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なぜ、長壁さんを「反戦“ファシスト”」と呼ぶのか
http://www.asyura2.com/0403/dispute17/msg/520.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 30 日 21:42:40:Mo7ApAlflbQ6s
 


「カスの「自分を信じている」からいつまでもカスのままなんだよ!」という「長壁問題」批判を書いたら、ソソクラテスさんから「Re: 他人をカス呼ばわりする人間こそカスである。」という批判をいただいた。

これを居直りだとは受け取ってほしくはないのだが、自分のことをカス以下の「悪魔崇拝の片割れ」だと思っている。(私が善良で、長壁さんなどこれまで「カス」と呼んできた人達を悪だと思っているわけではないということ)

私の物言いに不快感を催す方がいることもわかっている。そうわかっていながら言動を改めないのも「悪魔崇拝の片割れ」だからである。
「パトスとエトス、そして現在進行形の世界史について」( http://www.asyura2.com/0403/dispute17/msg/380.html )で書いた、エトスの変容要因であるパトスを揺るがす“攪拌棒”や“異物”になればと願ってここ阿修羅で書き込みを続けている。


私が「カス」と呼んできた人たちは、自分の責任を果たさずに他者を批判する行為をした人である。ここ阿修羅で言えば、きちんとした説明をしないで(論拠を示さずに)、他者の書き込みや他者そのものを批判する投稿者である。
(政治的立場や価値観の違いで、ひとを「カス」呼ばわりしたことはない)


それは、類としてできることも高が知れているのに、一人の人間ができることといったらほんとうに微々たることなのだから、反戦など国家社会にとどまらず世界が関わることでなんとかしたいと思ったら、多くのひととの“協働”がなにより必要で、“協働”を合目的的に進めるためには議論を通じた現実認識と実現方法の共有がなにより重要であるはずだ。
現実は不断に変化している。「知識」は、思考経済(ムダに思考時間を費やさなくてもいいということ)という点で貴重なものだが、過去の現実から取り出されたものでしかないとも言える。
不断に変化している現実のなかで何かを達成しようと思ったら、「知識」に縛られることなく、生の現実を掴み取る営為が不可欠である。そして、それを支えてくれるのが、同じ目的を持つ人たちとの生のやり取り(議論)なのである。
(生の議論を通じて、「知識」も、血肉化するし再生もする)

インサイダーではないので実態を知っているわけではないが、目的を達成するために能動的に現実(世界)を変えようとしている“彼ら”(実務は知的執事だが)は、強大な権力を使う立場にありながら、どうやったらそれをスムーズに実現できるかというテーマで罵り合うほどの激論を恒常的に交わしていると推測している。
お互いに、「人格攻撃」だとか、きつすぎる表現だとか、右翼や左翼などのレッテルを貼ることで、相手を“口封じ”するような愚かなことはしていないはずだ。
それなりの正当化理由を提示して多数派を納得させる必要があるとはいえ、米国の強大な軍事力を利用でき、主だった国々の支配層をも追随させることができる“彼ら”でさえ、知識や思考力に優れた連中を大量に集め侃侃諤諤の議論を通じて政策や戦術を決めているのである。
そして、実際にことを進めるなかで思うようにいかない現実に直面すれば、またそこで白熱した議論を戦わせることになる。

“彼ら”は、自己の強欲を満たすためであれば、計算づくの大量殺戮もへっちゃらな連中である。

一方、それに対抗しようという人たちは徒手空拳に近い善意に満ちた存在である。
唯一とも言える力は「潜在的多数派」であることであるが、それはあくまでも潜在的なものであり、顕在化しているわけではない。

断じて、“彼ら”は「議論をしているときではない、さあ、行動を!」と闇雲に叫んで止められるような相手ではないのである。


長壁さんは、共産党員らしく、右翼やファシズムを嫌悪しているようだ。
最近、長壁さんに「自分の主張が「反戦“ファシスト”=心情行動主義者」であることさえわからない政治的倒錯者」と投げ掛けた。

(タイトル文字数制限と少しは長壁さんに気を使っておかしな日本語になったが、「自分が「反戦“ファシスト”=心情行動主義者」である...」もしくは「自分の主張が「反戦“ファシスト”=心情行動主義者」のものである...」が正しい表現)


長壁さんが忌み嫌う“ファシスト”という表現を使って挑発したのだが、無視されたようだ。

私は、ファシズムにも共産主義にも耳を傾けるし、どちらでもおかしいことにはおかしいと言う立場である。

なぜ、長壁さんを「反戦“ファシスト”」と呼ぶのかを、長壁さんが投稿した内容を基に説明したい。


4月27日長壁満子さん:「Re: わかんない人ですねーーまさに、茶色の朝到来」( http://www.asyura2.com/0401/idletalk8/msg/1043.html

※ 長壁さんが使用した「茶色の朝」という表現は、2年前にフランスでベストセラーになっら反ファシズム寓話『茶色の朝』(大月書店:フランク・パヴロフ著:藤本一勇訳:1000円)に由来するものであろう。
 「茶色」とはファシズムを象徴するドイツ・ナチの制服の色で、茶色の猫以外を飼うことが許されなくなり、反対していた新聞が発禁処分になっていくなかで、危険なファシズムが自分にも迫ってくる日常が淡々と描かれているという。(未読なので「日刊ゲンダイ4・28」の記事を参照した)


