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あたくしはNUEさま寄りなようです。
http://www.asyura2.com/0403/dispute18/msg/359.html
投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 6 月 22 日 20:04:02:WgkZZjZT3HifU
 

(回答先: Re: 世間基準と素直な気持ちの使い分けは善か悪か?(笑) 投稿者 NUE 日時 2004 年 6 月 22 日 17:22:04)

あっしら様、

やっと復帰なさるや否や、この間からこの辺りのネタをよく振られますねえ。
あたくしは、以前あっしら様と、かなり長期にわたって
この辺りのこととも重なるような話題について雑談板でご一緒させていただいておりましたので、
もしかして召還されているのだろうか、と少し思わないでもありませんでした(笑)。

ここに至るまでの議論には部分的にしか参加させていただかなかったんですが、
あたくし、感性的にはNUEさまとかなり近いみたいですね。
NUEさまが『美しくない、醜い』あるいは『アホか、こいつ』と反応なさった箇所は
あたくしも手放しで同意に近い感じでしたからねえ。
NUEさまが『ロマンチスト』と自称なさるに至って、
やっぱり同類だからなわけね、と納得いたしました。
あたくしも実は過去からそう自称してきているんです(コケました?)。

くだんのエリート氏については、フィクションなんでしょうが、
一応現実にそういうケースがあったらと想定して色々考えはしたんでございます。
その間に沢山みなさまからレスが付いてしまって内容がかなり重複していますが
まあ、一応書いたままを投稿してみましょう。

*

そんな行動に及ぶエリートが実在するとしたら、と仮定しての話になりますが、
多分彼の奥さまは単に容姿がどう、というのではなく、
おそらく気質そのものも、社交の場に向かない人なんじゃないかと思いますね。
だって、社交好きで、所謂性格に華がある奥さまがたの中にだってブスはいますよ。
ブスだって、好きなら社交は上手にやるし、立派に務まるわけなんです。関係ないですよ。
旦那がエリートなら、身なりだって綺麗にできるわけでしょう。
大体、あたくしも経験上、くだらない価値判断基準を持った人間ほど
身なりのいい人間には弱い、というのを見て来ていますから
(『馬子にも衣装』は本当ですよ)、
身なりで圧倒できるくらいにセンス良く着飾らせてあげれば
別に問題ないはずだと思うんです。

その辺りが、このケースでは、エリート氏の行動の動機には
多分奥さまの造作だけでなく、
彼女が社交に向くかどうかの問題がかかわっているんだろう、
と考える根拠になります。

(ちなみに、あたくしは社交には向かないですねー。
女性の端くれとして、おめかししてのお出掛けは愛好しないではありませんが、
どんなに偉い人を前にしても、『なんだこいつ、虫の好かない男だよ』と思うと、
正直なもんで、多分素振りに出ちゃうんです(笑)。
それに、『はっきり言って“社交”の何がそんなに面白いのよ』などと
考えてしまうような性格でもあります(苦笑)。
同じ『おめかしでお出掛け』でも、自分たちが楽しむために出掛けるのに限って好きなのであり、
ワケの分からん人びとと脈絡もなくつるむのは苦痛なわけですね。
つまりあたくしには、エリートの妻をやるのは向きません。
もっとも、いやいや出掛けた社交の場で、
図らずも本音で上司の奥さまと意気投合したり、
などという場合もあるかも知れませんが。)

*

・・・とにかく、結論から申し上げますと、非常にいただけない話ではありますね。

まず一番に『分かんないなー』と思うのは、ですね、
エリートサラリーマンって、『あ、気が付いたらなっちゃった』
ってなボンヤリした人がなれるものじゃないのが普通だと思うんですよ。
多くの場合は、『そういうものになろう』と自覚的に進路を選択してきた人間が
なるものらしい、と思うんですよねえ。
すると、あたくしなんかは
『エリートサラリーマンになろう、それで出世していこう』ってな野心のある男が
なぜ結婚相手もそれを主眼において選ばなかったのか、と考えてしまうんです。
出世することがそんなに大切なことであったならば、ですけどね。
ちょっと間抜けじゃないですか。

あるいは、出世も何もどうでもいい、たとえブスでも君に惚れたんだ、
と言って一緒になる、その価値基準は非常に結構なわけなんですが、
だったら、彼女が社交に向かなくとも、
構わずそのまま連れて行けばいいじゃないですか。
ブスでも惚れて一緒になった奥さんがいて嬉しいなら、
何故社交の場へも二人、楽しむために出ていけないの? ・・・ちゅうことですね。
なんで、『君もこうやっておめかしすれば綺麗だよ』
と新境地を拓いてあげないわけ?

