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Re: 加害女児、担任、文春、隠蔽工作
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投稿者 ジャック 日時 2004 年 6 月 14 日 17:46:05:TYMgPpMHOY6Yk
 

(回答先: Re: 加害女児、担任、文春、隠蔽工作 投稿者 Sちゃん 日時 2004 年 6 月 14 日 00:09:16)

Sちゃんさん、丁寧なご解説ありがとうございます。
ご説ごもっともで、今の所、異論はございません。長さ10センチ深さ10センチはあまり
鵜呑みにすべきではない、かなりうさん臭いデータなのですね。
実際に切った部分がもっと、うんと小さかったとしても、そこから動かすことで首の反動で
傷口が裂けていく事も充分考えられますし、それ程の出血なら表面も血みどろで、どこまでが
実際の傷口なのかも、正確には簡単に見分け出来ないのではないかと思います。

私もSちゃんさんが以前書かれた、
>加害者とされる少女のHPなどを読み、また、書かれた詩や小説やイラストなどを見るにつけ
>感受性豊かな才能が、捩じ曲げられて、モンスターの様に造りかえられていく過程に激しい憤りを感じるからです。
に、まったく同じ思いを感じております。
マスコミによる恐怖の演出が、事件の本質をねじ曲げ、事実を理解する事を妨げて恐怖心だけを
煽っている傾向は以前からありましたが、このところその演出の過剰さが著しい気がします。
まるで恐怖を消費する事があたりまえになっているようです。
今回の事件も恐怖を煽れるだけ煽って、パニックに陥りやすい心理を大衆に刷り込み、
あとはボロが出ないウチにさっさと、少年犯罪という迷宮に隠してしまうパターンを強く感じております。

私は今回の事件について、常々原点に立ち返って考える必要を感じます。
まず、何故小学生の事件なのかという事です。
政治的な目的だったとすると、それには三種類の目的が出されます。
1) 怜美さんのお父様、御手洗恭二さんへの攻撃。
2) 一般国民に対する恐怖の刷り込み。小学生という事実を突き付ける事で、混乱を促す。
3) 儀式殺人としての、生け贄として、被害者及び加害者が子供である必要があった。

3については、もう状況から私の想像できる範疇を越えてしまいますので。考えないことにします。
2は、同じやるなら、今はテロルという便利な演出が世界的な流行りですし、その方が効果は絶大です。この目的のために小学生を使うのはは、あまりにもリスキーな行動と取れます。
1にしても、他の方法はいくらでもあり、その中でも今回のような子供を使うやり方をわざわざ選ぶ理由が思い浮かびません。

で、政治的要素があったとしても、事件後の後付けや処理に動いたと考えて、
事件そのものは小学校内(またはその周辺)での問題という所に焦点を絞って想像することにしました。

ここからは推理や想像というよりも、妄想としてお取りいただきたいのですが。
自分の小学生時代の記憶を思い出しながら小学5、6年の、同世代とのやりとりや思考傾向を考察したのですが、
その世代は、他者の攻撃に対する逃げ道をうまく作り出せず、精神的に追い詰められる事が多かった事を思い出しました。

そこで注目したいのは、御手洗怜美さんのお父様が毎日新聞佐世保支局長であった事です。
もし、私が怜美さんと同じクラスにいたと妄想力をたくましくすれば、私には彼女に
非社会的な行動の秘密を
語らないように注意すると思います。
それは彼女に「お父さんに言ってやる」という言葉を出されることが、死刑宣告のように追い詰められるからです。
そんなことを怜美さんが言ったかどうかは、今となっては妄想の範囲を出ませんが、少なくとも
子供達にとって、怜美さんのお父さんが「新聞社の偉い人」だという事は、皆が知っていた事だろうと思います。
彼女は大人の社会に強みがあります。怜美さん=新聞での暴露という構図を、子供が描いていたとしても、考えにくくはありません。
それを前提とすると、A子が大人社会で問題が大きくなりそうな秘密を、怜美さんに告白
したことがあったとすれば、それは怜美さんにとって、強力なカードになりえます。

彼女たちの交換日記などを見ていると、上辺は楽し気な女の子達のやり取りの中に、競争心のような部分も見られます。
特に相手よりも一歩でも大人でありたいという部分において、壮絶な戦いが存在しているようにも見えるのです。
そこで、彼女達の競争を判っている範囲内で見ますと、
1) 二人の共通の趣味である絵については、センス、タッチ共に怜美さんの方が大人びていた。
HPのデザインも、A子のものとされるページは装飾過多で、怜美さんのページとされる方に比べれば子供っぽい。
2) クラスでの人気も、外交的な正確の怜美さんが上であり、リーダーシップもあることから、コミュニケーションにおいても大人っぽく感じられていた。
3) 共通のクラブ活動であるバスケットボール部も、A子は母親に言われて退部せざるをえなくなった。
4) 唯一、A子には怜美さんと競べると見た目が可愛いと感じられる部分があった。
   怜美さんが大柄で一重目蓋なのに対し、A子は小柄で、二重目蓋。
   アピール対象を男性にすれば、性的な魅力はA子の方が怜美さんを見下せる可能性があった。

という関係が指摘できると思います。A子に残された、怜美さんに勝てる手段は4)に
絞られていたのではないか。
そして、A子がそれを確かなものにするには、A子が既成事実を作る必要があったのではないか。
既成事実とは男性との、とりわけ大人の男との関係です。
もし、それに成功したとすると、A子は自分が優勢に立つ為に怜美さんに告白したはずで、
「誰にも言わないでね」という秘密の告白という形で、密かにあなたよりも大人であると立場表明するでしょう。
  
(そこで、私はA子が選んだ男性を担任教師に置いてみたわけですが、これは他の人物の可能性も
大いに含んでいると思います。ネットで出会った相手との援助交際の可能性もありえます。)

怜美さんにはそれは面白く無い。そういう方向へ大人びて行くA子に対して、
「髪型が似合わない」や、イラストの化粧が厚すぎるという攻撃に出たのだと思います。
ネット上から削除されていたという怜美さんの書き込みには、社会への暴露という
脅迫に近いほのめかしがあったのでは無いかと考えています。
その後最終的に、急激に悪化した彼女達の関係が「お父さんに言う」という、A子にとって死刑宣告のような言葉を
怜美さんは口にしてしまったのではないかと想像しています。


そこで、A子の暴行事件がまずあり、事情を知る者、社会的に知られたく無い者の証拠隠滅としての
口封じ殺害だったのではないかと考えているのです。
A子の交際相手が担任教師であり、学校側がそのことを事件後知らされたなら、
学校の担任教師に対する対応(事件をできるだけ教師と無関係にしたい)も納得できると思いました。

>3.父親(バール神さんの説)
については、あまりにも情報量の少ない人物なので、何とも申し上げられません。
ただ、この説に説得力を与える為には、この人物の(他に方法が無かった程の)切羽詰まった状況を
仮定していただけないと納得には至りません。
今出されているこの人物に対する疑惑は「やり易い」位置に居た以外には無いように感じます。
今回の手口は、やらざるを得ない、追い詰められた感情が爆発した、という気がどうしてもしています。

もはや、この事件にはこれ以上の情報は出てきそうにありませんね。
あとは、提出されたパズルのパーツを、いくら組んだところで、想像の枠を出る事はできないようです。

ただ、可能性を思い付くかぎり上げる事で、
短絡的にマスコミの恐怖演出に飲み込まれることからは、回避できると思います。
私が推理する必要にかられているのは、少女を冤罪から救うという目的では無く、
過剰なマスコミによる誘導から、自由である手段だと思っています。

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