長壁さんは、「Re: わかんない人ですねーーまさに、茶色の朝到来」で、

「あのねえ〜〜
 私は、もう、3年前ほどから、戦時下であると公言しているのですよ。
 つまり、着々と暗黒時代に入っているのだと。
 戦争釜はじわじわと熱くなり、「このままいくと時間の問題、焼け死んじゃうよ、だから、早く、一刻も早く、釜から飛び出す準備を始めよう」と呼びかけているのでしょう。釜のなかにいても、蒸し焼きもされずに、生き残れると錯覚している人は仕方がないとして、普通の感覚をもった人は、「ともに、生き延びるために闘おうよ!」といっているのでしょう。それを、釜の中よりいい生存条件をしめせだの、その責任があるだの(共産党員だから?)、チャンチャラおかしなことを言ってる人がいますが、いい加減、そういった、ばかげた妄言で誘導するのはやめていただきたい。
 「反日分子」だの、「国のために命をささげよ」だの、「自衛隊は人質救出に突撃せよ」だの、まったく、極右翼の妄言を、正当にうけとめて、「だから、自粛しないと・・・」と、真実を言う人間を、揶揄して、権力に媚びて見せるゆで蛙の方々、あなた方の本質など、ここ阿修羅の良質な読者は、とっくに見抜いていますよ。一見、見識ぶって、能書き垂れていらっしゃいますが、その本音あるいは役割は、小市民の皮をかぶった、ただの公安の犬ではありませんか。阿修羅が泣くというものです。
 ともかく、ゆでがえるであろうが、なまがえるであろうが、日本列島に潜む面々は、同じ運命であるということを、そろそろ、悟ったらどうでしょうか。」

と書いている。

これを、戦前のナチスの立場で書き換えてみた。


「あのねえ〜〜
 ドイツの有識者は、もう、100年も前から、国際金融家がドイツをめちゃくちゃにすると公言してきたし、英米仏は第一次世界大戦でドイツを叩き領土も奪い、ロシアで革命を成功させた国際金融家の手先である国際共産主義者はドイツでも共産主義革命を起こそうとしているのですよ。
 つまり、着々と暗黒時代に入っているのだと。
 戦争釜はじわじわと熱くなり、「このままいくと時間の問題、焼け死んじゃうよ、だから、早く、一刻も早く、釜から飛び出す準備を始めよう」と呼びかけているのでしょう。釜のなかにいても、蒸し焼きもされずに、生き残れると錯覚している人は仕方がないとして、普通の感覚をもった人は、「ともに、生き延びるために闘おうよ!」といっているのでしょう。それを、釜の中よりいい生存条件をしめせだの、その責任があるだの(ナチス員だから?)、チャンチャラおかしなことを言ってる人がいますが、いい加減、そういった、ばかげた妄言で誘導するのはやめていただきたい。
 「自由主義経済の資本主義はすばらしい」だの、「国際共産主義運動のために命をささげよ」だの、「戦争は悪だから武装強化は控えよう」だの、まったく、国際金融家や極左の妄言を、正当にうけとめて、「だから、自粛しないと・・・」と、真実を言う人間を、揶揄して、権力に媚びて見せるゆで蛙の方々、あなた方の本質など、ここ阿修羅の良質な読者は、とっくに見抜いていますよ。一見、見識ぶって、能書き垂れていらっしゃいますが、その本音あるいは役割は、小市民の皮をかぶった、ただの国際金融家の犬ではありませんか。阿修羅が泣くというものです。
 ともかく、ゆでがえるであろうが、なまがえるであろうが、ドイツに潜む面々は、同じ運命であるということを、そろそろ、悟ったらどうでしょうか。」


反戦平和の共産主義者である長壁さんとナチスとでは、価値観や善悪基準も違うし、めざすものも違うことはわかっているつもりである。
そうでありながらも、両者に異様なまでに類似した心性を感じるのは私だけだろうか?

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 当時のドイツは、国際金融家や国際主義そして「資本主義」の危険性を理解している人も少なくなかった。そして、国際金融家の多くがユダヤ人であり、国際金融家がドイツの産業を支配している現実もあった。
(ユダヤ人はゲットーに住み高利貸しを営んだり宮廷財政家として膨大な利益を上げてきたという歴史的事実も当時のドイツ人は知っていた)

 国際金融家の手先であるヒトラー・ナチスは長壁さんよりも合理的だし、当時のドイツ国民も長壁さんよりも合理的で大災厄であった第一次世界大戦の記憶も生々しいから、長壁さんのようなアジテーションだけでは第二次世界大戦には進まなかった。

 ヒトラー・ナチスは、世界が「大恐慌」で苦しむなか、国際金融家のサポートを受けながらケインズ主義を先取りするかたちで他に先駆けてドイツの経済回復を達成し、支持者を増大させていった。
 そして、国際金融家はいつかの日かドイツを破壊するために英仏露などを使って戦争を仕掛けてくるという予感もあった。

 ヒトラー・ナチスの第三帝国は、「議論をしているときではない、さあ、行動を!」とドイツ国民の心情に訴え、ポーランド侵攻に打って出て第二次世界大戦の幕を切って落とした。

 そして、戦後ドイツは、東西分割というとんでもない悲劇を受け入れざるを得なくなり、国際金融家(“彼ら”)による全面的な支配に屈するなかで“繁栄”を遂げ、現在経済的苦境に陥っている。

(分割を除けば、戦後日本と同じように...)

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