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アメリカのキリスト教はなぜここまで狂ってしまったのか アメリカ軍をイラクへ派遣した狂気の集団の米大統領
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/486.html
投稿者 TORA 日時 2004 年 5 月 07 日 16:04:54:CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu70.htm

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アメリカのキリスト教はなぜここまで狂ってしまったのか
アメリカ軍をイラクへ派遣した狂気の集団の米大統領

2004年5月7日 金曜日

◆イラク人虐待を謝罪=国防長官の辞任は求めず−米大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040507-00000010-jij-int

【ワシントン6日時事】ブッシュ米大統領は6日、ホワイトハウスでヨルダンのアブドラ国王と会談した後、共同記者会見に臨み、同国王との会談で、イラク駐留米兵によるイラク人への虐待問題について「わたしはイラク人拘束者と彼らの家族に屈辱を与えたことを申し訳なく思っている」と謝罪の意を示したことを明らかにした。同大統領がこの問題で、「ソーリー(申し訳なく思う)」と明確に謝罪の言葉を発したのは初めて。
 ブッシュ大統領はまた、同問題の責任をめぐりラムズフェルド国防長官の辞任を求める声が議会などから出ていることについて、辞任を求めない考えを示した。 (時事通信)
[5月7日7時1分更新]

◆国防長官辞任を要求=米大統領選のケリー民主候補
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040507-00000029-jij-int

 【ワシントン6日時事】米大統領選挙の民主党候補、ケリー上院議員は6日、遊説先のカリフォルニア州で演説し、イラク人虐待問題を受け、ラムズフェルド国防長官の辞任を要求した。
 ケリー氏は、米メディアが報じるまでイラク人虐待写真のことを知らなかったブッシュ大統領も非難し、「大統領となった場合、わたしの指揮下では何が起きているかを最後に知らされることはない」と強調した。 (時事通信)
[5月7日7時2分更新]

◆クリスチャンは中途半端な理解のままに政治をやるな ミレニアム
http://www.path.ne.jp/~robcorp/bbs/wwwboard.cgi

tomi 2004/05/06(木) 12:40

キリスト教に通じていない人は分かりにくいだろうが、今の宗教右派は、2つの相反する思想を同時に信奉している。

(1)ディスペンセーショナリズム
(2)再建主義

(1)
ディスペンセーショナリズムは、終末論においてユダヤ教の原理をひきずっている。

それは、「武力によるイスラエル王国の建設とそのイスラエル王国を中心とした新世界秩序の建設」である。

ユダヤ教(旧約聖書の宗教とは異なる)はメシアをローマ帝国からの解放者と見ていたため、政治的メシアになることを拒否したイエスを殺害した。

ディスペンセーショナリズムは、キリスト教の中から生まれたから、イエスをメシアとして受け入れるが、終末に再臨されるメシアが武力によって世界統一するという考えを持っているという意味でユダヤ教と原理(武力による支配)は一致している。

しかし、歴史的キリスト教は、「支配とは武力によらず、聖霊による」と考える。つまり、「伝道とともに働く聖霊が一人一人の心を変えて、イエス・キリストに従う心が与えられ、それらの人々が世界を『教育と伝道によって』変えていく」と考える。

これは天と地ほどの違いである。

(2)
再建主義は、歴史的キリスト教の立場であり、世界を変える方法は、再臨のメシアによる外発的武力支配ではなく、聖霊による内発的自発的支配である、と主張する。

しかし、このような教理的な違いについて知らない人々が、再建主義のエレメントである「統治主義」を誤解して、「武力による統治を目指す」と誤解し、我々のことをネオコンと同一と勘違いしている。

今回のイラク戦争において、ネオコンとつるんだのは、ディスペンセーショナリストである。

その典型的な人物がTV伝道者で大統領選挙に出たこともあるパット・ロバートソンである。

彼は、ディスペンセーショナリズムを信じつつ、再建主義の一部を取り込んで独自の見解を作り出した。

そして、アメリカクリスチャン同盟という団体を通じてブッシュ大統領に影響を行使し、今回のイラク戦争を後押しした。

私は、彼らがイラク戦争を支持した時に、アメリカクリスチャン同盟に抗議文を出したが無視された。

(3)
ディスペンセーショナリズムを信じながら再建主義の教義を取り込むことによって、パット・ロバートソンは人々に再建主義について間違ったイメージを与えただけではなく、「クリスチャンが政治に口を出すとろくなことはない」という印象を人々に与えた。

福音的キリスト教が人々にこのような印象を与えたのはこれがはじめてではない。彼らは、間違った聖書解釈によって「飲酒の完全禁止」を主張し、それに基づいて禁酒法成立に影響を与え、国内を混乱させ、闇取引を行ったマフィアの勢力を拡大させた。

