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Re: 電話は掛けた方が先に辞するのが作法と謂われますので。
http://www.asyura2.com/0505/idletalk14/msg/536.html
投稿者 馬場英治 日時 2005 年 8 月 17 日 23:27:03: dcAX/x0KhXeNE
 

(回答先: 電話は掛けた方が先に辞するのが作法と謂われますので。 投稿者 如往 日時 2005 年 8 月 17 日 04:04:30)

>  馬場さん、こんにちは。
>  それでなくても真夏の暑い時に、どちらかというと熱い話に御つき合いをいただき
> ありがとうございました。

いえいえ,こちらこそよい刺激になりました.

>  “唐獅子牡丹”に始まった青春は70年頃には“同棲時代”に埋没し、やがて73
> 年の“神田川”の新たな若者文化へと吸収されていったのですね。想い起こせば友人
> ・知人の多くが同世代同士での結婚をしましたが、殆んどが10年を待たずして離別
> しています。あまり他人のことを詮索せずに通り過ぎてきたためでしょうか、どんな
> 理由が主だったものかはっきりと憶えてはいません。

私の方が多少年代が古いかと思いましたが,ほとんど同期だったんでしょうか?

>  親子関係に限られた世代間では文化的遺伝子(ミーム)は受け継がれていくのかも
> 知れません。しかし、それ以外の世代間に存在する切断状況を補完するためにはどう
> したらよいのか、検討すべき課題であると思っています。

翻訳はつねに可能であると思います.異なる用語を使っていても,実は内容的には
まったく同じものを指していることはしばしばあります.

>  確かに新左翼運動には個人の内面の問題を捨象していた風潮がありました。私の周
> 囲にも恋愛問題を契機にして原理研に寝返った者がいました。同じく右翼学生組織の
> 全国学協でも個人的な問題は回収しきれなかったのではないでしょうか。

基本的にはそれでよいのだと思いますが...

>  「大陰謀」の仕組みを知る特権を得ていた上層部からみれば下部の人間の個人的な
> 内面などは操作対象として浮上する場合を除いて、普段は視野に入れるべきものでは
> なかったでしょう。無知(の罪)を承知で(覚悟して)コミットメントするのでなけ
> れば済いがないような気がします。

私はこの小泉暴走解散総選挙そのものが全共闘運動の総括に当たると考えています.
全力量が試されることになるでしょう.(それがまったくのイリュージョンではなかったとして)

>  細胞の成長には他物との闘いが組み込まれているわけではないこと、つまり予定調
> 和への可能性を探るといった作為的なものではなく、単に他物との接触の可能性を探
> 索する傾向(性質)があるというものです。元々の遺伝子の拡張性には競争が予定さ
> れてはおらず、淘汰は広義の環境において関係要素との接触が齎した結果であると発
> 生学を私流に理解したことによりますので、これからも科学的に研究されていく必要
> 性があると認識しています。

【611F駅通り殺傷事件:その後】 http://www.asyura2.com/0505/idletalk14/msg/156.html
にも書きましたが,T4(ないしT−偶数)と呼ばれるバクテリオファージは宿主であるバク
テリアに自己の「DNA」を直接注入する器官を持っています.ウィルスの侵食が始まると
宿主のDNAは破壊され,バクテリアの内部でウィルスのDNAが複製されるようになりま
す.細胞を食い尽くすと破裂した細胞壁から大群のウィルスが噴出してゆきます.競争的
というより,侵略的ないし破壊的DNAというのは実在すると言ってよいような気がします.

>  現在の私にはComradesと互いに呼び合えるような友人はいませんが、多分馬場さん
> の友人はそれに最も近い存在なのかも知れないと想像し、羨ましく思ってもいます。

私はたくさんの人に負い目があります.恩義と言った方が分かりやすいかもしれません.
負債(金銭的な意味ではありません)は何時か返せるかもしれませんが,原理的に返せ
ない負債というのもあります.100%の信頼というのはそのような返済不能な負債を担
保とする関係と言えばやや近いかもしれません.

