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「産霊山秘録」「妖星伝」「太陽の世界」
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投稿者 すみちゃん 日時 2004 年 4 月 13 日 18:32:50:xnvpUXgHxuDw6
 

(回答先: 『産霊山秘録』でした! 投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 4 月 13 日 08:06:55)

まっくすさん。 ぷち熟女さん。 Mさん。 こんにちは。

これは面白いスレッドですね。 それに「昼休み板」というのも良い。


−西域とユーラシア東部=日本列島−

(いずれにしてもキーになるのは「秦氏」です。松尾大社近辺を開拓したのが
この氏族らしいんですが、「秦氏」を追ってくと面白いですよ。
京都→中国(秦の始皇帝)→弓月君→西域とさかのぼって、仕舞いはメソポタミアあたりへつながっていきます。)

(あれが信憑性のある話だと仮定すると、現在のシオニスト達は
中央アジア起源のただの改宗ユダヤ教徒の血筋だが、
古代に日本に帰化した者たちはセム系であった可能性がありますね。
イスラエルではセム系はどちらかと言えば被差別民ですから、
やっぱり日本人もそれでいじめ抜かれているわけなんですかね?)

私も本は幾つか読んだのですが、さっぱり分かりません。
分かるようでしたら教えてください。

始皇帝は「こがい」(漢字がでないよう)と呼ばれていたと記憶します。
「こ」は西域の蛮人のことで、「がい」は子供のこと。
始皇帝それ自体が、西域の血による秦の乗っ取りの産物なのでしょう。
目が青かったという話もある。
秦の厳格な統治はオリエント起源と考えられるのではないか?

秦から日本に派遣された船団は、熊野新宮や駿河湾に上陸したのでしょう?

新宮は、学生時代に、明日香神社等を起点として、ずいぶん歩き回りました。
ここに上陸したというのは本当ではないかと思いました。

日本と西域との関係の解明は、まだまだ前時代のくらやみの中にあるような気がします。
長江文明の遺跡(サンセイタイ遺跡など:漢字がでない)で日本の養蚕農家とそっくりの家屋群が発掘されたというのは、
衝撃的でした。
従来いわれていたレベルの弥生−縄文とは異なる系列の文明の原基があるようです。
養蚕、機織り、節句(七夕など)などの農村文明はこちら起源なのかもしれません。

私は、秦というよりも、こちらの方が可能性が大きいような気がしているのですが(素人の妄想です)。
何しろ5000年以上前まで遡及する大文明のようですから。
(今の中共がきちんと発掘するかは疑問です:たぶん無理か)。

この文明が、西方から移住してくる漢民族、更に西域の蛮族(コジン)によって連続的に浸食されてきたというのが本筋かもしれない。

−半村良と「産霊山秘録」「妖星伝」「太陽の世界」−

(半村良、気になる人です。『産霊山秘録』『石の血脈』くらいしか読んでませんが。
でもヒの一族、ネの一族・・・と来ただけで、今思うとこの人相当わかってた人だと
思います。『妖星伝』、いつか読みたいリストに常時入ってます。)

(オシラサマ、というのは半村氏の想像の産物かと思っていたら、
蚕の神様か目の神様か何かで、本当にそう呼ばれている神様があるのだそうですね。)


オシラサマは今でも東北地方全域に残っていると思います。

半村良は現代日本最高の作家だと信じています。

「石の血脈」は初期の傑作ですが、私としてはいま一つかなあ。

「産霊山秘録」は素晴らしい。 中期の傑作ということになります。
「ヒ」一族みたいな集団は本当にいるのかなあ?

「妖星伝」は更に哲学的ですね。
これほど高度な哲学を、スケベ系エンターテインメントとして提供するのは凄いとしか言いようがない。
これを要約するのは難しい。

「太陽の世界」
(たぶん)架空のムー大陸を舞台とした未完の小説。
20巻ぐらいまで読んでいますが、中断したはずです。

ヒトと道具、労働、王政と身分、宗教などの本質を徹底して考えた作品。

架空の物語なのですが、
何か既視感がある。
まるで我々の生きている文明の深層記憶(?)を攪拌されるような、
不思議な感覚にとらえられます。
この書は必読と思う。

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