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日本歯科医師会献金関連記事
http://www.asyura2.com/0505/senkyo10/msg/719.html
投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 7 月 28 日 18:52:39: ihQQ4EJsQUa/w
 

(回答先: 日歯事件で3千万迂回献金疑惑「山崎拓氏、起訴相当」・・・起訴できるのでしょうか? 投稿者 rand 日時 2005 年 7 月 27 日 14:37:17)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050419i414.htm
1億円宴席、自民事務局長がセット…村岡公判で証言

 日本歯科医師会(日歯)側から自民党旧橋本派へのヤミ献金事件で、政治資金規正法違反の罪に問われた村岡兼造元官房長官(73)の第9回公判が19日、東京地裁であった。

 検察側証人として出廷した日歯前会長・臼田貞夫被告(74)(公判中)は、橋本竜太郎元首相(67)に1億円の小切手を手渡した2001年7月2日の宴席について、「自民党の元宿仁事務局長にセッティングしてもらった」と証言した。

 元宿事務局長については、1億円の献金処理の過程でかかわっていたことが、これまで明らかになっているが、宴席の設定に関与したとの証言は初めて。

 証言によると、臼田被告は00年4月の日歯会長就任当初、橋本元首相との関係が悪化し、同年末ごろ、元宿事務局長から「仲良くしたらどうか」と勧められた。関係修復を決意した臼田被告は01年5月半ば、元宿事務局長に「寄付をしたいので橋本派の実力者を複数、招きたい」と仲介を依頼。日歯が職域候補を擁立する参院選が7月に控えていたこともあり、青木幹雄・同党参院議員会長(70)の名を挙げ、「是非出席してもらいたい」と頼んだという。

 その後、元宿事務局長から、橋本元首相と青木参院議員会長、野中広務・元自民党幹事長(79)が出席するとの連絡があり、7月2日、東京・赤坂の料亭での会食が実現した。
(2005/4/19/21:47 読売新聞 無断転載禁止)

http://www.asahi.com/national/update/0511/TKY200505110317.html
裁判長、日歯連前会長を「追及」 村岡元長官公判で

2005年05月11日22時00分

 「あなたの証言はいかにも白々しい」「つじつま合わせをしているのではないか」――。東京地裁で11日、自民党旧橋本派をめぐる1億円のヤミ献金事件の公判で、裁判長が証人に異例の「追及」をした。日本歯科医師連盟(日歯連)側が橋本元首相に渡したと証言している現金1000万円について、この日、検察側証人として出廷した日歯連前会長・臼田貞夫被告=公判中=が「迂回(うかい)献金ではない」との見解を繰り返したのに対し、川口政明裁判長が業を煮やしたように尋ねた。

 この日は政治資金規正法違反の罪に問われた元官房長官の村岡兼造被告の第10回公判。

 証言によると、臼田前会長は00年12月、会長室で元首相に1000万円を渡した。後に自民党の政治資金団体・国民政治協会から領収書を受け取ったため、弁護側は「迂回献金ではないか」と質問。前会長は「元首相側が1000万円を国政協に入金し、領収書が出たと思っている」と答えた。

 この時、裁判長は弁護側の尋問を遮り、「政治家が、もらった献金を別の団体に持って行くとは考えられない」と指摘。「あなたの言っていることは本当か。カネの動きはなく、領収書だけが出たのではなかったか」などと約10分間、質問を続けた。

 前会長は「常識から言って、入金しなければ領収書は発行されない」と答えると、裁判長は「あなたの言う『常識』はよく分からない」と不信感を示した。さらに前会長は同様の答えを繰り返したため、裁判長は「あなたの言うことに納得したわけではない」と言って、ようやく弁護側尋問が再開された。

http://www.asahi.com/national/update/0516/TKY200505160196.html?t
吉田前衆院議員に懲役3年求刑 東京地裁、日歯連事件

2005年05月16日13時50分

 日本歯科医師連盟をめぐる事件で、業務上横領と公職選挙法違反(買収)の罪に問われた自民党前衆院議員・吉田幸弘被告(43)の公判が16日、東京地裁であり、検察側は懲役3年を求刑した。弁護側が6月2日に最終弁論を行って結審する予定。

