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このスレ、まだ生きてるのか・・(爆)
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投稿者 都会暮らし 日時 2005 年 6 月 01 日 11:25:06: qpL7B6r4wrfEE

(回答先: 議論の方向 投稿者 ピノキ 日時 2005 年 5 月 31 日 15:57:46)

ピノキさんは、なかなか好奇心が旺盛な人ですな。
何にしても、疑問に思う事をとことん追求してこうって姿勢は、素晴らしいよね。


この議論って「超能力」とか「霊」とか”言われている”現象が報告されている。
でそういう現象があるから解明が必要だ、ってことだよね?
それで、そのカテゴリー分けっていうのは、後でいいから、とりあえずひとつの現象から議論していったらいいんでないのかな。みなさん。(って偉そうに、ゴメン)

そこでちょっと待ってほしい。
ピノキさんが「霊」とか「超能力」と呼ぶ現象ってのは何なのかってことなんだけど、そのことに対して議論を開始する以前に、そもそもここで<「霊」とか「超能力」ってコトバで表現される現象>に対して議論参加者が抱いている「概念」は、議論参加者全員において共有されているのだろうかって問題が出てくるよね?
つまり、「霊」とか「超能力」ってのは、それら自体あくまで言葉(記号)であって、それらを個々人が頭の中で「概念」に変換せんと、何の意味もないってこと。
「概念」が共有されていないと、そっから先はすべからく「言葉あそび」の世界になってしまう。

(「霊とは何か?」という質問に、「霊とは『霊』というコトバです」では、答えになっていないよね?)

ものすごく簡単に言ってしまうけど、霊や超能力の存在を「信じている」議論参加者が抱く「霊や超能力に対する概念」と、それらを「信じていない」議論参加者が抱く「霊や超能力に対する概念」は、相当違うもんだと思うよ。
つまり、議論の対象となるものへの認識が、議論参加者全員によって共有されていないと、議論じたいが始まらないわけだ。

そんな馬鹿なことはないっ!
じっさい「霊」や「超能力」と世間一般で認識されている現象は観察されているのだし(もしそれがなかったら、そもそも「霊」や「超能力」という言葉じたいが存在しない)、それらの現象をじっさい観察した人間(観察者たち)が抱く「概念」は、間違いなくその観察者全員において共有されている筈だと、ピノキさんは思うだろう。
でもそれは、とりあえずはピノキさん個人の勝手な思い込みとするしかない。
だって、ピノキさんが抱く「概念」と、例えば俺が抱く「概念」が、相互に「全く同じもの」であるか否かを「客観的に」確認し、証明する手立てを我々は持っていないのだから。

ここまでは、わかります?

さてそれではここで、将来において「あなた」と「わたし」、それぞれが抱く概念がまったく同じであるかどうかを確認する手段を、我々は獲得し得るのだろうか?
その手段ってのは、想像するにどんなものなんだろうか?

・・ってことを、考察せんといかんのだけど・・。


そこまで考えてから、「あれれ? でも待てよ?」と俺は思った。

ここでちょっとまた、考えてみよう。
もし我々人間が、ある現象を目撃した時、それをそのまま記録し、また再生できる映写機のような存在だったらどうだろうか?
もし我々がそういう存在であったなら、(霊や超能力が)あるかないかなんて議論は生まれてこないよね。
現象を現象としてそのまま記録するんだから、議論の余地は全くない。

そこで俺は、こういう疑問を持った。
何故我々人間ってのは、あらゆるものを「概念化してみる」という作業を通してしか、世界を認識できないのかなと。
(ここで言うところの世界とは、「あらゆること」と考えてね。)

映像ってのは、あるがままのものを、そのまんま記録するわけだから、「概念化」するもヘッタクレもない。
んじゃなんで我々は「ものごとを一度、概念化してから理解する」などという、しちめんどくさい作業をするようになったんだろうか?
それは言うに及ばず、我々人間は「他者」とともに生きており、その「他者」と“ コミュニケート ”することなしには、共存していけない存在だからだ。

見たり感じたりしたことを、自分がありのままに認識(自己完結)できればそれでよしって世界は、自分以外の誰も存在しない世界だよね。
ところがじっさいには、我々は自分以外の「他者」とともに生きていて、自分が見たり感じたりしたことを「他者」と共有することなしに、生きていくことができないからだ。
それで、見たり感じたりしたことを他者と共有する(コミュニケートする)為の手段(道具、ディバイス)として作り出されたものが「言語」だ。