>  しかしながら、限りなく無神論者に近い私は『私は「神」の実在を知っています』
> と公言する人を訝しく感じてしまう人間ですので、少し気になっているパラグラフで
> す。無論、馬場さんによる「神」の概念規定が如何なるものか不明ですので直截に裁
> 断できることではありません。

ちょっと筆が滑ってしまいました.カッコつきで「神」と言っているところにご留意ください.
私は「最後の近代合理主義者」と言ってるくらいで,神秘主義者ではありません.

>  「公の概念を一旦解体し」=生体解剖との想像はおそらくは的を射ているのではな
> いでしょうか。我々日本人にとって「公」の最たるものは天皇(制)に外ならないで
> しょう。一部の人達の身体性とは切り離すことができないと想われますが、最早在来
> の「公共性」の概念では地球の経営までを視野に収めきれないと思量します。

私はこの一連のスレッドで「民族」という言葉を一度だけ有意に使った箇所があります.
【菅直人四国お遍路霊場巡りのもう一つの動機】 http://www.asyura2.com/0505/idletalk14/msg/454.html

> 上記のように菅氏のお遍路は3回に分けて実行されている.初回ではマスコミが後を
> つけ回しほとんどパレードの様相を呈していたものが,回が増すごとに沿道の人垣も
> 減り,孤独な一人旅を味わうことになったようだ.「野に放たれた虎」と評する人もある.
> 四国お遍路は山道である.空海が歩いた同じその道を歩きながら菅が考えたことは
> 民衆の救済であり,民族の蘇生であったとして間違いなかろう.

ここはエモーショナルな効果を狙ったため,あえてこの語句を使ってしまいましたが,
もしかするとここで躓かれる可能性がありますので,少し補足しておきたいと思います.
私はここでは,民族=経済共同体,を意図しています.経済共同体は形式的にはあ
る通貨の流通する圏域を意味し,通常「くに」と呼ばれるものに一致します.

天皇制という制度(政治システム)と天皇家という家系は区別する必要があるような気
がします.もちろん深くもつれていることは間違いありませんが.日本人にとっての「公」
=天皇(制)というのは少し省略され過ぎてはいないでしょうか?

>  そして、「身体性+正義・公正」(馬場さん)の考察は必ずやのその延長線上に
> Matrixを望み、やがてはそこに帰着(円環)していくのではないでしょうか。例え
> ば、嘗ては西欧人にとってはキリスト教的原理が、日本人にとっては天皇(制)が、
> それに向かうとするときのメルクマールであったのかも知れません。ただし、それら

人間にはつねにある種の「高み」のようなものが必要であることは明らかです.

> は既に歴史的役割を終えてしまい、ただ残骸を晒しているだけではないでしょうか。
> しかしながら、その上に何を築くべきかが問われているの確かであると思います。

高みというのは築くべきものではなく,つねにある何かではないかと思いますが...

>  当方の知的怠慢を省みては馬場さんにとって満足がゆく回答になったのか不安を払
> 拭することができ得ません。また、言い放ったままだとのご批判もあろうかと想いま
> すが、何卒ご容赦を賜りたくお願い申し上げます。

どうも逆に私の方がついつい釣られてしまったような気もします.

>  私に関しては一先ずこのスレッドを終息させ、後はぷち熟女さんにお任せしたく存
> じます。  尚、御気に留まったIssueについては新たにスレッドを立てていただけ
> れば幸甚に思います。勿論、“共同的資本主義”のGesellschaftにおける実験の可能
> 性について質問させていただきたいこともありますが、私の方でももう少し煮詰めて
> みたいと考えていることがありますので暫く御時間を下さい。そして、然る後にはよ
> ろしくお願い申し上げます。

すぐ書けるかどうか分かりませんが,もう少し書いてみたいところもあります.
そのときは上に上がりますのでよろしく.

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