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違ってますね。
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投稿者 考察者K 日時 2005 年 5 月 03 日 22:38:03: JjkI8nWTpj0po

(回答先: 自虐史観がもたらしたもの 投稿者 接続中 日時 2005 年 5 月 03 日 19:46:42)

>接続中さん おはつですね。

なかなか面白い考察だと思いますが、違っていますね。

まず、自虐史観とは、必要以上に自己を貶める考察方法によって作られる歴史観ですが、現在の所、日本の戦争での有罪は決定しています。ので、不当裁判は認められないと主張する人が存在する事でそれに反対する人を「自虐史観」にとらわれているという事が間違いです。

取りあえず、日本は他国に戦争を挑み、負けたのは事実であり、どう屁理屈をこねまわしてもこの一点は動きません。
戦争を開始する時、日本の一部の理性保持者は反対しました。
それを押し切って(場合によっては投獄し、獄中死までさせて)戦争に突入したのです。
そして、負けたのです。
一般的にA級戦犯とされている人は、日本の理性保持者にとっては「英雄でも何でもない、それこそ亡国の非国民」とされても仕方がない人でもあるわけです。

「日本民族のために戦って戦死された」事には敬意を払うべきでしょう。
しかし「日本民族を誤った戦争に誘(いざな)い、もう少しで滅亡させかけた」人に感謝するのはどうなのでしょう?
現在、政策に失敗した場合の責任を誰も取らない事が問題視されていますが、戦争という政策を強行し、多くの国民の生命財産に多大な被害をもたらした。当時の政治的主導者には責任はない。とするのは、どう考えてもおかしいですよね。
誰かが、責任を取らされるのは「当たり前」です。
よって、A級戦犯は(事実が多少違っていても)有罪しかないのです。そこを無罪にして英雄にしたいのなら、別の責任者を問わねばなりません。
当時の最高責任者になりますが、それを主張されるのでしょうか?
それとも「国民の生命財産が幾ら失われてもそれによって誰も責任は取らなくても良い」とお考えでしょうか?
または、別の考え方があるのでしょうか?

当時、反戦非国民とされ投獄された良識派が二度と戦争が起こらないために多少のオーバーな記述や、事実の証言をおこなったとしても、それは、弾圧に対する報復もありますので、ある意味では仕方がない事です。
喧嘩をふっかけて負けた者には、何も言う権利なんて無いでしょう。
それが「ある」と強弁するのならば、アジア諸国に嫌われて当然でしょう。
ともかく、回りは全て被害者であり、負けた加害者に強い主張権は無いとするのが、当たり前の考え方です。
この場は謝って、忘れるのを待つのが上策と言えます。

【JR尼崎駅脱線事故での「90秒の遅れ」】
について、自虐史観の弊害的考察をされているようですが、これは逆でしょう。合理的判断に基づかない「精神論的思考」が作り出した「日勤教育」が、全ての悪の根元ですが、精神論で全てを解決しようと言うのが「靖国参拝賛成者」に多いのは公平な目で見て一目瞭然でしょう。
人間に秒単位の時間管理をさせ、しかも、休息・休憩を取らなくても「精神論」で「やる気があればできる」と「日勤教育」で叩き込む訳です。
反戦、対話派ではあまりやりません。やるとすれば一部の過激派でしょうが、連合赤軍もとうの昔に壊滅しました。
今、そんな「精神論」を振りかざす人がいるならば、靖国史観を持った人でしょう。

満州事変が自衛のための戦争だったとすれば、今度の憲法改正が通るのならば、韓国くらいまでは海外出兵させても良いという事ですね。
是非、多くの国民にそれをアピールして下さい。
「韓国、北朝鮮、中国などを黙らせるために改憲した方が良い」とです。
満州事変が自衛のための手段であったとしても、侵略行為と韓国の人が思っているのなら、それは間違いなく侵略戦争でしかありません。
自己の評価を自分でするのは間違いです。評価は他人が行うものなのです。
ましてや、負けて引き上げて来た人が自己の評価をして、それを回りに認めろと強弁するのが正当な行為だと思うのなら、救いようがありません。

と言う事です。

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