福音的キリスト教の大きな間違いは、「聖書が何も言っていないことを頑固に貫く」という点にある。聖書が何も言っていないことを頑固に主張することは実質的に別の宗教(つまり、カルト)を作ることなのである。

彼らが政治に関与するとろくなことができないのは当然である。

この薄っぺらな宗教は人々を変えることも社会を変えることもできない。聖書と社会について浅薄な思考しかできない人々が政治に関与することによって、人々に大きな誤解を与え、キリスト教離れを促進している。

再建主義を取り入れるなら、まず全部をよく検討してからにして欲しい。その武力覇権主義を捨てないままに政治に関わると人々に大きな誤解を与え、「結局、キリスト教と政治とは無関係なのだ」という間違った思想をさらに促進させ、聖書の真理を捻じ曲げることになる。


(私のコメント)
イラクにおけるアメリカ軍の暴虐は来るところまで来てしまったようだ。アメリカはベトナムでの失敗を懲りもせずに繰り返している。同じ失敗を何度も繰り返す連中のことを本当のバカと呼ぶ。アメリカ国内ではテレビなどを利用した政府のプロパガンダが国民に浸透しておかしくなってしまったのだ。

アメリカ国民は星条旗を振り回し、「ゴッドブレスアメリカ」を歌い、政府批判をすると非愛国的と攻撃した。戦前のナチスドイツを思わせる光景に私の悪い予感が的中してしまった。別に星条旗を振り回したところでテロリストが退散するわけでもなく、イラクへ攻撃をしたところで格好の反米テロリスト達の標的になりに行くだけだ。

アメリカインディアンのように民族ごと根絶やしにするのならともかく、イラク人を皆殺しにしない限りイラクはアメリカのもにはならない。アメリカ人の言いなりになるイラク人に統治させようとしたが、ここまで拗れればそれも無理だろう。アメリカとしてはより多くの軍事戦力を投入するか、全面撤退の岐路に立たされつつある。

60年代に頃のような圧倒的経済力をもっていたアメリカなら、ベトナム戦争の時のように50万人の大戦力を投入することも可能だったが、今では10万足らずの兵力による長期間の戦闘には耐えられない。キッシンジャーはイラクはベトナムのようなジャングルは無いから泥沼にはならないと言っていたが、すでに泥沼になっている。

このようなブッシュ大統領を支持しているのはキリスト教右派の勢力で7000万人もの信者を持つキリスト教福音派の団体で、彼らの支持がなければブッシュ大統領の当選はなかった。彼らの宗派はキリスト教原理主義的であり、ユダヤ教キリスト派ともいえるほどで、イスラエル王国の建設を目指している。

彼らの教義はまったく狂気の沙汰としか言えないが、武力で世界を統一しようとする野望は、アメリカの軍需産業や石油産業の野望とも一致している。本気で軍事力で世界統一しようと言うのなら、核戦争でも起こしてアメリカ人以外の人々を根絶やしにしなければなりませんが、これはさまに聖書の中のハルマゲドンの世界だ。

アメリカのキリスト教原理主義者の妄想はハルマゲドンの後のメシアの再臨を信じている。これが少数に人たちだけなら笑って済ませられますが、彼らがアメリカ大統領を選ぶまで勢力が拡大したらどうなるか。ブッシュは本気でアメリカ、イスラエル連合軍と世界軍との戦いを望んでいるのだろうか。

ノー天気な小泉首相は日本の軍隊がイラクのユーフラテス川沿いに派遣した意味をおそらく知らないのだろう。しかしネオコンとキリスト教原理主義者にとっては、東の果ての軍隊がハルマゲドンの地に来ることがどれだけの意味を持つのか、非常に重要なのだ。だからこそ私は自衛隊のイラク派遣に反対したが、アメリカの狂った人々はハルマゲドンの世界を実現すべく米大統領を動かしているのだ。


『アメリカ・ネオコン政権最後の強敵バチカン』
ハルマゲドンに憑かれた米国キリスト教対法王 
http://www.asyura.com/0310/bd29/msg/152.html

なぜアメリカは、こんなにおかしいのだろう
ブッシュ大統領を支えるキリスト教右派の正体
http://www.asyura2.com/0403/bd34/msg/109.html

「なぜアメリカは戦争をしたがるか」 
「キリスト教国の苦悩」 内藤正敏 牧師 著
http://www.asyura2.com/2003/dispute8/msg/969.html

ブッシュ、ブレア、コイズミの3バカトリオは
宗教団体と国際金融資本に支えられている
http://www.asyura2.com/0304/bd25/msg/879.html

鹿嶋春平太著「聖書がわかればアメリカが読める」 
米国のキリスト教は1200年の迫害を受けた異端派
http://www.asyura2.com/2003/bd23/msg/179.html


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