を知らせることもなく、○○を死に追いやった」として国家に損害賠償を求めることができると思いますか?

(山岳遭難などは遺体収容に関わるものを含めて費用負担が法的に明文化されているようです)

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