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エコナクッキングオイルは厚生労働省許可の保健機能食品(特定保健用食品)です。で本当に健康になれる?
http://www.asyura2.com/0406/health9/msg/752.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2005 年 4 月 17 日 13:50:05: KqrEdYmDwf7cM
 

(回答先: トランス脂肪酸 投稿者 てんさい(い) 日時 2005 年 4 月 17 日 13:32:33)

http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/shoku/tokuho.htm

長期にわたって摂取し続けた場合にどんな結果になるのか?

 このような論文が掲載されるようになったのは歓迎さるべきであり、また時代の流
れだと思う。医薬品認可の出鱈目ぶりは世界的に有名でその理由は製薬メーカー保護
(決して患者救済ではない)だが、食に”健康によいものです”とのお墨付きを与え
る制度、特定保健用食品(特保、トクホ)創設の目的も明らかだ。金儲けの機会を提
供することだ。しかし、薬もトクホも、認可の要件は「短期の毒性が少ない(無いの
ではない!)」、「何らかの要素効果がある」ことであって、それを長期にわたって
摂取し続けた場合にどんな結果になるのかは一切問われていない。このような状況で
トクホに飛びつくのは、ここに書かれているように身銭を切って実験台になることで
あり、悪名高い特攻隊に”志願する”より馬鹿げたことだ。健康エコナをトップバッ
ターに各社健康油を”新発売”だが、こんな得体の知れないものに頼る必要はない。
ジアシルグリセロールに置き換えるのではなく、油の摂取自体を減らすのが一番健康
に良い”トクホ”だ。油の摂取を減らせばたちまち健康上の多くの問題は改善される。
ジアシルグリセロール入りの食用油やマヨネーズなど、この世に必要ないものだ。マ
ヨネーズに至ってはその存在自体が不要で有害だ。ジアシルグリセロール入りのマヨ
ネーズを求めるのは、より健康被害の少ないヘロインを求めるが如し!

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医師も戸惑う健康情報 / 小内 亨(おない内科クリニック副院長)「最近は体重
が気になるのでサラダ油をかえました」? (2004.9.15 MedWave より)

 糖尿病で私のクリニックにかかっている女性の患者さんが私に、「最近は体重が気
になるので、サラダ油をかえました」と話してくれた。彼女はサラダ油を特定保健用
食品(以下トクホ)となっているジアシルグリセロール(DAG)入りのものにしたのだ。
私が、「もしかすると体脂肪は減るかも知れませんが、体重は減らないと思いますよ」
と答えると彼女はびっくりしたような顔を見せた。

 ジアシルグリセロール入りの食用油やマヨネーズのコマーシャルを見ると、これら
の商品を摂れば摂るほど健康に良いかのように思えてしまう。

 確かに、DAG入りのサラダ油は「体脂肪が気になる方のために」という表示が許さ
れている。それは、DAGを料理に使うと一般に食されている油を使った場合と比較し
て体脂肪が減るという研究報告があるからだろう。

 ただし、それらの論文を詳しく読んでみると体重は減っていない。これらの商品を
摂ると本当により健康になるのだろうか。

 TAGはグリセロールに脂肪酸が3つくっついたもの、それに対してDAGはグリセロー
ルに脂肪酸が2つくっついたもので、その違いは、脂肪酸が3つか2つかだけだ。DA
GもTAGと同様1グラム9キロカロリーであり、吸収率にも差がないといわれる。ただ、
吸収された後の代謝課程が異なるために、DAGはTAGに比べて脂肪となりにくいと考え
られているだけだ。ダイエット効果があると証明されているわけではない。そればか
りか、最近それまでのデータと相反する研究論文も出た。

 この論文ではラットと人を対象とした実験を行っている。ラットの実験ではDAGを
食べさせてもTAGを食べさせても同じように体重が増加した。餌を50%に制限すると、
むしろTAGを食べさせたラットの方がDAGより脂肪が減った。人を対象とした実験では
DAG、TAGを含む食事を食べた後の血液中の中性脂肪値に差はなかった。

 「DAGとTAGとでは身体に吸収されたあとの代謝が異なる」という仮説は科学的にも
興味あるものである。その仮説が科学的真実に近づくためには、先行した研究結果が
他の研究グループによる追試験で確認される必要がある。その意味から言えば、DAG
が体脂肪を蓄積しにくいという仮説はまだ十分裏付けられたとは言い難い。しかも、
その仮説が今後の研究により証明されたとしても、今回のようにちょっとした実験条
件の違いで結果が異なるようでは、DAGの効果は我々の多彩な食生活のなかに埋没し
てしまうかもしれない。

 本当にこれらトクホが私達の健康によいかどうかをはっきりさせるためには、5〜
10年といった長期的な摂取により病気が予防できることを示さなければならない。も
ちろん、長期摂取の安全性も確認されるべきである。しかし、長期摂取の効果や安全
性の証明には膨大な費用と手間がかかり、企業側の興味はそこにはない。企業にとっ
てトクホは商品を売るためのひとつの付加価値でしかない。

 本当にトクホが健康に資するものなのかどうか、長期的に摂取して安全なのかどう
か、今せっせとトクホを購入し食べている皆さん自身が証明することになる。皆さん
が実験台となり、しかもその費用も負担しているというわけだ。結果的にそれに健康
効果があろうとなかろうと、トクホは企業にとっておいしい商品なのである。

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