★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争47 > 710.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
アスナール政権最後の醜態(2) アメリカ議会で名誉の演説、ただし、出席の議員わずか50名! あとはスペイン人のサクラ! 
http://www.asyura2.com/0401/war47/msg/710.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 2 月 06 日 09:25:23:SO0fHq1bYvRzo
 

アスナール政権最後の醜態(2) 
アメリカ議会で名誉の演説、ただし、出席の議員わずか50名! あとはスペイン人のサクラ! 


このオッサン、何とか自分の「花道」を飾ろうと必死なのでしょうが、やればやるほどボロが出て来てみっともない姿を晒すだけです。2月4日にアメリカ議会で演説したのはよいですが、議事堂を埋めた大部分はスペインからアメリカに来ている政府奨学生(来ないと奨学金を減らすとでも脅されたら来ないわけにはいかない)とスペインの外交関係者、言ってみれば「サクラ」で、535人いるアメリカ連邦議会の議員のうち出席者はわずか50名でした。

要するに、一人で気張っている割には誰にも相手にされとらんのですよね。アメリカ議会での演説といえば、昨年7月のブレア以来で、各国首脳にとって「最高の名誉」なのでしょうが、まあ、選挙用の国内向けの宣伝の要素が強いでしょう。でなければ単なる自己満足のためか。


本日上げる情報源はエル・ムンド紙です。ここは例のオプス・デイに中枢部を牛耳られており、およそ常に国民党政府のヨイショばかりの、日本でいえば読売新聞のようなものです。エル・パイス紙とは対照的なのですが、それでもさすがに近頃ではイラク戦争への参加に疑問を呈するポーズだけでも、多少はとらざるを得なくなってきているようです。それほど国民の反戦意識が強いわけです。

それにしても、この記事をお読みになれば分かりますが、よくもここまで抜けのうのうと言えるものだ、と感心し、一つ一つ反論を加える気すら起こらなくなるほどです。またスペイン経済に関するオッサンの言葉はほとんど大言壮語で、たった50人のお義理できている議員に何を聞かせたいのか、さっぱり分かりませんが、実際の国民が感じている経済的な不安と外国企業が次々と東欧に逃げていっている現状からは遠くはなれたものです。国民党の周辺だけが景気がいいのかもしれませんが。


たこの記事にある「大西洋同盟(原文はla alianza atlántica)」にはご注目ください。NATOとは異なったニュアンスを含んでおり、スペインが中南米諸国に膨大な利権を持っているせいもありますが、将来の欧米による「世界支配者同盟」の創設を意識したものかもしれません。そうだとすれば、もちろんこれはアスナールごときのちっぽけな脳みそから出てきたものではなく、背後にいるオプス・デイ=バチカンの意志を受けたものでしょう。エル・パイス紙にはこの件に関してもう少し詳しく出ていますが、他の資料とも比べて少し分析してみてからお知らせします。
これに関しては
イベリア半島「百鬼昼行図」その6 http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/1019.html
もご参照ください。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【拙訳、開始】

「大西洋をはさんだ関係の他の選択肢は望まない」

アスナール、アメリカ議事堂で大量破壊兵器の脅威は未だに続いている、と主張

エル・ムンド

マドリッド発――ホセ・マリア・アスナールは、大量破壊兵器の拡散に対して戦う信念を再度断言するために、アメリカ議会に大喜びで登場した。「その種の兵器の拡散が意味する脅威は現実のものである。テロリストによる使用の可能性は一つの危機でありその前に我々は行動しないままではいることはできないのだ。」と、演説の中で述べたが、その中で「約束」という言葉に最も力点を置いた。

スペインの首相がアメリカ議会に出向いたのはこれが始めてである。国王フアン・カルロス2世は1976年2月にここで演説した。

演説は約25分間続いたが、出席者の立ち上がっての喝采によって20回ほど中断された。しかしながら、535名の議員のうちわずかに50名が議場に来ているに過ぎなかった。席を埋めた残りの聴衆は国費奨学生とスペインの外交関係のメンバー達であった。

アスナールは、反テロリズムの戦いへの結束に参加したこと、アメリカとヨーロッパの同盟関係を強めることの必要性、スペインはアメリカの同盟国であり大量破壊兵器が『現実的な脅威』であることを、集中的に述べた。


大量破壊兵器

「現実に対して目をつむるならば、緊急事態に関する実際の議論において我々は誤りを犯す。我々の安全と自由に高い代価を払うようなことになるのは無責任なことだ。」と、議事堂でのアメリカ両院の共同会議の間に、アスナールは強調した。

「我々が近年見てきた大量破壊兵器の拡散に対する戦いの前進は、もし我々の断固たる問題提起が無かったら不可能だったろう。」と、1年前のイラク戦争と現在のアメリカとイギリスで情報機関での特別調査を引き起こしているサダム・フセインの兵器の疑惑には触れずに、このように付け加えた。

イラクの大量破壊兵器の存在への疑問は、ジョージ・W・ブッシュとトニー・ブレアに、決して存在しなかったという可能性を認めざるを得なくさせている。しかしながらスペインでは、ホセ・マリア・アスナールは戦争への参加を正当化した証拠の調査を拒否している。

イラク戦争については、次のように述べた。「その当時、サダム・フセインによって国際的な合法性が侵犯されたことを我々は許さなかった。」そして現在「我々はイラク国民に対する我々の約束を果たすであろう。」


