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「アメリカは開放交渉を望んでいなかった」 ズグレーナさん(レプッブリカ紙)
http://www.asyura2.com/0502/war68/msg/118.html
投稿者 kamenoko 日時 2005 年 3 月 07 日 03:46:38: pabqsWuV.mDlg

(回答先: 解放伊女性記者:「米兵いきなり発砲」誤射当時を証言(毎日新聞)【もはや「誤射」とはいえない】 投稿者 happyblue 日時 2005 年 3 月 06 日 21:43:59)

レプッブリカ紙から、記事を2つ転載・翻訳します。

開放地点の上空を飛んでいたヘリコプターについて、情報をお持ちの方が
いらっしゃいましたら、投稿をお願いできないでしょうか。

転載開始・・・・

アメリカは開放交渉を望まなかった
http://www.repubblica.it/2005/c/sezioni/esteri/iraq45/parlasgr/parlasgr.html

「もうイラクには戻らない。たぶんアメリカの標的はわたしだった」ズグレーナ
〜「ニコラはわたしを護ってくれた。彼のあえぎ声を聞いた。それから肩に激痛を
感じた。

ローマ
ジュリアーナ・ズグレーナは、Sismiエージェントのニコラ・カリパリの命を奪った
解放直後の銃撃の第一目的が自分であったという仮定を除外していない。
彼女がスカイ24ニュースで語ったことばによると、「みんな知っていることよ。
アメリカは人質解放交渉を望んでいなかった。それゆえ、わたしが第一の標的だった
仮定を除外する理由が見当たりません。アメリカはこの人質救出作戦を受け入れ
なかったので、わたしたちはできるだけここを去る必要があったのです。
アメリカはこの政治的作戦を容認しようとせず、何が何でも妨害しようとした。
妨害がどのレベルまでだったのか、精査確認すべきです」

マニフェスト紙特派員ジュリアーナ・ズグレーナは、解放に身代金が支払われたか
どうかは知らず、もうイラクには戻らないと発言した。「理由は報道活動ができない
状態だからで、彼ら(誘拐犯)が証人(ジャーナリスト)を望まず、みんなスパイを
しに来たと疑っているということを理解したから。開放直前に、誘拐犯はわたしに
謝罪しました。そしてアメリカに気をつけるように、彼らがわたしの解放を望んで
いないからと言いました」。

あの悲劇的なバグダッドの夜の記憶は、「あの夜、バグダットの空港へ向かいながら
これでやっと安全になれたと感じました。アメリカが制圧しているゾーンに近づい
てもまだ気持ちが落ち着かず、夜の闇の中 誰かと話すことで恐怖を遠ざけようと
した時に、突然雨あられの銃撃が降ってきたのです。警告も合図も全くなく。
アメリカ軍のタンクが背後から撃ってきたのだと思います。車が蜂の巣状態になり、
ニコラがわたしをかばおうとした。銃撃は続き、運転手はわたしたちがイタリア人
であることを説明しようにもできなかった。」

「ニコラはわたしにおおいかぶさってきた。彼のあえぎ声が聞こえ、それから
肩に激痛が走った。どこを怪我したのかわからなかった。わたしを撃った人間
たちは車の近くに来て、それから病院に運ばれるまで永遠とも思われる時間を
待たされた。明言できないけれど、20分くらい待たされた」

・・・・・

「雨あられの銃弾」マニフェスト紙に掲載された彼女の真実
http://www.repubblica.it/2005/c/sezioni/esteri/iraq45/manifesta/manifesta.html

ローマ
「私はまだ暗闇の中にいた。人生で最も劇的な日であったあの金曜日」
今日売店に並ぶマニフェスト紙に掲載された彼女の手記はこう始まる。
「拘束されてからずいぶんの日数を経ていた。拘束犯たちとはほとんどことばを
交わさなかったけれど、数日前からわたしが開放されるであろうと告げられていた。
何かが起こりかけている。ある時点でわたしの部屋に2人ともが入って来て、
冗談を言い始めた。”おめでとう。あなたはこれからローマに出発する”。
ローマへ。かれらはこう言った」。

「わたしが服を着替えると、彼らが戻ってきた。”我々があなたを連れてゆく。
一緒にあなたがいることを気付かれてはいけない。もし気付いたら、アメリカ人が
介入してくるだろう”。聞きたくなかったコンファーム。とてもうれしかったけれど、
とても怖くもあった。誰かが介入してきたら、それはおそらくアメリカ兵といって
いいだろうが、銃撃戦になる。そして拘束者たちは間違いなくそれに応えるだろう。
それから目隠しをされた」

「着実にぬかるみを進んでゆく車。車が止まった地点の真上から、低飛行するヘリの
音が聞こえた。彼らが車から降りる。わたしは動けず、目も見えない状態でひとり
残された。心の中で数を数え始めた時、友好的な声が耳に届いた。”ジュリアーナ、
ジュリアーナ。わたしはニコラだ。心配しないで、ガブリエレ・ポロと話した。
落ち着いて、君は自由の身だ”。彼はわたしの綿の目隠しと黒のサングラスを
外した。心の緊張を緩めようとした。今起きている理解できないことにではなく、
”ニコラ”のことばに対して。彼から止めどもなくあふれる友好的なことばと
冗談に」。

「車は水溜りだらけの地下道を越えて進んだ。ニコラ・カリパリがわたしの隣に
座り、運転手はわたしたちが空港へ向かっていることを大使館とイタリアへ
2度に渡って伝えた。そこが米軍に完全制圧されている空港であることを知って
いた。あと1キロ足らずと言われた時、その時、覚えているのは発砲。
雨あられのような銃撃が、その前の瞬間まで続いていた楽しい会話を破った。
運転手はわたしたちがイタリア人であることを伝えようと叫んだ。”イタリア人だ、
イタリア人だ”。ニコラ・カリパリがわたしをかばうように身を投げた。そして
すぐ、繰り返すがすぐ、かれの最後の吐息を聞こえ、亡くなった」

「すぐに誘拐犯たちが言ったことばが心に浮かんだ。これでわたしの解放の
開放に際する任務を果たしたと感じていると語ったが、気をつけるように
’なぜなら’あなたを返したくないアメリカ人たちがいるからと。その時は
イデオロギーで付け加えられただけのことばと判断したが、わたしは非常に
苦い真実の香りを嗅がされるリスクを負った。いま話せるのはここまでです」。

・・・・・

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