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ドキュメンタリー映画「夜と霧」 
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投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 1 月 27 日 06:07:46:0iYhrg5rK5QpI

ドキュメンタリー映画「夜と霧」 

アラン・レネ監督 DVD&VHS

http://www.aritearu.com/Influence/Frankl/Frankl.htm


第二次世界大戦のナチによるユダヤ人虐殺を告発したドキュメンタリー。

アウシュビッツの収容所での虐殺や捕虜たちを使った人体実験、無造作に

扱われる死体の山。当時のニュース・フィルムや写真に記録された生々し

い人類最大の禍根のドキュメントが、カラー撮影による平和で美しい現在

の風景と交錯し、意識と記憶を問い返す。ナチスの低落、最後のユダヤ人

大量虐殺。あの時代、この場所で、家畜のように汽車に詰め込まれた人々

はどこか遠くの収容所に運ばれた。夜と霧に隠されて・・・・。日本での初公

開当時、衝撃的過ぎるとして生首の大写し、ブルドーザーが死体の山をか

き集める場面などを余儀なくカットされたが、カンヌ映画祭では反響を巻き

起こし、ジャン・ヴィゴ賞、フランス映画大賞受賞。圧倒的な映画体験を残

す傑作。(ビデオより引用)

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ナチスのホロコーストによって殺害された無辜のユダヤの民の冥福を素直に祈ります。

まだこのフィルムがあるとは驚いた。
ナチスの犯した犯罪は消すことはできない。
1970年、大学の上映会ではじめてこの映画を全編見た。
それまではテレビで時折放送されていた。
いまやこのような映像は知る人のみぞ知る存在となったのだろう。
戦争体験者も加害体験者も黙して語らぬうちに時はすぎた。

被害者の多くは死者であり、加害者は証拠を焼却してしまったのだから、60年も経てば何とでも言える。たまに加害証言が出ればそれは捏造だなどと嘯けばよいのだろう。それでも被害国・民族は忘れない。

それでも1970年頃は戦争体験を公然と冒涜するような言辞はなく、極右くらいだったでしょう。南京大虐殺も事実だったし、戦時慰安婦制度、強制連行、タコ部屋も事実だったから遠慮して語らなかった。


以下関連紹介
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http://sbooks.s31.xrea.com/docdvd/scr/xml2html/B00005G0KP.html


夜と霧
価格:¥ 3,990
ハピネット・ピクチャーズ (1998/06/25)
メディア:DVD

内容紹介
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
第2次世界大戦中にアウシュビッツで行われた大量虐殺を告発したドキュメンタリー映画。人間の犯した蛮行とその悲劇を、みごとなモンタージュ構成によって描く。

内容(「Oricon GE」データベースより)
第二次世界大戦時にアウシュビッツで行なわれたユダヤ人大量虐殺を告発したドキュメンタリー映画。
カスタマーレビュー(平均おすすめ度:5)
観てください
大学の授業で見た映画です。先生が「気分の悪くなった方は退出していいです」とおっしゃって、実際退出する生徒が何人かいました。

この映画を見る前から私はナチスの強制収容所の実態には興味があった。「アンネの日記」も読んだ。「映像の20世紀」も観た。「シンドラーのリスト」や「ベント」も観た。アウシュビッツ収容所の資料集も読んでいた。そのどれも、すごく衝撃的で涙が出たりもしたけれど、この映像はもっともっと衝撃的で、私は気分が悪くなるというより身動きができなくなって泣くことすらできなかった。ここで私が陳腐な涙を流すことがあまりにも失礼に思えたから。心臓の鼓動が早まった。
たぶん大学の授業だから使えた映像だと思いますけれど、できたらもっと早いうちに見るべき映像!がと思います。例え、直視できなくても、こういう作品があることを、この作品がなぜ存在しているのか知ることが大切だと思うから。
ナチス殺人工場を知る為の基本資料
「去年マリエンバードで」や「ヒロシマ我が愛」でよく知られる Alain Resnais の手による、ナチの強制収容所を扱った素晴らしいドキュメンタリーフィルム。

僅か30分ではあるが、事実だけを淡々と撮ったその映像の中には、人間の心に確かに内在する驚異的な悪魔性がはっきりと見てとれる。

囚人を短時間にかつ大量に殺戮する目的で周到に設計された建造物は、収容所と言うよりむしろ殺人工場と呼ぶほうがより的確、生きていても死んでいても、囚人で利用できるものは全て利用、例えば、死体の髪は毛布に、脂肪は石鹸に、皮膚は紙がわりに、また生きている囚人は実験動物にと、およそ実行可能な残虐行為は殆ど全てが遂行されていた。

驚くべきは、ガス室でのチクロンBによる処刑を含め、残虐行為の遂行そのものは、囚人の中からナチが選抜したカポが行ったということ、上等な個室を与えられた彼らは同胞を1日1万人も殺戮していたのである。

カポもナチの官も一様に私達に責任はないと主張している戦後の裁判の模様は、未だに世界中で継続する戦争の一つの理由を我々に教えてくれる。

フランクルの物した同名の書物を100回読むならこの映画を1回観た方がずっと有益である。
人間が創りだしたこの世の地獄!
我々、人間が創りだしたこの世の地獄、アウシュビッツ強制収容所。
巨匠、アラン・レネは、残されたアウシュビッツの姿を、じっと、それこそじぃッとカメラで見つめた。
人間の尊厳を無理やりに破壊する施設、ベルトコンベアのように坦々と人命を大量に、ただひたすら奪ってゆくように作られた施設。残された、人間の髪の毛の山、靴の山、メガネの山。

人間がもつ悪魔をひたすらみつめた映像は戦慄的だ。
その何万人もの命を奪った施設にも、草木が生え、太陽の光が注がれる。
20世紀に犯した我々人類の罪を、フイルムは永久に告発する為に寡黙に事実を伝えようとしている。
この映像に目を背けず、我々は自分自身の悪魔と対峙してゆかねばならない。

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http://sbooks.s31.xrea.com/docdvd/scr/xml2html/B0000A02ES.html

スペシャリスト(トールケース)
価格:¥ 5,040
アイ・ヴィー・シー (2003/06/20)
メディア:DVD

内容紹介
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
ナチス戦犯唯一の裁判記録フィルムとして話題になったドキュメンタリー。ナチス親衛隊の元エリート中佐、アドルフ・アイヒマンの裁判の行方を追う。

内容(「Oricon GE」データベースより)
1961年にナチス戦犯で行なわれたアドルフ・アイヒマンの裁判の記録フィルムを2時間に編集した、世界初公開のドキュメンタリー作品。
カスタマーレビュー(平均おすすめ度:5)
人類史上最大の犯罪
これは一度は見ておいたほうがいい作品だとおもいます。
現実に行われた裁判模様なので本物の緊張感が伝わってきます。
内容的にはこの映画の主人公である「アイヒマン」は平凡な男だと
語られていましたが、とんでもない平凡を装った非凡者です!
ラスト15分のやり取りでこの男の本性が明らかになるでしょう、、、

これは僕自身の考えですが我々人間の本性なのかもしれません。
このアイヒマンは非凡でも凡庸でもなく我々と変わらない人間だと
いうことに、誰の心の中にもアイヒマンが潜んでいるということに、、、、
そういった事を考えさせられる作品でした。

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