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(回答先: 社会科学とリベラル派 投稿者 乃依 日時 2005 年 2 月 06 日 13:36:58)
乃依さん、ありがとうございます。
リベラル派は物理学や工学などの技術革新で生産力を増大させ、
少しの労働だけで万人が食える社会を想像したのでしょうか？
フォーディズムに私はそのような楽観論を見ます。
自分が流れ作業で作っている車に自分も乗れるという事が
アメリカの技術と経済の勝利だったのでしょう。
しかし、その後、物理学は核兵器や原発という負債を人類にもたらし、
ロボット兵士に人間が殺されるという時代がやってきました。
技術革新は必ずしも万人にとっての利益にはならないという事がはっきりと
しました。
経済学においては金融工学という名の錬金術によって
デリバティブというモンスターを市場に生み出しました。
コンピューター・ゲームの勝者が地球を丸ごと買えるような時代が来て
しまったのです。
そのような勝者にとっては人類は自分の何十にもセキュリティーを張り巡らした
邸宅の外にいる家畜と同じでしょう。
地震兵器で２０万人の人間を殺す事も自分のゲームの為には必要な事なのでしょう。
我々は経済はどうあるべきか？について考えるべきなのでしょう。
人類をたった１人の人間が支配できるような経済システムは間違いでしょう。
世界の権力構造を度外視したあらゆる経済学はダマシです。
これまでの経済学の多くは権力者の支配を貫徹する為の煙幕であったと思います。
マルクスは資本が蓄積させる過程を描く事によって巨大な資本の独占者の存在の
必然性を明るみに出したと思います。
暴いたのです。
ところが、ロシア革命以降の自称「社会主義」政権は国際資本と対決する以前に
自らが官僚資本家となり革命を意欲を無くしました。
人間ってそんなもんです。
これらの一国社会主義論の中には国際資本主義と対決するだけの力量は無かったのです。
ソ連が打ち出した平和共存路線は西側の市場経済の優位を示すものとなり
「社会主義計画経済」なるものの信頼性は地に落ちました。
その結果、中国は「社会主義的市場経済」なるアクロバットを編み出しました。
これは官僚主導型資本主義でしかないと私は思います。
日本と全く同じものです。
一国社会主義論による国際資本の統制に失敗した我々は
いきなり、国際的な「社会主義」権力による国際資本の統制を試みるべきです。
それが地球党の提案です。
地球環境に配慮し、労働者人民（経済的弱者）の利益を代表する党を我々は建設しなければなりません。
このアイデアは私は１９９０年に考えておりましたが中々多くの人に訴える機会を逃して１５年立ちました。
地球党と連動する形で各国には支部党の建設が必要です。
愚民党さんやODAウォッチャーさんと共に作ろうとしている日本国民党も
地球党との連携が望ましいと思います。
また、もっと小さな各地域ごとの政党と必要だと思います。
地方議会で議席を占める為にです。
徳島県など市民運動から議員を生み出した所と連携してやっていきたいと思います。
話がそれてしまいました。
ポール・クルーグマンのようなブッシュ批判の急先鋒の経済学者と連携して地球党建設をやってきたいと思いまうｓ。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。