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(回答先: Re: 更に、テストしましょう!更に、更に、テスト 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 6 月 12 日 04:56:19)
 
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「ここに本物があります。じっくりと見て下さい。目付字とは字を見つけることです。これは字を見つけるゲームです。」
童  | 寳  | 瑠  | 琥  | 月  | 岳  | 野  | 森  | 
子  | 客  | 璃  | 珀  | 下  | 松  | 邊  | 間  | 
削  | 並  | 磨  | 餝  | 汲  | 作  | 吹  | 引  | 
レ  | レ  | レ  | レ  | レ  | レ  | レ  | レ  | 
盤  | 沓  | 鏡  | 宮  | 酒  | 帳  | 笙  | 琴  | 
弩  | 鑿  | 鉞  | 臼  | 椎  | 車  | 舟  | 宮  | 
簪  | 筵  | 矛  | 竃  | 彗  | 井  | 杵  | 笙  | 
籥  | 皷  | 磧  | 灸  | 釜  | 失  | 暦  | 琴  | 
嫁  | 卦  | 鞠  | 市  | 鼎  | 鐘  | 數  | 酒  | 
服  | 碁  | 銭  | 斧  | 春  | 室  | 粉  | 帳  | 
蠶  | 弧  | 鎧  | 字  | 甑  | 鋤  | 獄  | 鏡  | 
櫛  | 箏  | 碩  | 帚  | 飯  | 楫  | 醫  | 盤  | 
縫  | 羅  | 鋸  | 箕  | 猟  | 紙  | 冠  | 沓  | 
「さっきのは始字付目製初だったけれど、こっちは終字付目製初となっています。」
童  | 寳  | 瑠  | 琥  | 月  | 岳  | 野  | 森  | 
子  | 客  | 璃  | 珀  | 下  | 松  | 邊  | 間  | 
削  | 並  | 磨  | 餝  | 汲  | 作  | 吹  | 引  | 
レ  | レ  | レ  | レ  | レ  | レ  | レ  | レ  | 
盤  | 沓  | 鏡  | 宮  | 酒  | 帳  | 笙  | 琴  | 
盤  | 鎧  | 字  | 籥  | 釜  | 獄  | 箏  | 笑  | 
粉  | 弧  | 碩  | 宮  | 市  | 楫  | 服  | 椎  | 
車  | 蠶  | 碁  | 冠  | 銭  | 甑  | 笙  | 臼  | 
鼎  | 沓  | 縫  | 紙  | 羅  | 斧  | 杵  | 矛  | 
箕  | 暦  | 鏡  | 猟  | 櫛  | 鋸  | 井  | 鑿  | 
鉞  | 室  | 醫  | 灸  | 酒  | 卦  | 彗  | 弩  | 
筵  | 春  | 鋤  | 鞠  | 數  | 嫁  | 竃  | 琴  | 
簪  | 帚  | 飯  | 皷  | 鐘  | 帳  | 磧  | 舟  | 
「まず、1枚目の白抜きの字の中から、ひとつ選んで下さい。その字が何行目にあるかを教えて下さい。」
「5行目です。」
「では、2枚目ではその字は何行目にありますか?」
「2行目です。」
「その字は竃です。」
「竃って、どう読むんですか?それから何なのですか?」
「カマドと読みます。ご飯を炊くのに使います。カマドを使って、特に、ワラや籾ガラで炊いて、充分蒸らしてから、お櫃に入れるとおいしいご飯になります。」
「籾ガラってなんですか?それからお櫃も判りません。どう読むんですか?」
「籾ガラは籾から米を取り出した残りです。焼いて肥料にすることもあります。」
「お櫃はおひつと読みます。どんなものかはここを見てください。要は炊きあがったご飯の余分な水気をとって、粘りのあるおいしいご飯にする道具です。檜でできているので、良い香りも移ります。」
「どこで売っているんですか?」
「三越でも売っています。」
「それにしても難しい字が多いですね。」
「字が難しいだけでなく、室町時代には身の回りに普通にあったものでも、現在では使われなくなってきたものがあるからでしょう。」
「よろしい。白抜きの字は8行8列になっています。そこで例えば、1枚目の1行目の字は2枚目では、1字ずつ違う行にばらまくことができます。これを1枚目の全ての行に対してやれば、1枚目のある行にあって、2枚目のある行にある字はひとつなので、二つの行を比べれば、何の字かわかります。」
「なーんだ、たいした種ではないんですね。」
「ところがそうではないんです。それをやっていたら、時間がかかります。さっきは即座に答えたでしょう。」
「ええ。」
「1枚目で5行目に、2枚目で2行目でした。2枚目の2行目を見て下さい。野邊吹レ笙となっていますね。これは野辺で笙(しょう)を吹くという意味ですが、この最後の笙という字に秘密があります。」
「この字の下の白抜きの字を見てください。笙があります。1枚目で5行目の字はこの字から数えて、5つ目にあります。」
「それで、即座に答えが出たのですね。」
「ところで、1枚目と2枚目の白抜きの字を良く見比べて下さい。」
「どうしてですか。」
「実は1カ所ミスプリがあります。
「あ、見つけました。これでは字見付の字見付ですね。1枚目の3行目にある失という字ですね。2枚目の1行目にある笑という字は琴という字から数えて3文字目になるので、どうも失と笑を間違えて彫ってしまったんですね。」
「教えて上げた方がいいですよねえ?これでは失笑をかってしまいますよ。」
「といっても、室町時代じゃねえ。」
「あ、ずいぶん話が長くなってしまいましたね。では、練習を始めましょう。」
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 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。