「堅固で責任感ある友人」

首相は、2001年9月11日にアメリカと交わした約束を「厳かに更新する」ために喜んで議事堂に入った。彼は、ジョージ・W・ブッシュがテロリズムに対してスペインに与えた援助に感謝を捧げた。そして「アメリカ国民はヨーロッパの中にスペインという友人を、堅固で強力で責任感ある同盟者を、持っているのだ。」と断言した。

「我々が常に一緒に世界の民主主義と自由のために働きつづけることを期待する。」と言った。同時に、「テロリストの唯一の最後は、それが打ち倒されることなのだ。」そして「我々の力は民主主義の道徳的優位性を生み出すのだ。」と強く語った。

アスナールはその演説の始めに「今日、スペインは完全で強固な民主主義国である。」と強調し、スペイン経済はヨーロッパの平均を上回りEUの職場の半分を作り出してきている、とアメリカの議員に対して伝えながら、わが国の経済面での重要性を披露してみせた。

同時にまた、1996年以来スペインが獲得したアメリカとの緊密な関係を賞賛した。「我々はリスクと約束を引き受けなければならないことを知っている。私は首相として、より責任を負いゆえにより尊敬を受ける新たなスペインを作るために、8年前にスペイン国民が私に与えた信頼を享受した。」


大西洋同盟

スペインがアメリカの側にいつづけることを明らかにした後、アスナールは彼の約束を最後にもう一つ告げた。それは、「ヨーロッパとアメリカを強化する」そして「世界をより安全なまとまりにする」ために、アメリカとヨーロッパの間に大西洋同盟を作ることである。

彼は断言した。「私は大西洋同盟以外の他の選択肢は望まない」

この同盟が実現するために、首相は、中南米との関係を強くすることが必要だ、との確信を述べた。

中南米の国々に対して述べられた言葉は、キューバに対して彼の「自由諸国の連合に早く参加することへの望みと期待」を示すことに、多く費やされた。


【翻訳終わり】

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

http://www.elmundo.es/elmundo/2004/02/04/espana/1075915191.html

【英訳文:機械翻訳】

I DO NOT WANT ANOTHER ALTERNATIVE To RELATION ATLÁNTICÁ

Aznar maintains in the Capitol that the threat of the arms of massive destruction follows effective

ELMUNDO.ES

MADRID. - Jose Maria Aznar has taken advantage of his intervention before the Congress the U.S.A. to reaffirm his convictions in the fight against the proliferation of arms of massive destruction. ?La threat that the proliferation of that type of arms supposes is real. Its possible use by terrorists is a risk before which we cannot remain inactive, it said in a speech in which the word more pronouncing was "commitment".

It was the first time that a Spanish president went to the Congress of the United States. King Juan Carlos did the 2 of June of 1976.

The speech, of about 25 minutes, was interrupted in a twenty of occasions by ovaciones still on of the presents. Nevertheless, of the 535 congressmen, only 50 went to the Camera. The rest of assistants that filled the gauging was scholarship holders of the institution and members of the Spanish diplomacy.

Aznar centered its intervention in the commitment in the fight against the terrorism, the necessity to reinforce of the alliance between America and Europe, the guarantee of which Spain is an ally of the U.S.A. and the "real threat" of the arms of massive destruction.

The arms

"To close the eyes before this reality, to mistake to us in the true debate, the authentic priorities, would be one serious irresponsibility that we would end up paying expensive in our security and our freedom", emphasized Aznar in the Capitol, during a joint session of the two American Cameras.

"the advances in the fight against the proliferation of arms of massive destruction that we have seen recently would have been possible without the firmness of our expositions", added without alluding to the supposed arsenal of Sadam Husein that unleashed a year ago the war of Iraq and, now, investigations in the intelligence services of the U.S.A. and United Kingdom.

The doubts on the existence of the Iraqian arms of massive destruction have forced to George W. Bush and Tony Blair to admit that it can that they never existed. Nevertheless, in Spain, Jose Maria Aznar has refused to investigate the tests that justified the participation in the war.

On the war of Iraq, he indicated that, "at its moment, we did not accept that the international legality was harmed by Sadam Husein" and that now "we are going to fulfill our commitments with the Iraqians".

The "friend solid and responsible"

the president for the Government took advantage of his intervention for "solemnly renewing" the commitment that Spain adopted with the U.S.A. the 11 of September of 2001. He thanked for the aid that George W. Bush offered to Spain in the fight against the terrorism and assured that?el North American town has in Spain an European friend, a solid, strong and responsible ally ".

"I hope that we always follow working together by the democracy and the freedom in the world, it said. Also, it proclaimed that "the only end of the terrorists is to be defeated" and who "our force is born of the moral superiority of the democracy".

Aznar indeed emphasized in the beginning of its speech that "today, Spain is a democracy totally consolidated" and wanted to emphasize the economic importance of our country informing to the American congressmen of which the Spanish economy grows over the European average and has generated half of the jobs of the UE.

Also it praised the narrow bond with the U.S.A. that has been acquiring Spain from 1996. "We know that there is to assume risks and commitments. Like president, I have taken advantage of the confidence that the Spaniards eight years ago offered me to make one more a Spain it jeopardize and, therefore, more respected ".

The Atlantic alliance

Once it was clear that Spain would follow next to the United States, Aznar indicated its commitment - again this term with fomenting the átlántica alliance between the U.S.A. and Europe because "it fortifies to European and American" and "makes of the world bind more insurance".

"I do not want another alternative to the Atlantic alliance", asserted.

So that this alliance is total, the president was convinced that it was necessary to harness the relations with Ibero-America.

In his words dedicated to the South American countries, one stopped in Cuba to show to his "desire and hope to give the welcome soon to the community of free nations".

 次へ  前へ

戦争47掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。