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菅直人四国お遍路霊場巡りのもう一つの動機
http://www.asyura2.com/0505/idletalk14/msg/454.html
投稿者 馬場英治 日時 2005 年 8 月 07 日 21:38:09: dcAX/x0KhXeNE
 

(回答先: ぷち姉さん,こちらに移りました. 投稿者 馬場英治 日時 2005 年 8 月 06 日 02:10:58)

前便:http://www.asyura2.com/0505/idletalk14/msg/422.html 末尾は

> 菅の四国巡礼行脚の動機についてもう少し掘り下げて考てみたいと思います.
> もっともっと深いわけがあったのではないか?という気がしてきました.

で結んでいる.前便で書いたように菅の国民年金未納疑惑は晴れた.もう少し
迅速に調査していれば,事務的な手違いであったことに気付くことは難しくなかっ
たに違いない.つまり,菅の民主党党首辞任という決断は拙速に過ぎたのである.
しかし,すべては天の配剤である.なぜ彼は四国お遍路という政治家にはあまり
似つかわしくない旅に出たのだろう.年金未納問題について彼が内心に何のや
ましさも感じる必要がなかったことは今や明らかである.家族の入院のようなこと
はあったかもしれないが,動機としてはやや弱過ぎる.何かもっと大きな動機付
けが必要である.彼はその旅で何を探し,何を見つけて帰ったのか?

結論を言ってしまおう.彼が朝未暁に起き出して日が暮れるまで,全行程240キ
ロ1日平均22キロの道程を汗を滴らせながら同行一人テクテクと歩く11日間の
長い旅※の終わりに再発見したのはかの空海上人に他ならない.四国お遍路は
事実,若き空海の修行の地でもある.彼は旅から帰った後も司馬遼太郎の『空海
の風景』を再読している.もっと端的に言ってしまえば,ここにおいて菅直人は自
ら「空海上人」にならんことを発願したのである.彼はつまり,完全に我欲を捨て,
真に民衆とともに生きることを決意したのである.もちろん,彼の公式ウェブサイト
にはそんなおおげさなことは書かれていない.「菅直人の今日の一言」のページに
記されているのは彼の政敵が読んでも腹を立てない程度のモデラートな消息のみ
であり,彼にほとばしるものがあるとすればその行間に読むしかないのである.

※菅氏のお遍路は公務の間を縫って,四国88箇所霊場巡りの1番霊山寺から
38番足摺岬金剛福寺までの全行程530キロを3回に分けて実施された.
初回: 7月15日1番霊山寺〜7月26日24番最御崎寺,240キロ
2回目: 9月8日24番最御崎寺〜9月11日30番善楽寺),110キロ
3回目: 12月10日30番善楽寺〜16日38番金剛福寺の180キロ

さて,アカシックレコード佐々木敏氏は郵政民営化に関し「可決・総辞職」という予
測を打ち出されている.佐々木敏氏は情報を氏独自の論理的な手法によって緻
密に分析し,高い精度の予測を行うことで知られている.アカシックレコードでこれ
まで的中させた予測には次のようなものがある.

97年05月21日:インドネシアのスハルト体制の崩壊を半年前に予言
01年04月26日:総裁選への出馬表明に先立ち小泉内閣誕生を1ヶ月前に予言
02年06月14日:W杯サッカー韓国対ポ戦で審判の不正判定を前日に予言

佐々木氏はかつて,小泉内閣の誕生を予告し,今またその命運が尽きるときが
来たと告げているのである.私はこれに対抗して7月31日付けの管理運営8板
のあっしら氏へのレスの中で,「否決解散」を予測した.

参照: Re: そんな気の利いた理由でチャチャを入れたわけではありません。
http://www.asyura2.com/0502/kanri8/msg/988.html

今事態はまさに私が予言した方向への力動を開始した.これはほとんど地殻変動
に近い大きなムーブメントであり,核分裂の破壊力を持ってしても止めることので
きない巨大なプレートテクトニクスの移動である.私はこの運動を仮に「脱米自立」
と呼ぶ.竹中半兵衛氏はこれを解析してブルジョア支配層の内部分裂と捉えてお
られる.確かにそのような説明も可能だろう.しかし,それはまだ事態のほんの一
面に過ぎない.根底にはもっともっと大きな歴史の不可逆がある.無数の名も無き
民の個々バラバラのベクトルが今ある方向に位相をそろえつつあるのだ.つまり
無力な民が集合的にあるコヒーレンシーを獲得しつつあると言えるだろう.

このような巨大な運動の中にあっては,ベクトルの向きだけが主要なモメントであり,
個々のポジションは問題にならないということを私は再三申し上げてきた.

「グローバリズム」という理念は美しい.しかし,その実像は醜悪なものである.そ
れはエゴイズムの塊りとなった覇権国の専横でしかない.それはあるときは国際機
関を使嗾し,またあるときは蹂躙して憚らない.アメリカから独立したいという我々
の願望,民族の悲願は単なるプライドの問題であろうか?もし,そうならグローバリ
ズムの波に乗って我々自身が国際人として成長すればそれで済むのではないだろ
うか?多分そのうち,我々にも常任安全保障理事国の席が回ってくるに違いない.

