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ヨーロッパの王侯貴族の厚い壁
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投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 6 月 08 日 22:27:44: edtzBi/ieTlqA

(回答先: スペイン語「青い血(sangre azul)」の意味(欧州を覆う「高貴な血のネットワーク」) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 6 月 07 日 22:56:21)

>バルセロナより愛をこめてさん、はじめまして。

私は、"sangre dzul"と書きましたが、”sangre azul"だったんですね(大汗)。貴重な文献をただ読ませて頂くだけではなく、少しだけでもお役に立ててよかったです!

ヨーロッパの王侯貴族の系譜には目を見張るものがあるとは聞いておりましたが、本当にもう網の目のようになっており、下々の者を頑として寄せ付けないものですね。

私は以前、北欧について研究をしていたことがありますが、その時に疑問に思っていたのが前回書いた、なぜあれほど住民の自治が発達し、政治意識も高いのに、王政がなくならないのかということでした。やはり政治経済が二重構造だったんですね。

北欧5カ国の中でも一番の兄貴分はデンマークですが、例えば18世紀の国王クリスチャン7世の妻は英国ウェールズ公の娘でしたし、スウェーデンの国王はデンマークからの分家、そしてノルウェーの国王はスウェーデンからの分家・・・と言う具合に全部親戚関係なんですよね(フィンランドだけは蒙古のフン族がハンガリーに移住して、その後フィンランドに移り住んだとされているフィン人で、言語はウラル・アルタイ語族に属し、他の4カ国とは違います)。

アメリカでは、一般的にスペイン人やポルトガル人は、「ホワイト」の範疇には入れない傾向があります。他のアングロ・サクソン系、フランス系、ドイツ系、北欧系などとは区別して、「ホワイトと言えばそうだが、スペイン人だ」というような言い方をすることが多いです。アングロ・サクソンを頂点に同じコーカソイドでもいわゆる階層的ランクがあって、スペイン系や、ポルトガル系は下の方に属しています。それというのも彼らの肌の色が白い人だけではなく、褐色の人たちもいるからというのも一因かもしれません。

北アフリカのエジプト人も形質人類学的にはコーカソイドに属しますし、アルジェリアやナイジェリアのあたりには、白い肌に金髪の先住民・ベルベル人も住んでいますよね。彼らも昔、イベリア半島に移住しているようですから、さまざまな人種の混血の結果、現在のスペイン人が生まれたのでしょう。

本当はスパニッシュ・ギターに代表されるラテン音楽について書きたいところですが、本題からそれますので、これくらいで。それではまた。

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