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今井さんの父親は日教組活動もせず:高遠さんの弟は保守系支持者:郡山さんの母親はイラク行きも知らず [週刊現代5・1]
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/291.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 20 日 04:14:15:Mo7ApAlflbQ6s
 


なるほどさんの「いまだから書ける 聞くに耐えなかった 解放された人質家族への誹謗中傷[週刊現代]」( http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/134.html )に続く内容です。
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阿修羅でも「自作自演説」や「自己責任論」をめぐる論議もされているが、拘束されたことからはじまり殺されたり傷つけられても仕方がないし法的に誰かに文句を付けることも難しいという意味で「自己責任」であり、政府やメディアが渦中にとやかくそれを言うべきではない。彼らが「自作自演」であのような事件を仕組んだとしても、それはそれで政治的に見事だと思っているので、現時点ではその真偽にあまり立ち入る気はしない。

(最初から「自作自演」ということはないはず。最初からの「自作自演」であれば、日本の警察に拘束されたら「自己責任」として司法の裁きを受けて当然であり、「自己責任」で前例や経緯に応じて費用を負担するのも当然だと思っている。支援者は、そんなことで「自由」を奪われることがないよう募金活動で賄うくらいのことを考えてほしい)

「自己責任論」で言えば、小泉首相が今回のケースで見せた様々な言動も、他の誰かに責任を転嫁することができないのだから「自己責任」である。


3人の「自己責任」と小泉首相を頂点とする政府の「自己責任」のどちらが重いかと言えば、私と直接の関わりは微小で権力も持たないただの国民である3人よりも、私を含む国民全体に大きく関わる権力行使者=小泉首相(日本政府)であるはずだ。

小泉首相(日本政府)を叩かずに3人を叩いてよしとしている人たちは、“政治的倒錯者”であろう。

日本政府は、バグダッドやドバイで解放された3人にとてつもない精神的打撃を加えたようである。
端的には、「自作自演説」(ビデオ映像ベースだろうが)や「自己責任論」(費用負担を含む)を、家族が耐えられなくなるほど、それが国民世論の圧倒的多数であるかのように吹き込んだはずだ。日本人の医師が診断した「ストレス性心的障害」?を引き起こすほどの威圧と事細かな説明で...
(正直に言えば、ドバイのアメリカン病院でよからぬ薬剤を注射されたのでは...と勘ぐったくらいである)

それだけで、そのような対応を指示した政府首脳や実行した警察関係者や外務省職員は犯罪を構成する可能性が高いと考えている。

18日夜の記者会見で、高遠さんの弟さんが「喜びが1で、不安と心配が99です」と語り、郡山さんのお母さんが「はじめは喜びでしたが、いまは不安のほうが大きい」と語っていた精神状況が、より重く苛烈に当事者である3人を襲っていると推測している。

このような推移を見せられて、神戸須磨事件のA少年の両親や長崎事件の中学生の両親が、我が子を助ける行動に立ち上がられなかったのは当然だという思いを持った。

責めるわけではないが、当事者の3人には、18日夜の記者会見には這ってでも泣き崩れてしまうことになっても臨んで「感謝とお詫び」を述べて欲しかったと思っている。
命の危険を承知でイラク人のためにイラクに入った彼らが、今後も「イラク問題」にコミットしたいと思っているのなら...記者会見に臨まなかったことで、政府=与党は彼らの“口封じ”にほぼ成功したのではないかと危惧している。

政府・警察も、もう3人の“口封じ”といったレベルのつまらん政治的画策はやめて、3人が精神的安寧を得られるよう配慮(放置)してもらいたい。

ほんとうに、もうこれ以上、政治的自己保身に狂奔する自国政府の無様な醜態は見たくない。

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「週刊現代5・1」のP.38〜47に掲載されている「<総力特集>イラク人質事件」の「解放後も白い目!「人質家族」は共産党だったのか」より:

P.43〜45

『 「今井君の父・隆志さんが日教組の活動家という情報が流れていたようですが、全然事実と違います。“自衛隊撤退”とか、“過激な抗議行動”なんてまったくありません。今井先生は普通の先生です。日教組の活動もやっていません。どこからそんな話が出たのでしょうか」(今井氏の父の勤務する学校の校長)

 札幌市内に住む今井紀明氏(18歳)の父・隆志氏は小学校の教諭、母・直子さんはしないの病院で看護師をしている。紀明氏は、兄・洋介氏(23歳)、祖母と5人で暮らしていた。
 母・尚子さんについても、近所の住人はこう話す。
 「お母さんは、共産党系の病院の看護師をされていますが、それだけです。選挙のときに投票を依頼されたこともなければ、共産党の話を聞いたこともありません。町内で集会があるとすぐに顔を出してくれるし、腰の低い人です。車で出かけるときなど、声をかけて駅まで送ってくれたこともあります」
 紀明氏がNGOなどの活動にのめり込んでいったきっかけは、高校の修学旅行でベトナムに行き、ベトナム戦争の戦跡などを見学したためではないかという人もいた。イラクで人質になった3人の家族に謂われなき誹謗中傷が浴びせられた。一部には、今井家を「共産党一家」と決めつめ、人質になった紀明氏が「革マルの論調に影響を受けていた」とまで書いたメディアもあった。確かに事件発生当初、家族たちは激しい言葉で政府を批判していた。
「われわれの身内の身勝手な行動が原因と言われればそうかもしれません。しかし、見捨てないで手をさしのべてほしいんです!われわれの要求はまず首相に面会することです。自衛隊の撤退を、選択肢に入れていただけないかと直談判したいと思っています。外務省を通して頼んでいますが、返事がないんです。
 同じ最悪の状況を迎えるにしても、やることをやってほしい。いくら(政府が)全力でやっていると言われても、われわれとの温度差がありすぎて、話にならない」
 ボランティアとしてイラクに行き、拘束された高遠菜穂子さんの弟・修一氏(33歳)は事件発生翌日、4月9日の会見で小泉首相、日本政府の行動があまりに腰が引けていることをなじった。
 外務省を訪れ、担当者と話したときは、外務官僚の言葉に激高し、震える声で、「本当にそれでいいと思っているんですか!」と叫んだ。
 その後1週間をすぎても、日本政府が有力な情報を集めることができず、人質解放に向けて有効な手だてを打つこともできないという状況下で、家族たちの疲労は極限に達していた。