我々はファルージャの市街で犬に食われるファルージャ市民の遺骸を見た.彼ら
が身を捨てても守ろうとしたものは何であったのだろう.彼らは彼らの宗教的信念
ゆえに己を捧げたのだろうか?いや,違う.彼らは泥棒から彼らの家,つまり彼ら
の家族と財産を守ろうとしているに過ぎない.泥棒はこっそり忍び込んできたのだ
ろうか.いや,そうではなかった.泥棒は完全武装した警察部隊としてこの家に入
ってきたのである.警官は家の主人に告げた.この家の内部にWMDという凶器
が隠されているという証拠があるので,家宅捜索を行う.家宅捜索令状を見せてく
れと言ったその家の主人はその場で射殺された.我々もこの犯罪に加担している.

我々の母親は高名な大学病院という触れ込みの施設に送り込まれた.母親の身
体はカラフルなチューブから間断なく注入される過剰な点滴液のため,すでに膨張
して象のように膨れ上がっていたが,高密度の抗生物質の夥しい注入によって腎
機能は直ちに破壊され,代わって人工透析装置の長く冷たい循環システムが繋ぎ
こまれた.強制人工呼吸を施すために喉は切開されて声帯は確実に取り除かれな
くてはならなかった.なぜなら患者が発声することは許されるべきではなかったから
である.ナトリウムとカリウムの代謝バランスは完全に破壊され,心電図にはジギタ
リスの過剰投与を示す特徴的な波動が目撃された.医師たちは集まった親族らに
臓器のすべてが機能不全であること,中でも心・肺・肝・腎の四大臓器不全は致命
的であると厳かに告げた後,親族代表にすべての臓器の無条件移植承諾書への
署名を求めた.我々の中央銀行が我々の母親に対して行ったことはこれである.

これらのことがすべて一つのこと,グローバリズムないし新世界秩序という美名の
もとに行われていることを我々は知っている.そして,そのことはもはや水辺に生
える青草にさえも隠すことができないほどに知れ渡ってしまったのである.伝えた
のは水面を渡る涼やかな風であったのか,あるいはその水面に落ちる月の影で
あったのか,ないしは岸辺を洗う水の絶え間ないさざめきであったのか...

私は政局にはもとより関心がない.なぜなら私は現在母国日本の抱えている困難
は元寇以来の国難であると考えているからである.どこに外国軍軍司令部の本土
常駐を許す国が存在するだろうか?私は最近聖書を少し読み直していくつかの新
しい発見をした.読み直しといっても,旧約はモーゼ五書まで,新約は最後の黙示
録だけである.出エジプト記は生々しい事変を克明に記録したドキュメントだった.

かつてない大飢饉に見舞われた際,縁故を頼ってエジプトに移住したイスラエル
の子孫はその地に寄留する2等国民として虐げられていた.イスラエルの民はこ
れに忍従してきたが,ついに暴動が発生する.この暴動のきっかけはふとしたこ
とで,モーゼが同胞をいたぶるエジプト人を殺めてしまったことに端を発する.
暴動は瞬く間にエジプト全地に拡大した.暴動の扇動者であり,民衆の指導者と
なったモーセはエジプト王と交渉してイスラエルの民がエジプトから離脱すること
の許可を求めた.交渉は決裂し,暴動はさらに深刻化して血で血を洗う凄惨なも
のに転化してゆく.過ぎ越しというユダヤの祭りはその極を記念するものである.

最後にエジプトはイスラエルの離脱を認め,60万と言われるイスラエルの民は身
の回りのものを取りまとめて砂漠への旅に出立するのである.言わばリヤカーを
引いた夜逃げの旅と言っていい.この旅団は紅海のほとりにたどり着いたところ
であっけなく立ち往生し,海岸線を当てもなくさまようことになる.後ろからはエジ
プト軍の戦車600台が迫っている.このとき海が割れ,イスラエルの民はその水
の壁の間を通過して全員彼岸に脱出することができた.奇跡が起こったのである.
参照:パーフェクトゲーム http://www.asyura2.com/0505/idletalk14/msg/353.html

モーゼは政治指導者であり,立法者であり,同時に宗教的指導者でもある.しか
し,必ずしも独裁者タイプの「強い指導者」ではない.王になることもなろうとした
こともなかった.民衆はつねにモーゼの指導に不満を鳴らし,反乱が起きそうにな
ったことも一度や二度ではない.最初のころモーセは部族内の揉めごとをすべて
一人で裁こうとしていた.見兼ねた妻チッポラの父でエジプト人リウエルの助言で
初めてもっとも原始的な司法システムが開設された.モーゼの右腕となったアロン
は彼の広報担当スポークスマンであり,内閣官房長官である.アロンの子孫はレ
ビ人と呼ばれて嗣業(領地)を持たず,幕屋を守る祭司となった.出エジプトの史
実を記憶し,後に文書化する作業はおそらくアロンとその子孫が行ったのだろう.