つまり、折角惚れた女と結婚した後も、『出世』と
『奥さんをパートナーとして、公の場でもまともに扱ってあげること』を天秤にかけ、
あげくに本人に黙って偽の美人妻をレンタルで借りよう、
ってな姑息な手段を使うのが気に入らないわけです。
半端なんですよ。潔くありません。

奥さんにそれを正直に告げることができ、奥さんも笑って
『あはは、それ、いいアイデアじゃん、やっちゃいなよ』
と応じるような夫婦関係だったら、逆に凄いと思うんですけどね。

だけど普通は、公の場で妻たり得なくて、何が妻か、
という感じになって当たり前なんじゃないでしょうか。
しかも、夫が黙って他の女を正妻扱いにして、
本当なら自分が出ていくべき場所に出した、
ということを発見するんですから、そりゃあショックでしょう。
ああいった場に出られることも、常日頃夫に尽くしていることに対する
感謝や報い、ねぎらいの表出だと捉える女性も多いんじゃないんですかねえ?
そういうところを全然考えていないような鈍感さが嫌かも、ですね。
そういう種類のデリカシーがない、あるいは重視しない、というのがいけないわけです。

ああいったワザを使って上司や取引先の重役の歓心を買うことが出来たとして、
一体それがどういう出世に繋がるもんなのかも・・・ねえ。
ああやってまでしがみつくようなどんなトクがあるの?
給料が上がったら、子供の学費も助かるとか
もっと奥さんと旅行が出来るとか、そんな口実でも出すんでしょうか。
そんなの、本当の奥さんと一緒に社交して得られた結果であってこそ意味があるんじゃん?
それに、結果が良くても、過程がああではダメなんじゃないの?

・・・そういったところでしょうか。

あっしら様のおっしゃりたいこと(功利的本音と建前の使い分け)はよく分かるんですけど、
早い話が、そういうのは小手先の余計なワザでは?・・・とまあ、そういうことなんでございます。
くだんのエリート氏は、男性としても、あたくしのタイプじゃないですね。
『挙動』や『人生の中での選択センス』はっていうのは、一種の総合芸術なんですよ。
一貫性、coherence というものが無ければ嘘っぽいんです。

もちろん、くだんのエリート氏よりもっと喰えない価値基準を持った人びとも
この世には沢山いるでしょうし、
彼なんてまだマシな方なのかも、とは思いますけどね。

*

その他、こちらのスレ関連で
レスを付けるタイミングをはずしてしまっていた分について
軽くコメントさせていただきます。

(自分の美意識で見かけたほぼ止まった“美人”が誰かと話した瞬間に興ざめすることがあります。逆に、“ブス”と言えなくもない女性が見せたある表情に美を感じたこともあります)

あたくしなんかは、これ、しょっちゅうございます。当然男性に対してもですよ。

以前、エンセンさまに理想の男性像について質問を受けた際、
『和服を着て動いて様になる人なんていいかも』と答えた憶えがあるのですが、
やはり『動く』というところと『様になる』というところがミソなんですね。
ただ和服を着て似合う、ではダメなわけです。
動いて様になって初めて、和服姿が自分のものになったんだ、という認識ですね。
自分のものである、とか、内面から滲み出るものだ、とかいうのが重要なわけです。

あたくしはですねえ、こと男性への人物評価をいたします場合、
月並みだったり不細工だったりする男性たちについては一律ゼロから出発いたしまして、
彼らの人格的な美点や優れた点を発見すると加点する、という方式なんでございますが、
造作が美しい男の場合にはその美しさに比例したハンディキャップを付けまして、
マイナス点から評価を開始する、というのを
少女の頃からずっとやっておりますの。これってあんまり(笑)?

だって、見た目に美しいという以外に取り柄のない男なんて嫌いなんですもの。
そんな退屈なもの、他にあります?

また、あたくしに言わせればですねえ、理想的なパートナーの条件についても
あっしら様のおっしゃっていた『善悪や美意識の一致』だけでは、
まだ何か大切なものが足りないんでございます。

そこに抜けていたのは何かと申しますと、ユーモア感覚の一致ですね。
笑いのツボでございます。
どんなにいい男でも、互いに冗談が通じないようじゃ丸一日も一緒に過ごせませんよ。
そんなのはあたくしにとっては拷問です。考えただけでも、いたたまれなくなります。
重要度に応じて順序を与えるとすれば、
大切な順に善悪の感覚、笑いのツボ、美意識の順でしょうか。

人生、退屈して過ごすのと腹がよじれるほど笑って過ごすのと
どちらがトクか、と申しますと、あたくしに関してはもう答えは出てますね。
死ぬほど美しいが退屈な男と、ファニーフェイスだが死ぬほど愉快な男、
そのどちらを取るかと聞かれたら、あたくしは迷わず後者を取ります。
偽善でも欺瞞でもありません。

また笑いの質もですね、ギャグや小咄を話すのが巧いというレベルでは嫌なわけなんです。
出来上がったものを再現出来るだけではつまんないんです。
そうではなく、日常の出来事や物事への反応や、それに対する評論やコメントが
何とも言えず面白い、趣深い、というのが理想です。
それが創作能力というものだと思うんですよね。
これも『自分のものである』ということ。
後者のスキルを持つ人は、特にネタなど入らない日常にあっても、
汲めども尽きぬ泉のように笑わせてくれる人に違いありません。
脳味噌のセクシーさのほど、というものは、そういったところにも表れるのでは?

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