警官が拳銃奪われ負傷　盗難車追跡中、男２人逃走【産経新聞】拳銃は実弾入ったままエイドリアン

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警官が拳銃奪われ負傷　盗難車追跡中、男２人逃走【産経新聞】拳銃は実弾入ったまま
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投稿者エイドリアン日時 2005 年 5 月 15 日 20:08:43: SoCnfA7pPD5s2

　13日午後6時50分ごろ、岐阜県多治見市京町の路上で、盗難車両を追跡中の多治見署地域課の男性巡査(23)が２人組の男に拳銃を奪われた。男らは軽自動車で逃走。巡査は頭などを殴られ市内の病院に搬送されたが、右手中指を骨折するなどのけがをした。

警官が拳銃を強奪された事件で、盗難トラック周辺の捜索をする
捜査員＝13日午後9時10分、岐阜県多治見市(共同)

　巡査は拳銃を奪われる前に上空に２発、威嚇射撃をしており実弾３発が残っているとみられる。拳銃は38口径で回転式のニューナンブ。通常は実弾５発が入っているという。岐阜県警は強盗傷害容疑で多治見署に特別捜査本部を設置、男らの行方を追っている。２人は日本語以外の言語でまくしたてるように話していたといい、捜査本部は外国人とみている。

　岐阜県警の江間庄一刑事部長は記者会見で「市民に心配をかけ申し訳ない。懸命に捜査する」と謝罪した。

　調べでは、巡査は同署の巡査長(51)とパトカーで巡回中の同日午後6時40分ごろ、同市京町で盗難車のトラックを発見。職務質問しようとして追跡したところ、トラックは途中で路肩に脱輪し、乗っていた男１人が逃走した。

　巡査はパトカーを降りて約200メートル追い掛けて男を取り押さえ、手錠を掛けようとしたが、軽自動車に乗った別の男が現れ、巡査を２人で暴行。拳銃を体につないでいるひもを切断して奪ったという。

　巡査長も無線連絡後にパトカーを降りて追い掛け、倒れている巡査を見つけた。巡査は拳銃を奪われた状況について「記憶がない」と話しているという。

　２人の男はいずれも薄い緑色の作業服姿。１人は身長約170センチの20代から30代で、長髪のオールバック。もう１人は身長約165センチで短髪にマスクだった。

　男が当初乗っていたトラックは、12日から13日にかけ同県土岐市内で盗まれていた。

　逃走した軽自動車の色は紺系で、ダイハツ工業製とみられる。

　現場はＪＲ多治見駅から南東に約1.5キロ離れた住宅や商店などが混在する地域。多治見市は、外出を控えるよう防災無線で市民に呼び掛けた。

　愛知県警も岐阜県境の５署で緊急配備を敷いた。（共同）

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　最近の主な警官襲撃事件は次の通り。

　1984年9月4日　元京都府警巡査部長が西陣署の巡査の拳銃を奪い射殺。その後、消費者金融に押し入り店員を射殺し、現金を強奪