 吉田前議員は業務上横領罪について「預かった金の出どころや使途は明確に知らなかった」などと横領の認識を否定している。この点について、検察側は論告で「弁解は到底信用できない」と述べ、「本件の実行には被告の関与が不可欠で刑事責任は重い」と批判した。

 検察側によると、吉田前議員は(1)日歯連前会長・臼田貞夫被告(74)=公判中=らと共謀し、日歯連の資金を日歯会長選で臼田前会長が再選するための買収資金に使うため、01年8月、資金管理団体への寄付の名目で日歯連から3000万円の交付を受け、横領に加担した(2)03年11月の総選挙で自分への投票と票の取りまとめを依頼するため、日歯連が準備した資金を使って同年9月、地元の愛知県議、名古屋市議計5人に各200万円の小切手を渡して買収した――とされる。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=KHP&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2005052301002906
「野中氏側の依頼で手配」 献金場所めぐり橋本氏秘書(19:09)
 自民党旧橋本派の1億円献金隠し事件で、政治資金規正法違反の罪に問われた元官房長官村岡兼造被告(73)の公判が23日、東京地裁(川口政明裁判長)であり、橋本龍太郎元首相の渡辺賢秘書が「(献金場所となった)料亭は野中広務(元自民党幹事長)事務所の依頼でわたしが手配した」と証言した。
 この日、渡辺秘書は検察側証人として出廷。
 日本歯科医師連盟(日歯連)の前会長臼田貞夫被告(74)=贈賄罪などで公判中=が、1億円の小切手を2001年7月2日、橋本元首相に手渡したとされる会食について「『先生方の話で(場所が)決まったので取ってくれ』と野中事務所から連絡を受け、6月20日ごろに予約した。連絡したのは野中先生本人ではない」と述べた。

http://www.asahi.com/national/update/0523/TKY200505230267.html?t
「元長官からの指示、覚えてない」 橋本元首相秘書証言

2005年05月23日20時00分

 自民党旧橋本派の政治団体「平成研究会」の1億円ヤミ献金事件で、政治資金規正法違反の罪に問われた、平成研の元会長代理で元官房長官の村岡兼造被告(73)に対する第11回公判が23日、東京地裁であり、橋本元首相の渡辺賢・政策秘書が検察側証人として出廷した。

 検察側の冒頭陳述によると、村岡元長官は、平成研の幹部会で1億円の領収書を発行しないと決めた後、日歯連の了承を得るため、日歯連側と面識のある渡辺秘書を呼び、当時の会計責任者と日歯連に行くよう依頼。渡辺秘書は了承し、日歯連に出向いたとされる。

 渡辺秘書は「元会計責任者には『幹部会で領収書のことが決まったので、一緒に日歯連に行ってほしい』と言われたが、元長官から指示されたことは思い出せない」と証言。日歯連に行ったこと自体についても「色々振り返っているが思い出せない」と述べた。

http://www.asahi.com/national/update/0531/TKY200505310145.html?t
日歯連・臼田前会長に有罪判決 東京地裁

2005年05月31日10時57分

 自民党旧橋本派の政治団体「平成研究会」への1億円ヤミ献金事件や、厚労相の諮問機関・中央社会保険医療協議会(中医協)を舞台にした汚職事件など、日本歯科医師連盟(日歯連)をめぐる一連の事件で、政治資金規正法違反や贈賄など三つの罪に問われた日歯連前会長・臼田貞夫被告(74)に対し、東京地裁は31日、懲役3年執行猶予5年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。

 岡田雄一裁判長は「歯科医療の向上という日本歯科医師会の本来の役割を逸脱した一連の違法行為が社会に与えた影響は大きい」と指摘。「最高責任者だった被告の刑事責任は決して軽くない」と述べた。

 判決は、ヤミ献金事件について「政治資金の流れについて国民に多大な疑惑を抱かせた」と批判する一方、「寄付を受けた政治団体に領収書の発行を拒まれたことが犯行の契機となった」といった事情をくみ、執行猶予をつけた。

