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Re: 「身もフタもない話」への部分的反論・・・
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/431.html
投稿者 暇ラヤ山脈 日時 2005 年 5 月 08 日 04:14:34: Hn3yCzz1vJiyc

(回答先: Re: なるほど・・・。 投稿者 暇ラヤ山脈 日時 2005 年 5 月 07 日 06:27:36)

読み返してみてちょっと思ったことがあるので、もう少し補自分の話を補足しようと
思ったことがあるのですがその前に、へなちょこさんへの若干の反論を書きます。

私の知っている限りでは(私が直接知っている人だったり、または本やTVやインタ
ーネットを通して知った一般的な傾向から)、チベットの宗教に惹かれてチベットに
行ったり(または以前は特に入国が厳しかったので、周辺のネパールなどに行ったり)
した人のほとんどが、「ダライラマ或いはダライラマ制度に神秘性や宗教性の深さを
感じて」という理由ではないようです。幾つかの例外を除いて・・・。名前は忘れた
けれど、最近の西洋のダライラマの映画を観たから、とか、もっと古くは、これも
西洋発ですが、神智学の経典・・・多分クリシュナムルティがらみだったと思います
が、そういうものに触れて、という動機です。はっきり言って、後に「組織宗教」や
「自己啓発セミナー」の類にのめり込むきっかけになったようなタイプ、或いは、も
っとイージーにブームに乗ったミーハー的観光気分につられて物見遊山に行ったとい
うようなタイプなどにはある程度そういう人もいるとは思いますが(少し後述します)。

純粋に宗教的生活の根幹に触れたいと思ったり、本気でホームステイして人々の生活
に直接触れ合う目的・・・、自分の生の意味を考えたり、学習しようというので行っ
た人の殆どが、ダライラマへの興味はほぼ皆無といっていいでしょう。少なくとも
日本人で、ダライラマへの興味がメインでチベットくんだりまで行ったり、(又は
私のように現地に行かないまでもチベット密教に関心を持って文献などに触れた)と
いう人は、ごくごく少数派なのでは。

殆どの人が、チベットの「タンカ」というマンダラや仏像の掛け軸を見たり、砂絵
マンダラを見て感銘したり、ミラレパやナロパについて書かれたものを読んだ、
チベットの死者の書を読んだ、TVなどで神秘的なお寺の映像や儀式などを観た、
または古くからあったという、チベット特有のシャーマニズム(それがゆっくりと
仏教やヒンズー教と習合していき、独特の信仰や文化の形態を生んだ)の歴史に
興味をもった、というようなもの、または単純に、ヒマラヤ山の秘境の神秘的な空
気(霊峰富士に惹かれるように)と、知られざるその民の宗教的生活に惹きつけら
れたという感じだと思います(中には、ヒマラヤ登山の経験をきっかけに、なんて
人もいます)。

ですから、輪廻転生の根拠の怪しさを論じるのに、チベットの宗教に惹かれる人は、
ダライラマに神秘性を感じたからだろう、だが、その歴史的根拠は実に見もフタも
ない事なんだから、目を醒ました方がいい、とか(またはダライラマ制以外のチベ
ットの伝統や宗教も、ダライラマ制と50歩100歩の学のない素朴な人々が他人の
影響で信じ込むに至っただけの、いいかげんで、深みのない信仰だ、という結論と
「誤認」させるような内容)は、多くの「本当にチベットの宗教に関心がある」と
いう人々にとっては、憑き物落としや気付き(輪廻転生の根拠を疑うことも含めて)
に向かわせることに効果がないばかりか、自分のチベットとの関わり方にとっては
何の関係もないことなのに・・・、もっと突っ込んで言えば、ダライラマが本物
じゃない(チベットを国として成り立たせるという方便のための政治家のダミー)
ことなんか分かりきってるんだからどうでもいい、と思ってしまうような
ことなのです。むしろ、一般の輪廻転生観というのは、ダライラマを知っている
知っていない、意識する意識しないには関係なく、普通の仏教的観念や、精神世界
の中にでんとして横たわっている思想であるということをもっと意識した方がいい
のでは・・・。
実際私が直接関わって、今まで輪廻転生を信じているといった人の中で、「ダライラ
マ」のことを知ったからそういう信念を持ったという話をした人は皆無でしたし(ア
メリカのエドガー・ケイシーから前世を信じるに至ったという人には何人も会ったこ
とがありますが・笑)、ダライラマはおろか、外国の宗教や宗教者のことなど何も知
らないような、ローカルなお寺の檀家さんなどの中にも(私の親戚も含めて)相当い
ましたからね。

しかし、一つだけ、へなちょこさんの話の展開法が有効かも知れない、と思えたケース
はあります。

例えば、オウム真理教の信者のように、グルとダライラマの権威を重ね合わせて、
「これこそが真のチベット密教の奥義!」などと喧伝しながら個人崇拝を行っている
ような、宗教や自己啓発系の信者・・・まあ実際にオウムの教祖などはダライラマや
その周辺の組織と直接関わっていたようですが、そのような、権威主義的(トップダ
ウン式の組織宗教ではどこでもみんな当たり前だとは思いますが)なカルト、新興
宗教の信者、とりわけオウム信者そのものには、「オウムの教義の根幹(輪廻転
生思想はかなり大きいと思いますが・・・」を、チベットのダライラマ制の発足にま
つわる胡散臭さを見直すことから一度否定してみることで、自分自身の足下を見直す
きっかけにすることには繋がるのではないか、と感じたところがあったわけです(尤
も、すんなり受け入れるより、かなり抵抗を感じる信者の方が多いと思いますが)。

私は、オウムが大きな事件を起こしたという、一般的に言われている話には非常に
懐疑的なのですが、そもそも、オウムの教義の内容に対しては、その深い動機をを知る
こと抜きに信仰してしまうことは、救われるどころか、どんどん精神的な闇に引っ張ら
れてトラブルを引き寄せる体質になり易いのではないかと思っているので、信者はなる
べくどんどん自立して(今のアレフのように、表面的な教祖の影響のみならず)教義の
枠から抜け出した方がいいのに、などと何となくおせっかいな事を感じていたわけです。

ようするに、へなちょこさんのお話は、今教団(や教団の影響)から抜け出そうか
どうしようかと葛藤している、日本でも数少ない「オウム信者」若しくは「オウム信
者タイプ」の人に対するメッセージとしては、とても効果的でいいきっかけになる
ような話かもしれない、と思ったのですが、一般的にチベット宗教に惹かれている人、
又は、単に「輪廻転生観」を抱いている、より多くの人々に訴える話かどうかについ
ては、かなり際どいかな、と思ったわけです。

まあ、それ以外は、私自身「ダライラマ制ってもともとナンなんだろ?」という疑問が
あった(ついでに、輪廻転生については否定的だった)ところに、詳しく分かりやすい
歴史的経緯の話が聞けてとても面白かった、というような内容だったので、お礼を
言いたい位なのですが(というか、ローマ法王の権威というテーマと並んで、カルト
板には是非出てきて欲しいテーマでした)。


それとは別に、今のダライラマが、政治的立場を自覚して改革を望んでいる、というこ
とは、以前彼の伝記(自伝だったかな?)も少し読んで、その大乗的価値観から来る平
和や民主的発展に対する熱意には感心させられたということもあるので、確かに評価も
できると思っています。

(自分の話の補足はもう少しまとめてからにしますので、また後に)

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