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(回答先: 円山、花街、母の街、 投稿者 東京音頭 日時 2006 年 5 月 07 日 22:15:43)
みよしえいじ、懐かしい歌手ですね。線の細い、繊細そのものといった感じのする。でも彼はなにか、小生と同じ匂いを漂わせているような気が何となくいたします。
小生は大阪育ちなので、東京は用事で出かけるとき以外ほとんど結びつきのない所でした。
最初に東京に出たのは中学校の修学旅行。フランク永井の「有楽町で会いましょう」のメロディが巷に流れていました。♪あなたを待てば雨が降る。濡れて来ぬか（小糠雨とかけている）と気（木とかけている）にかかる。♪
東京オリンピックのあと早稲田大学にいる高校の同級生を訪ねたときに、早稲田界隈をぶらついたりとか、労働組合の中央委委員会に出席するためとか、４０歳代までは断片的なつきあいを東京とはしましたが、ここ２０年ほどは東京とも縁がありません。
永井荷風の「墨東奇譚」、佐多稲子の「私の東京地図」なんかを読んで、少し分かったような気がするだけで、小生は東京人にとっては本当の「おのぼりさん」にすぎません。
ラブホテルが林立している姿は大阪にもあちこちあります。小生が通っていた高校は、大阪北の歓楽街・十三にありました。ラブホテルを縫うようにして毎日通学したものです。他にも道があるのにわざわざラブホテル通りを抜けて通学するのです。朝帰りのアベックをひやかすために。小生が手伝ったラブホテルはここではなく、大阪南の歓楽街・難波（ナンバ）にありました。
こんな生徒ですから、大阪切っての伝統高校であるわが母校の先生方は、間違って迷い込んだ不良生徒の小生には本当に困られたようです。ある先生は小生が卒業後、面と向かって「gataro はもう来るな」言われました。お恥ずかしい。
ところでラブホテルは海外ではそれほど珍しいものなんでしょうか。アメリカなどの郊外にあるモーテルなんか、ラブホテルみたいに使えそうに思うのですが。いまヒッチコックの「サイコ」を思い出しながら、書いています。
世界に類例のない軍隊付属の慰安所＝売春組織を引き連れ、海外に進出した日本人なれば、このラブホテルもやはり世界に類例のない存在なのかもしれません。
ところで、東京音頭さんの投稿の次の下りを読んでいて
＞話はそれますが、私は、買春がない社会が理想ですが、今の段階では 買春は合法にすべきと思っています。以前は女性の福祉のために違法になったのか、と思っていたのですが、今は、暴力団に稼がせるために違法にしている と思います。
売春合法時代、「売春禁止法」制定を市川房枝さん他の婦人運動家が取り組んでいた頃のことを思い出しました。
映画監督、羽仁進氏の父君である故羽仁五郎氏（当時参議院議員）が、この法案を審議中、買収を禁止すれば性犯罪が増えるからと、反対しました。小生は男性だからこの反対理由、よく分かる気もしたんですが、いまとなってはどうかなと。このことも今ふと思い出しています。
小生が先のレス投稿で書いた、ラブホテル営業のお手伝いは、「禁止法」施行直後の話です。それにしても小生にも恥というものがあるのでしょうか。「宿泊者名簿」でっち上げのことしか、あの投稿には書かなかったのですが、実はあの程度のお手伝いではすんではおりません。ホームレスのことも孤児院のことも平気で書けるんですが、さすがに今のところもうこれだけしか、書けません。
以上、思い出すまま気の向くままに、書き連ねました。今後ともどうぞよろしく。
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