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対メキシコFTA最終合意 来年1月の発効目指す [産経新聞]
http://www.asyura2.com/0403/hasan34/msg/257.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 13 日 02:38:30:Mo7ApAlflbQ6s
 


 メキシコとの自由貿易協定(FTA)交渉で、川口順子外相、中川昭一経済産業相、亀井善之農相は12日、メキシコのカナレス経済相、ウサビアガ農相とテレビ電話を通じて会談、協定締結で最終合意した。政府は来年1月の発効に向け、詰めの調整を進める。

 日本のFTAは、2002年に発効したシンガポールに次ぎ2カ国目。農産物を含む包括的なFTAは初めて。政府は今後、韓国やタイ、フィリピン、マレーシアとのFTA締結交渉を本格化させる。

 具体的な合意内容は、焦点となっていた工業品分野で、メキシコが鉄鋼の関税を10年以内に撤廃。自動車は現行の無関税枠に加え、協定発効初年度にメキシコ市場の5%相当の新たな無税枠を設定し、段階的に関税を引き下げ7年目に自由化する。

 日本は農産品でオレンジ果汁に最大6500トンの関税半減枠を設定。豚肉も中・高級品に適用される関税率を、最大8万トンまで半減させる。オレンジ、鶏肉、牛肉にも、それぞれ3年目から日本の国内市場の1%に相当する輸入品に低関税率を適用する。

 02年11月に始まった政府間交渉は、昨年10月の閣僚交渉で合意寸前に決裂するなど難航。交渉開始から1年4カ月を経てようやくまとまった。メキシコとFTA協定がないことで日本が被る損害は年間4000億円に達するとの試算もあり、政府は早期締結を目指していた。


 日本とメキシコが12日に大筋合意した自由貿易協定(FTA)の要旨は次の通り。
 【協定の狙い】

 両国の相互補完性を発揮し、2国間経済関係を強化する。

 【農産品】

 1、日本は中・高級の豚肉で関税を半減した枠を初年度3万8000トン、5年目に8万トンまで拡大。

 1、オレンジ果汁の関税を半減した枠を初年度4000トン、5年目に6500トンまで拡大。

 1、オレンジ、牛肉は協定発効3年目から低関税枠を設定。低関税枠はオレンジが2000トンから5年目に4000トンに、牛肉は3000トンから5年目に6000トンに拡大。鶏肉は発効2年目から低関税枠を設定し、2500トンから5年目に8500トンに拡大。

 【鉱工業品】

 1、メキシコは自動車輸入で、協定発効初年度に、国内販売台数の5%相当の新規無関税枠を設け、7年目から完全に自由化する。

 1、メキシコはすべての鉄鋼製品について10年以内に関税を撤廃し、家電、自動車向けなどでは即時撤廃する。

 【投資】

 1、相互の投資家に対し内国民待遇と最恵国待遇を与える。

 【政府調達】

 1、メキシコは政府および政府系企業の調達で、日本企業を欧州連合(EU)の企業と同等の条件で扱う。

 【競争政策】

 1、(不当廉売など)反競争的行為の規制で協力する。

 【ビジネス環境整備】

 1、貿易・投資を促進するため、民間の代表が参加できるビジネス環境整備委員会を設置する。

 【2国間協力】

 1、貿易投資促進、中小企業、人材養成、農業、観光など9分野で協力を進める。

 【紛争処理】

 1、仲裁裁判所を含む規則や手続きを定める。

(03/13 01:01)

http://www.sankei.co.jp/news/040313/kei004.htm

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