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親の年収で教育の機会不均等
http://www.asyura2.com/0502/lunchbreak5/msg/640.html
投稿者 memento mori 日時 2005 年 7 月 15 日 18:58:29: 1mvWlnKGcvCrw

(回答先: Re:青年の未来を閉ざす資本主義 投稿者 どうして? 日時 2005 年 7 月 15 日 10:25:09)

 どうして?様 はじめまして。めめんともりと申します。私は、親の年収が教育の機会不均等につながる方向にどんどん動いているような気がします。

>自分が言いたいのは、教育の機会に不平等があるのならば、親の年収が理由のすべてではなく、当人の気持ちが占める部分も大きいのではということだ。

 おっしゃるとおりだと思います。お金持ちの子どもでも、やる気が無ければそこそこしか伸びないでしょう。今も昔も変わりません。

>実体験からわが子に動機付けと継続を植え込むのは実の親としても、たいへん困難な作業である。

 世の中の親は、金持ちもそうでない親も苦労しております。苦労する気がない親は論外として、苦労する気ある親は、やれるだけやった其の先どうするのか。 自分の能力以上の部分は、「動悸付けと継続を植え込むプログラム」ですら、子どものために「購入」しているのが現状でしょう。
 失礼な言い方かもしれませんが、お金のあまりかからない野口英世伝の効果はそこそこ。ほとんどの人にとって絵空事なのだもの、アメリカンドリームのハリウッド映画と一緒で、次々に目新しい刺激を加え続けないと(空想で満足するだけしかない)効果ですら薄れてゆく。商売人はあえて効果が薄れるようなプログラムも抱き合わせにして販売している。 「TVゲーム」といわず、TVというメディア自体がそのように機能していますよ。  子どもにカネをかけるとき、お金持ちはもっと実効のあがることに(も)出している。(続けると本題から外れそうなのでもうやめて。)

>原因のひとつは教育界が機会の平等に重点を置いているのに

 問題はすでに公的教育が機会の平等に重点を置いてはいない、という事です。
 自分でものを考える人間ではなく、ものを考えない人間を大量に作る為の教育にしようとしている。
 たとえば、ゆとり教育自体の当否は運用次第だと思いますが、持ち込んできた人間の意図は下記のように明らかですし、どうやら事態はそのように推移しているような気がします。

http://www.asyura2.com/0311/nihon10/msg/1315.html ばっすい
ゆとり教育」の本性は「エリート教育」(ジャーナリスト斎藤貴男さんのトーク
 教育の話に関わったのは2000年の11月に『機会不平等』という本を出版したのが最初です。三浦朱門という教育課程審議会の会長をしていた作家がいるんですね。奥さんが曽野綾子さんで、、中略、、この人が「ゆとり教育」の正体はエリート教育のための手間とヒマとお金を浮かせるためだという発言を引き出したのが、僕だということになります。ちょうど2002年4月から新しい教育指導要領で「ゆとり教育」というのが始まるんですが、(中略)、、その真意を聞きに行ったということ。

 三浦さんのところに行ったのは、ちょうど「日能研」という中学受験の予備校があるんですが、ここが全国の保護者にDMを送っていた。中身は学習指導要領が変わって主要中学の授業内容と時間が3割減りますということ。確かにこれまでは「詰め込み」だったから、減ること自体は筋が通っていれば悪いことではない。だけど、高校・大学受験のレベルが下がらないで、さらにその先の学歴社会が改まらなければ、ただ減らされて着いていけなくなっちゃうだけなんですね。一方の私立の小中学校は基本的に「ゆとり教育」をやらないと言っていたんです。だから、日能研は「公立の学校に行かせたらオタクのお子さんの将来はもうお仕舞です」と。つまり、私立の子が10教わるのに、公立の子は7しか教わらない。だからウチの予備校に来て「輝かしい未来」を与えてください、というものだった。これは非常にあざといけれども、一面の真実ではあるわけですね。結局、お金があればいいけど、なければチャンスがなくなるということですね。これの真意を三浦さんのところに聞きに行った。

 そしたら、本当にその通りで、「ゆとり教育」とはつまりこういうことらしい。これをやれば平均学力は確実に下がる。だけど、平均学力など下がったほうがいい、と彼は言う。これは一般の認識とはだいぶ違う。日本の平均学力が今まで高かったのは、戦後、「落ちこぼれ」の尻を叩いた結果だと。だから全体の底上げは図れたけれど、その分その子たちに手がかかったからエリートが育たなかった。だから今はこんなになっちゃったんだ、というわけです。したがって、「ゆとり教育」というのは、できないヤツを教えないものだ。できない子はできんままで結構。ただ、そいつらは勉強などよけいなことはしないで、「実直な精神」だけを養えと。そうすれば、その子たちにかけていた手間・暇・カネがエリートにふりむけられてエリートが育つ。これが三浦さんの考えだったわけですね。できる子は小さいうちから育てる、そうでないのは、お前らどうせ一生使い走りなんだから半端に賢くなる必要はないというのが本音です。これを真顔で言うわけです。

引用終わり 
他にも
http://www.asyura2.com/0502/senkyo8/msg/1080.html
http://www.asyura2.com/0502/senkyo8/msg/1024.html

私は「どうせ一生使い走りなん」かもしれないけれど、自分の子どもが朱門や小泉のような連中に虚仮にされ続けるのはいやですし、あんな連中のお仲間になるのも願い下げです。

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