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もっとリアルに物事をお考えになられたほうがいいと思います。
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投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 30 日 23:59:33:Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 私の考え方と違う点を2点あげます。 投稿者 ゆらぎ 日時 2004 年 6 月 30 日 23:02:20)


ゆらぎさん、どうもです。


>特に「覚悟をもって子どもを育てろ」という考え方に違和感をおぼえます。
>覚悟がなければ子供を生む資格はないのでしょうか。極端なことを言うと覚悟が足り
>なければ子供を殺して責任をとるのが理に適っていると考えられるのでしょうか。

子どもを生む資格なぞ論じてはいません。
覚悟がなくても子どもは生まれます。しかし、生んだら覚悟をもって育てるべきというものです。
「できちゃった、可愛いかもしれないから生んじゃおう」で生んだとしても、またまたお叱りを受けるかもしれませんが、強姦されて妊娠して「天が授けた命だから生んで育てよう」と思って生もうと、子どもを育てることはけっして生易しいことやいいことばかりじゃないのだから「覚悟をもって子どもを育てろ」ということです。


ましてや、「覚悟が足りなければ子供を殺して責任をとるのが理に適っている」とは言っておりません。
自分の命を捨てることを覚悟して子どもを殺すことは、私にはそれなりに立派な覚悟であり責任ある態度だと思えます。(またまた、油に火を注ぐことになるのでしょうが...)
発作的突発的に後先を考えずに子どもを殺すのではなく、おかしな言い方ですが、冷静かつ合理的な判断のもとに覚悟をもって子どもを殺すことを想定したものです。

>誰しもが自由に子供を生む権利が許されるのではないでしょうか。例え子供を見る覚
>悟がないとしても生む自由はゆるされ、親が自分は適任ではないと判断した場合は、
>社会がその子供を無条件で見る事ができる社会構造を作っていくほうが、理想的であ
>ると考えてます。

「誰しもが自由に子供を生む権利が許される」と思っている一方で、「子どもを生んだらきちんと育てる責務がある」と思っています。

国家機構や他人の認定ではないことに救いを覚えますが、「親が自分は適任ではないと判断した場合」としても、それまで親と濃密なつながりをもってきた子どもの思いはどうなるんですか?

>子供を作ることは生命の営みです。覚悟がなくても子供は生むことができ、それを制
>限することが良い社会とは言えないと考えます。

私は、子供を生む資格や権利を制限すべきとは主張していませんし、思ってもいません。

>そういう社会よりも、子供に対してなるべく親が責任・覚悟を感じなくて済むような
>社会作りの方がより健全な社会と言えるのではないでしょうか。
>つまり親が子を私物化しないで良いという社会です。

親がそうしないで、他の誰かが平均値的な親相当の責任・覚悟・愛情・慈しみをもって子どもを育てる社会状況がいつかは到来するとしても、親がそうするのが私にとっては好ましいことです。(親に恵まれない子どもには、より良い社会状況だとは思います)

社会という生き物が存在するわけでもなく、誰か生身の人が覚悟をもって子育てする必要があるのですよ。

犬猫でも大変ですが、ひとりの生身の人間をいつくしみ育てるのは生易しいことではなく、お金も時間も「自由」であっても覚悟が必要なのです。

「私物化」をどういう意味で使われているかわかりませんが、子どもが死ぬまでいい暮らしができるほどの資産家がごくわずかで、ひとり立ちしてまっとうに生きれるようになってもらわなければ困る親がほとんどですから、「私物化」なぞできるはずもありません。
「私物化」とはどういう意味か、「私物化」に代わる関係性としてどのようなものを考えられているのか教えていただければ幸いです。

私は、「何ものにも代え難い私の愛すべきもの」として子どもを育てるほうがより好ましいと考えています。

>日本国民が個々の家族で子供が虐待になり日本政府に子供を見てくれと要求を突き付
>けたときには、日本政府はもてる智恵と力を使って子供を無事に解放させる責務があ
>ります。
>と置き換えることは可能です。

置き換えることはもちろん可能です。
私はその問題に関して政府は他にやるべきことがあると考えていますし、上述のようにも考えていますから反対ですが、それを望ましいと考える方は、その実現に向けて運動を行なってください。
もちろん、反対ですから、その運動にも異を唱え続けます。


>つまりイラク人質問題で考えるならば、どこの国も自由に他国から人を受け入れるべ
>きであり、それに制限を加える世界ではなく、人間(人質)を国の私物化にするよう
>な世界をやめさせる社会構造を目指すべきではないかと考えます。


他国から人を受け入れるかどうかは、その国の判断(政策)に拠るべきだと思っています。

(人ひとりがきちんと生きていけるようにすることは生易しいことではないのです。どこの国も、対立がありながらも人々の協調に基づく何代にもわたる辛苦の歴史をへて現在に至っています。この国に入るのは私の自由でしょというのは、そのような歴史的営為を軽んじた傲慢かつ寄生者的発想です)

その国から出ていく人には制限を加えることはできるだけ抑制すべきだと思っています。
(生れ落ちてからひとり立ちするまでに他の人たちから受けている恩恵を考えると、あまり望ましいことではないという判断が、無制限ではない表現にさせています)


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