「鶏が先か、卵が先か」って命題がある。
これは、「言語が先か、概念が先か」って置き換えることができる。
これは俺の独断だけど、俺は「言語」が先で、「概念」が後だと思っている。
もしくは「言語」と「概念」は一卵性双生児みたいなもので、「同時に生まれたもの」と考えてもいいと思う。

ここで、この投稿のいちばん始めに戻ってくれ。
我々は、「概念」を共有できないのだ。
概念を共有できないってことはつまり、コミュニケーションの道具としての言語に致命的な欠陥があるってことの証明ではないのか?

Aという人とBという人が、コミュニケートしようとしている。
その手段として、AとB間には、言語という媒体がある。
その言語という媒体を、AとBがそれぞれに送受信する為には、「概念」というスクリーン上に変換、再現(シンクロナイズ)させる以外に方法がないのだけれど、残念ながらそのスクリーンは、A家とB家のそれぞれにあるのだ。
A家のスクリーンは縦1m横2m、色は薄い灰色としておこう。
ところがB家のスクリーンは直径5mの円形で、色はサイケデリック・ピンクだ。
これでは、情報を正確に再現(シンクロナイズ)させることができない。

「概念」というスクリーン上においてしか再現できない言語という媒体は、こういった致命的欠陥があるってことを、なんとなくでも理解してもらえただろうか?
何かを言語化するってことは、すなわち何かを概念化するってことと同義で、しかしながら個々人がそれぞれに持つ概念というスクリーン上においては、相互においてシンクロし得ないってことだ。

(モノとかモノゴトとかって表現すると、リンゴとか車とか卓袱台とか、物質的なモノばかり連想するけど、これは人間のもつ嬉しい、楽しい、悲しいっていうような感情も含まれるので、念の為。)

さてところで、自閉症って病気(?)をもって生まれてきた人たちがいる。
彼らはどうも、モノゴトを概念化して認識していない模様だ。
自らも自閉症の、ドナ・ウイリアムスさんによると、


【あなたたちは言葉に頼りすぎています。私たちは言葉を信用していません。私たちにとってはあらゆるものを見て聞いて理解する方が、人の「言葉」を理解するよりも簡単なのです。「言葉」で話さなくても私たちは理解しあっているのです。「言葉」に頼るあなたたちの世界では人前では自分に正直にならないほうが賢明だと教えられ、みんな自分の「感覚の世界」を恐れるようになります。
「感覚の世界」では本当の自分がむきだしになるからです。そんなことをしたら、社会の中でうまくやれなくなり、人々からは笑われ両親からは叱られる。だからあなたたちは「感覚の世界」を忘れていくのです。

彼女は、「あなたたち」に対し、「私たち」と言っている。
これは、「私たち」の間で、「言葉」以外の方法でもってコミュニケートしていると想像するのが妥当だろう。

>「言葉」で話さなくても私たちは理解しあっているのです。

それってなんなんだ?
言葉を使わず、どうやってコミュニケートできるんだ?

これは

それってなんなんだ?
モノゴトを概念化せず、どうやってコミュニケートできるんだ?

・・ってことと同義です。

俺が、「言語を伴わない、新たなコミュニケーション」と言った意味は、まさにそれだ。
どうやったら言語を使わず、つまりモノゴト(世界)を概念化せず、他者とコミュニケーションがとれるのか?

とても、夢のある話です。
その方法はあり、現にそうやってコミュケートしている人々がいるのです。

で、ここまで書いてきて、ちょっと思い当たることがある。
俺は「概念」をスクリーンと見立てたが、もしAとBが同一のスクリーン上に再現される映像を見ることができたなら、それこそ完璧なコミュニケーションだ。

言葉はいらない。
何も概念化する必要もない。

ドナさんは、「あなたがたは、『感覚の世界』を忘れている。」と言った。

感覚の世界・・。

それって、「あなたの“感覚”と、私の“感覚”は、同調する。」ってことではないのか?
もしかしたらそれって、“テレパシー”のことか?

いや、そうではない。
きっと彼女は、「私たちはバラバラではなく、『全体の中の一部』なんだ」ってことを言いたかったのではないかな?

難しい・・。
書いてて、自分でもわからんようになってきた(爆)

では、このへんで。

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