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連合赤軍内の公安スパイに関しては、当時、いくつかの雑誌や本に載っていた記憶があります
http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/701.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 6 月 14 日 09:08:44:SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: 日本の支配層は世界のどこよりも、国民の洗脳において優秀なのか 投稿者 傍らで観る者 日時 2004 年 6 月 14 日 04:56:31)

連合赤軍内の公安スパイに関しては、当時、いくつかの雑誌や本に載っていた記憶があります


傍らで観る者さん、レスありがとうございます。

連合赤軍に関しては、何せ相当に昔のことで、その当時読んだ雑誌や本などは現在は(当然スペインでは)持っておらず、何とも立証の仕様が無いのですが、その一つは、たしか雑誌「序章」だったのではないか、と思います。(この雑誌は今はもうありません。)また故竹中労氏の本(あるいは何かの雑誌の記事)でも詳しく検討されていた記憶があります。本の名前はどうしても思い出せませんが。(なお私は竹中労氏の思想には共鳴しませんが、話題の取り上げ方や表現には興味深いものがありました。)

あのような野合組織はそもそも公安が最もターゲットとしやすいもので、参加者の意志などがどうであっても、結局は組織が破滅するばかりか、国民の思想統制の道具と化してしまうようです。あるいは彼らが組織を破滅させるよりは存続させて世論操作・思想統制の道具として利用し続けるほうが良い、と思えばそうするでしょう。

スペインのETAも間違いなくそうですし、いわゆるイスラム過激派と呼ばれる組織も同様でしょう。きっとオウム真理教にも、ソーカやトーイツの手先だけでなく公安のスパイも入り込んでいた(たぶん今でも)はずです。

このような国家と社会のリアリティを感じる神経は、たしかに現代の多くの日本人には欠落して(させられて)いるものかもしれません。

私は以前、阿修羅投稿
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http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/470.html
日時 2004 年 4 月 21 日 05:55:17
先ほどその場面をTVニュースで見ました
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でも申しましたが、日本人は現実のあるがままを感じ見ることを避ける「国民性」を持っているようです。つまり、「安全な」日常的思考の枠内か、あるいは調子はずれの観念の中に、蛸壺にもぐりこむように閉じこもってその範囲でしか感じたり見たり聞いたりしないように自主規制する「民族性」が作り上げられているようです。

私の考えでは、これは島国の環境と極端な身分制度の歴史の中で、自らの安全を保つための「見ざる、言わざる、聞かざる」という奴隷精神が体質として染み込み、さらに帝国主義時代の政権がそれを利用してその「国民性」を一層堅固なものにしてしまったためではないか、と思います。さらにその際に力を発揮した大新聞などのマスコミが、ほぼそのまま戦後も思想統制の役に立っているわけで、その上に岩波書店等の、新たな支配者アメリカさん公認の「左翼」的言論界が、その「国民性」を利用しながら安定した勢力を作っていったのでしょう。

日本が特別に「国民の洗脳」に優れている、とは思いません。国民に対する洗脳はどの国でも行なわれていますし、それぞれに「優れた成果」を残しているものと思います。ただ日本の場合は日本人自身が無意識のうちに体質として持っている奴隷精神に気付こうとしないし、気付くことを自ら恐れる性癖を非常に強く持っている、そしてそれを国家権力側、あるいは国際権力側が上手に利用しているような気がしてなりません。

しかし人間には同時に、これは民族や国民に関わらず普遍的に、「好奇心」と言ってもよいでしょうが、「これは一体何なのだ」「なぜこうなるんだ」という疑問を利害損得抜きに晴らしたい欲求も持っているはずです。「人はパンのみによりて生きるにあらず」です。利害損得だけで人間が動くのではありません。

日本人は「How」を考えることが好きですし得意なようです。しかし「What」「Why」を考えることはどうも苦手のようで、この習性は学校教育によって日々更新され強化されつつあります。私はこれも根本的には日本人の奴隷精神の現われではないかと思っています。奴隷自身にとって「何?」「なぜ?」と問うことは身に危険が及ぶことを意味しているからで、「どうやって」うまくたちまわるか、「どうやって」定められた目的に能率よく着けるか、に意識を自主的に集中するのでしょう。

スペイン人は日本人とは真反対で、めちゃくちゃに好奇心が強く「What」にはものすごくこだわりますが、「Why」は「まあいいや」といいかげんにして、「How」は「なんとかなるさ」ということで、まず考えません。これもまたどうにもならないのですが、こんな中に居ると逆に日本人の特性が良くも悪くも浮かび上がってきます。

私は、日本人が自らの奴隷精神を叩き壊さない限り、どんな制度を作ってもどんな新たな支配者が来ても同じことを繰り返すだけだ、と思っています。それを乗り越える際の分かりやすいメドが、今申しました「What」と「Why」、つまり「何だ」「なぜだ」を、利害損得を超えて追求するようになるかどうか、だと思っています。

たとえば「小泉ってどんなヤツなんだ」「なぜこんなヤツが首相なんだ」これが日本各地で徹底した議論になれば、それだけでも変化が起きるでしょう。そのためにも日本でどうか多くの人が木村さんの訴訟を支えていってほしいと思います。それが民主党にとって有利か不利か、民主党政権ができるかどうか、などといった矮小な話はどうでも良いのです。誰が首相になろうと大して変わり映えはしないでしょう。それよりも、日本人自身の考え方が変わっていくかどうか、自ら自分の奴隷精神を捨てる方向にいくのかどうか、その決定的なきっかけに転化できるかどうか、これだけが問題だと思います。

ご質問に対する解答になっているかどうか自信がありませんが、今日のところはこれで。

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