★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用11 > 181.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
Re: 差異と現象の相関
http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/181.html
投稿者 南青山 日時 2004 年 9 月 25 日 04:09:59:ahR4ulk6JJ6HU
 

(回答先: 差異と現象の相関 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2004 年 9 月 25 日 03:29:01)

ODAウォッチャーズさん、どうもです。
ドゥルーズや哲学の専門家ではありませんが、周辺の愛好家としてコメントさせていただきます。
すべてを読んでいるわけもないので、ピント外れでしたら、申し訳ありません。

現象は現象としてあるのであって、本源的な空間とか、不連続/差異点とかとは関係ないんじゃないですか。
差異と差異との遭遇とかいいますが、遭遇するというからには、現象としての差異や、遭遇する環境を構成する主体が、そもそも前提とされてしまっているのでは。
これではトートロジーというか、認知形式を論ずることはできるかもしれませんが、存在形式(存在論)を論ずることはできなくなる。
現象学は、そもそもそんな前提はないというところからスタートしているのではないですか。
ドゥルーズにしても、連続の中に包み込まれた非連続(差異)性に注目したのであって、もともと差異があって、それが出会う時に現象が生じる、なんてことはこれっぽっちも言っていないと思います。
そもそも、現象化される以前の差異なんてものが想像できない。
ここで言われている「差異」は何やらプラトンのイデアを思わせるし、「本源的な空間は不連続、差異点(便宜的に点と表現する)の集合」という論点は、ベルグソンの『意識に直接与えられたものについての試論』で100年前に論破されていると思いますが。

 次へ  前へ

雑談専用11掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。