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(連載)[凶行の記憶](1)憎しみより 後悔深く…教師たち (読売新聞)−−−附属池田小学校の場合
http://www.asyura2.com/0403/nihon13/msg/475.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 6 月 11 日 12:53:12:0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: 気になる人(仮説) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 6 月 11 日 12:35:04)

(連載)[凶行の記憶](1)憎しみより 後悔深く…教師たち
http://www.yomiuri.co.jp/features/ishm/200308/is20030821_01.htm

2001年6月8日、大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)で児童8人を殺害、教師2人を含む15人に重軽傷を負わせたとして殺人などの罪に問われ、死刑を求刑された無職宅間守被告(39)の判決公判が28日、大阪地裁で開かれる。教室で幼い命を奪った凶行に人々はどんな教訓を見いだし、どんな思いで判決の日を迎えるのか。それぞれの「池田小事件」を伝える。

なぜ疑い抱かなかった…涙の担任「私も加害者」

 河上洋介教諭(30)(現大阪府豊中市立小学校勤務)は、この夏、事件後初めて読売新聞のインタビューに応じ、胸にしまってきた思いを語った。

 「子供たちには本当に申し訳ないことをしました。犯人への憎しみより、その後悔の方が大きいのです」


宅間被告が侵入した付属池田小の東門。今は鍵がかかり閉ざされている(大阪府池田市で)
 あの日午前10時すぎ。河上教諭は、担任だった2年南組の授業を2分ほど残して切り上げ、学級菜園を見に行きたいという児童2人と校舎を出た。

 その時、体育館の陰から男が現れ、ゆっくりと近づいてきた。手には緑色のポリ袋。保護者か、出入りの業者か。すれ違いざまに会釈した。男は無言のまま校舎へ。宅間被告だった。

 この光景を何度、思い浮かべ、悔やんだだろう。「安心しきっていた。疑いを抱かなかった。言われてみれば、業者の服装でもなかったのに、なぜ気づかなかったのか」

 南組の児童が叫びながら学級菜園に走ってきた。「先生、包丁で刺されてる!」。あの男のことが頭をかすめた。無我夢中で校舎に戻った。1年生の教室に飛び込み、包丁を持つ被告を副校長と取り押さえた。自分も頭に負傷した。

 だが、南組の子供たちを救護することはできなかった。「犯人を取り押さえるのに精いっぱいだった。そばにクラスの子が5人も倒れていたのに、顔も見てやれなかった」。死亡した児童8人のうち5人は南組の子供だった。

■   □

 昨夏、河上教諭に検察から意見陳述の打診があった。2000年5月の刑事訴訟法改正で、犯罪被害者が心情を訴える機会として認められたものだ。

 気持ちは揺れた。何を言っても、言い訳になるような気がした。いったんは断ったが、遺族の言葉が重かった。「事件のことは、すべて話して欲しい」

 意見陳述は「子供を救えなかった教師として、果たさなければならない責務だ」と思い直した。

 今年4月11日の公判。河上教諭は涙ながらに語った。「私は今日、被害者の1人としてこの場に立っていますが、幼い命を守るために何もしてあげられなかった私も加害者です」

 苦しみ抜いた末に今、河上教諭は切に思う。「子供の人生を預かっているという強い思い、いざという時には身を投げ出す覚悟が教師には要る」

■   □

 子供たちの安全に、学校、教師はどこまで責任を負えるのか。事件は教育現場に重い課題を突きつけた。

 7月末、大阪市で開かれた全国公立学校教頭会研究大会。「安全から学校生活を考える」と題する分科会の会場は約350人で埋まった。「暴漢が子供に向かった時、それを防ぐ行為はどこまで許されるのか」。正当防衛と過剰防衛の境界を尋ねる質問も飛んだ。

 事件を受け、国は2001年度、フェンスの整備など安全対策の緊急措置として約57億円を支出、昨年度、今年度と防犯教室の推進などソフト面だけで各約4億円を投入している。

 だが、校内への侵入事件は増える一方だ。警察庁によると、幼稚園から大学まで、学校で起きた昨年の侵入事件は、付属池田小事件があった2001年より397件増の2168件と、5年前の2・2倍に達している。

 研究大会に出席した教頭に、読売新聞がアンケートしたところ、3分の1近くが「学校は構造上、無防備なのに、予算も人も不十分。教師だけでは限界がある」と答えた。「スクールポリスを置くべきだ」「警官の立ち寄り所を設置してほしい」など、多くが行政の支援を求めていた。

 学校の安全問題に詳しい喜多明人・早稲田大教授は「学校が危険にさらされている現状を見れば、教師任せでは子供を守りきれない。国の責任で専門職員を配置すべきだ」と指摘する。

 教師としての使命感と、国や自治体が負うべき責任。この2つが果たされなければ、子供たちを守れない時代がきている。

スクールポリス

 退職警察官や民間のガードマンを専門の警備員として小中高校に常駐させる米国の制度。ニューヨークなど大都市の多くで採用されている。

( 2003年8月21日付  読売新聞 無断転載禁止)

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コメント
 
1. 2016年6月08日 23:52:07 : uiEqbT9sWg : kkgNcpCl1Jg[67]
福島では大人の都合でもっと多くの子供が殺されようとしているんだけどね。
大人は良いが子供は逃げられない。
ドイツが降伏して彼らがやった忌まわしい虐殺の数々、それら残虐行為を
行った者達が裁判で言ったのは命令に従っただけだ。

今の行政でも同じだろう、予見出来るのに行わない。


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