<中略>

 高遠さんの実家は、千歳市内の資産家で、数年前までは大手電機メーカーの下請け工場を経営していた。多いときで、従業員が300人ほどおり、24時間態勢で操業していたという。
 「マイクロバスが朝、市内をまわり、従業員を拾って工場に送り届けていた」(近所の住人)
 というほどだった。不景気のため2年前に工場は閉鎖したが、現在もしない数ヵ所に不動産を所有し、酒類のディスカウントショップも経営しているという。菜穂子さんもボランティア活動に生きがいを見いだした4年前までは、実家が経営するカラオケボックスの店長を務めていた。
 弟の修一氏は独身で、父の経営する会社の役員を努め、千歳青年会議所の専務理事の肩書きも持っている。
 「修一君は拓殖大出身です。話し方がポンポンと鉄砲のようなので誤解される面もありますが、とても穏健な考え方をする人です。姉弟の仲は良くて、菜穂子さんが企画したイラク関係の写真展には妹の綾子さんとともに、全面協力していました。
 昨年4月の市長選では山口幸太郎現市長を支援して、見事当選させています。もうひとり、千歳市議会議員の応援もしていましたが、こちらは落選してしまいました。いずれも保守系議員です」(青年会議所関係者)
 妹の綾子さんは近所の風呂店に嫁ぎ、二人の子供がいるという。

 郡山総一郎氏は小学校のとき父と別れ、母子家庭で育った。地元の高校を卒業後、陸上自衛隊に入隊し、このころ結婚して子供も二人できている。99年に離婚したあとは東京で生活し、自分の撮った写真を『週刊朝日』などの雑誌に売り込んでいた。
 母・きみ子さんは総一郎氏がイラクを訪れていることをまったく知らなかったという。
 人質にとられるまで、まったくの一般人として生活していた人たちが、突然日本中の注目を浴び、批判に晒される立場になった。それも、
 「肉親の命を救ってほしい」
 と訴えただけなのに、である。その結果、家族たちは徹底的にプライバシーを暴かれた挙句、政府や外務省に対して言いたいことがあってもそれを押し殺し、我慢に我慢を強いられた。強い小泉批判・政府批判をしたことで、これほどのバッシングを受けるとは、家族には全くの予想外だったに違いない。

 解放されるまでの8日間、3人の人質の家族には、謂われなき誹謗中傷が寄せられ、当初のように声高に政府批判をすることはほとんどなくなった。
 4月14日の外国特派員協会での会見では、「日本政府の対応に満足していますが?」という質問に対して、家族たちは互いに顔を見合わせながら、
 「ノーコメントです」
 というしかなかった。テレビカメラに囲まれた場で、堂々と政府の対応を批判したことの反作用は大きかった。家族は当初の怒りを押し殺していた。

<中略>

(引用者注:高遠菜穂子さんのボランティア仲間と高遠さんの妹が拘束中の段階で交わした話)

−情報は入っているのですか。

 「あちこちから情報がありますが、すべて同じ内容のように思えます。私たちは、家族の命を助けてほしいだけなのに、世界中の複雑な国際情勢のようなものが絡み合って、何というか、戸惑っています」

−いま、家族の方に対する謂われなきバッシング報道がありますが、これは不条理ではないですか。

 「・・・・・」

 井上綾子さんは数秒間沈黙していたが、突然泣き出した。しばらく泣いたあと、
 「この涙は・・・姉の友人に会えた喜びの涙です」と話したが、ホンネを押し殺しているように見えたという。A氏との会話の途中、井上さんは何度も泣き崩れた。
そして、
「緘口令が敷かれているんです。私たちは、いま発言することができないんです・・・」
 と何度も訴えた。

<中略>

政府関係者には、こう感謝の言葉を口にした。
「外務大臣はじめ、みんなが一生懸命やってくれています。小泉さんも、一生懸命やってくれています。本当に心強いことで、ありがたいと思っています。皆さんに迷惑をかけて、申し訳ありません。それが、家族の思いです」
 この発言にも、過剰なバッシング報道の傷跡がのぞいている。きみ子さんは会見で、「(イラクで拘束されたのは)自己責任と言われたら、すみません、というしかありません。中傷の手紙もきますが、その通りだな、と思うことがあります」
 と謝罪している。家族に浴びせられた中傷は、それほど凄まじかった。「命を助けてほしいだけなのに・・・」という綾子さんの言葉に、家族の受けた傷の深さが凝縮されている。』


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