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自民党政権下の「ポチ」となってしもた、恐権・検察の姿
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投稿者 でんでん 日時 2004 年 9 月 30 日 16:23:45:2h9LgIXYOVcE2
 

(回答先: 収賄罪などに問われた元大阪高検公安部長に懲役3年求刑 [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 30 日 03:09:59)

警察のそれよりも 根が深く、恐ろしい 検察腐敗・・・貸借による正義放棄宣言だな。

◆ 三井環大阪高検前公安部長が検察幹部を実名批判した「申立書」
                 (『現代産業情報』誌より転載 )
 
 法務・検察が、この先長く頭を悩ませることになるほか、場合によっては国
民の信頼を根底から覆されることになるかも知れない裁判が始まった。

 7月30日、大阪地裁の201号法廷で、詐欺と収賄などの罪で起訴された
三井環大阪高検前公安部長の初公判が開かれた。

 公訴棄却を求める三井弁護団と、9人もの検事が顔を揃えた検察側との攻防
は、予想通り白熱したものになったが、圧巻はなんといっても三井被告本人の
意見陳述だった。

 「どちらが正義でどちらが犯罪者なのか!卑劣な人間は誰か。よく考えてい
ただきたい」

 検事を睨みつけ、法廷に響き渡る声でこう詰め寄る三井被告の表情には、鬼
気迫るものがあった。

 調査活動費(調活)を検察幹部が私的な飲食やゴルフなどの遊興費に使用し
ていると、現職幹部のままマスコミに実名告白しようとした三井被告。

 前代未聞の事態に慌てた検察は、テレビ収録の当日に逮捕し、「口封じ逮捕」
と批判された。

 その結果、検察批判をかわす目的もあって、鈴木宗男事件への早期着手が決
まったという観測すら流れた。

 検察は「疑惑隠し逮捕」という批判を打ち消すため、三井被告の「悪徳検事」
ぶりを徹底的にアピールしてきた。

 マスコミ嫌いで知られる大阪地検特捜部長が、記者懇で自らレクチャーする
サービスぶり。

 そのリークに乗って、マスコミは三井被告が暴力団関係者と飲食を重ね、デ
ート嬢をねだっていたと書き立て、「逮捕やむなし」というムードを醸成して
いった。

 しかし、組織を守るために無理を重ねた検察は、今後に大きな禍根を残した。
三井被告は、「公訴棄却申立書」の中で次のように述べている。

 「内閣は、加納(駿亮・福岡高検検事長)の検事長人事につき、刑事告発を
されていることを理由に先送りしました。これに苦慮した原田(明夫)検事総
長、松尾(邦弘)事務次官、古田(佑紀)刑事局長は、長老の政治家を介して
政治的決着を図り、その結果、加納の検事長人事が承認されました。これによ
って原田検察は、内閣に大きな借りを作ったのです。これで政権に迎合する国
策捜査しか出来なくなりました」

 この指摘の意味するところは大きい。
 長老政治家とは後藤田正晴元官房長官のことだが、現職の原田検事総長と次
期検事総長が確実な松尾氏が、時の政権に頭を下げてまで、人事による検察秩
序を守ろうとした。

 これではどんな大きな疑惑があろうと、自民党政権の中枢に切り込むことな
どできまい。

 さらに、調活問題は仙台オンブズマンの粘り強い追求や、元副検事の高橋徳
弘氏の実名告白もあって、もはや隠しようがない。

 1998年に5億円を超えていた調活予算が、今年は1億円以下。この数字
が、ムダな支出であったことを証明している。

 「裏金づくりは、検察内部では公知の事実です。優に事実の認定ができるの
に、これを『嫌疑なし』としたのです。真っ黒を真っ白としたのです。これに
よって、検察首脳らは過去の自らの裏金づくりの犯罪を隠蔽するため、第二の
犯罪となる犯人隠避罪を犯したと断ずる外ありません」(申立書)

 三井被告の告発は、かつての上司の加納検事長の調活費乱用に対する刑事告
発を、ウラで支えたことから始まっている。

 その事実認定はすぐに行えるのに、調活は法務・検察の歴代首脳が好き勝手
に使っていたために、自分たちの犯罪隠蔽の思惑もあって事件を潰し、あろう
ことかそれを告発した自分をデッチ上げの罪で逮捕したという主張だ。

 その上で、原田検事総長、東條元大阪高検検事長、大塚同高検次席検事、平
田同総務部長、宗像高松高検検事長、平井同高検次席検事、高橋同刑事部長ら
の実名をあげて、犯人(加納検事長)隠蔽は間違いなく、「これは完全な犯罪
です」「歴史上、例をみない犯罪といわねばなりません」と、断じている。

 暴力団関係者を引き込み、その供述一本で収賄罪を仕立て上げた検察の強引
な手法は、公判の過程で三井弁護団が矛盾を突いていけば、破綻する可能性が
ある。

 そこが崩れると、「疑惑隠し逮捕」は免れないものとなり、調活問題が蒸し
返される。

 いや、三井事件の公判が維持されたとしても、三井、高橋に続く告発者の出
現で、「調査の結果、不正流用は認められなかった」(森山法相)といった弁
明は通らなくなる。

 疑惑はいつか必ず暴かれるし、隠蔽工作はいずれ破綻するーーこのことを誰
より知っているのは法務・検察に長く身を置く検事自身のはずである。



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