私は前にこれからの50年間をインフレの無い50年と規定した.つまり,デフレ
の50年である.参照: http://www.asyura2.com/0505/idletalk14/msg/265.html
これはイスラエルの民が砂漠で経験したのとほとんど同じことが我々の身の上に
起こることを意味している.彼らは天から供給されるマナによって生き延びたとさ
れている.マナは聖書の記録によれば,朝霧が晴れるころ葉の上に薄く積もった
うろこのようなものである.これはざっくばらんに言って,現に私自身の日々のメ
ニューのようなものと考えてよい.つまり,かれらは乏しい小麦個を薄く溶いて,
センベイを作り,それを煮るなり焼くなりして日常の糧としていたのである.

私は最初このストーリイを隣国朝鮮からの寄留者いわゆる在日朝鮮人の上に仮
託してみた.確かに日本国籍を取得できる条件を備えながら,それを拒み続けて
いる人たちのこだわりは存在する※.風説では韓国の政治指導者たちが進めて
いる南北統一プランの一部には北方ロシア領域内に開拓地を見つけ集団移住す
るという案も含まれていると聞く.つまり,ある種の民族移動のようなことが起こり
得る可能性はあるように思われた.しかし,私はここでもう一つ別の解釈が許され
ることに気付いたのである.すなわち日本自身のエクソダスである.※私はむしろ
そのこだわりにシンパシーを抱いている.

実は,すでに村上龍氏の『希望の国のエクソダス』という小説がある.(文春文庫,
2002)明らかに2002年に村上龍氏は今日のあることを読み切っておられた.
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167190052/ref=pd_bxgy_text_1/249-1
430190-2021926#product-details

> 2002年、失業率は7%を超え、円が150円まで下落した日本経済を背景に、パキ
> スタンで地雷処理に従事する16歳の少年「ナマムギ」の存在を引き金にして、日本
> の中学生80万人がいっせいに不登校を始める。彼らのネットワーク「ASUNARO」は、
> ベルギーのニュース配信会社と組んで巨額の資金を手にし、国際金融資本と闘い、
> やがて北海道で地域通貨を発行するまでに成長していく。

2004年のゴールデンウィークに菅直人氏は外遊の旅に出ておられる.HARRP氏
は,これを事前にキャッチして菅直人のアヤシイ黄金週間という表題で紹介された.
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/390.html

歴訪地はニューヨーク,ローマ,スエーデン,ノールウエイ,スペインである.予定で
は2004年4月29日に出発し,5月9日帰国ということになっていたが,菅氏自身の
年金未納問題がマスコミの知るところとなったため,日程を打ち切って5月6日に帰
国された.この外遊で,彼はアナン国連事務総長,ブラヒミ特別顧問,スウェーデン
のパーション首相などと会談した.29日にはすでに菅氏の年金未納が問題化してい
たので,日程の再調整は早い時期に行われたと推定されるが,どの訪問地がキャ
ンセルされたのかは同定できない.ローマではバチカンを訪問することになっていた.

この外遊は菅氏にとってはある意味で世界支配者の執事たちとの初顔合わせであ
り,逆に言えば,この日程がアレンジされたときすでに菅直人氏が次ないしその次の
次の総理になることが内定していたと推量することはそれほど突飛な飛躍ではない.
私はこの論考の冒頭に「すべては天の配剤である」と記した.彼はある意味でこの第
一次審査に間の悪い偶発事のため失敗したと言ってよいかもしれない.もしそうであ
るとすれば,それは我々にとってはまことに間一髪の僥倖であったと言えよう.

実際のところ私が35年も前に四国を歩いたときでさえお遍路さんは完全に観光化し
て,車で次の札所に移動するようなイージーなものになっていた.それゆえ読者はそ
んな観光地巡りなんか唯のパフォーマンスに決まっていると思われたかもしれない.
上記のように菅氏のお遍路は3回に分けて実行されている.初回ではマスコミが後を
つけ回しほとんどパレードの様相を呈していたものが,回が増すごとに沿道の人垣も
減り,孤独な一人旅を味わうことになったようだ.「野に放たれた虎」と評する人もある.
四国お遍路は山道である.空海が歩いた同じその道を歩きながら菅が考えたことは
民衆の救済であり,民族の蘇生であったとして間違いなかろう.

空海とモーゼに共通する点はどちらも無数の奇跡と呼ばれる不思議を行ったことで
ある.モーゼが岩を杖で打つと水がそこから溢れ出たように,日本の各地には空海
上人の錫杖から湧き出た水として知られるものが無数にある.もはや読者はこの論
考の最初の問い「四国お遍路霊場巡りのもう一つの動機」が何であったかを悟られ
たに違いない.彼は華氏911を見ることを小泉首相に勧めている.日本国首相は
この映画を見て楽しんだだろうか?もちろん見るはずもなかったのである.なぜなら
彼はむしろそれをまんま演じていたのであるから.できれば明日私は国会議事堂前
で法案否決の瞬間に立会い,鬼神石井こうきの霊前にご報告したいと考えている.

いよいよここに我々のエクソダス:脱米自立の道が始まるのである.

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