 判決によると、(1)臼田前会長は内田裕丈・日歯連前常任理事(64)=有罪確定=と共謀し、01年7月に平成研に支出した1億円を政治資金収支報告書に記載せず、02年4月に総務相に提出した(2)中医協で歯科医師会側に有利な発言をしてもらおうと、内田前常任理事らと共謀して01〜03年、中医協委員2人を料亭で接待し計約740万円のわいろを贈った。判決はこのほか、業務上横領についても検察側主張を全面的に認めた。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050603k0000m040079000c.html
1億円裏献金公判:橋本元首相秘書の手帳に「収支報告書」

 日本歯科医師連盟(日歯連)から自民党旧橋本派(平成研究会)への1億円裏献金事件で、裏献金を政治資金収支報告書に記載しないことを決めた同派幹部会の直前、橋本龍太郎元首相の政策秘書が当時入院中の元首相と面会し、「収支報告書」との記載を手帳に残していることが分かった。政治資金規正法違反(不記載)に問われた元官房長官、村岡兼造被告(73)に対する2日の東京地裁(川口政明裁判長)での公判で、弁護側が明らかにした。

 この日は元首相の政策秘書が証人として出廷し村岡被告の弁護側が尋問の中で手帳の記載を取り上げた。手帳には02年3月11日、政策秘書が入院中の橋本元首相を見舞った面会時間とともに「収支報告書」との記載があった。1億円の不記載を決めた同派幹部会の2日前だったうえ、橋本元首相は同月1日の手術後の面会謝絶期間だった。弁護側は「日歯連から1億円の領収書発行を求められていた時期で、急いでうかがいを立てたのでは」とただした。政策秘書は「年度末で橋本個人の資金管理団体の収支報告書の提出が迫っていたため、備忘録として書いた」と述べ、橋本元首相と1億円不記載とのかかわりを否定した。【井崎憲】
毎日新聞 2005年6月2日 20時30分


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050602-00000126-kyodo-soci
寛大な刑求め結審 吉田元議員の判決7月20日

 日本歯科医師会(日歯)の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)の資金を流用したり、選挙で買収したりしたとして、業務上横領と公選法違反の罪に問われた自民党元衆院議員吉田幸弘被告(43)の公判が2日、東京地裁(河村俊哉裁判長)で開かれた。吉田被告は最終意見陳述で「被害者、有権者、国民におわびします」と謝罪した。
 弁護側は寛大な刑を求め結審。判決は7月20日に言い渡される。
 弁護側は最終弁論で「横領罪では資金の出所や使途について明確な認識はなかった。検察官の求刑は重過ぎ、執行猶予が相当だ」と主張した。
(共同通信) - 6月2日12時56分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050714-00000206-kyodo-soci
「領収書の発行勧めた」 旧橋本派の献金隠し

 自民党旧橋本派「平成研究会」の1億円献金隠し事件で、政治資金規正法違反(不記載)の罪に問われた元官房長官村岡兼造被告(73)の公判が14日、東京地裁(川口政明裁判長)であり、自民党の元宿仁事務局長(59)が「平成研側に領収書を発行するよう勧めたが、出されなかったと後で知った」と証言した。
 元宿事務局長は検察側、弁護側双方の証人として出廷。2001年7月に日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が平成研に献金した1億円への領収書発行をめぐり、平成研と日歯連の双方から受けた相談の経緯ややりとりが尋問の中心となった。
(共同通信) - 7月14日19時32分更新

http://www.asahi.com/national/update/0714/TKY200507140175.html
自民事務局長の証人尋問始まる 旧橋本派1億円事件公判

2005年07月14日13時05分

 自民党旧橋本派の政治団体「平成研究会」の1億円ヤミ献金事件で、政治資金規正法違反(不記載)の罪に問われた元官房長官・村岡兼造被告(73)の公判が14日、東京地裁であった。証人として元宿仁・自民党事務局長が出廷。日本歯科医師連盟が平成研に献金した1億円をめぐって、「平成研の元会計責任者から『(平成研の)上の方で決まったので、領収書が出せなくなった』と聞いた」と述べ、献金の裏金化は元長官主導で行われたとする検察側主張に沿った証言をした。

 元宿事務局長は「平成研が領収書を発行しないと決めた後、平成研の元会計責任者から『(自民党の政治資金団体の)国民政治協会から領収書を出せないか』と相談を受けたが、『考え直した方がいい』と促した」と説明。この際に、元会計責任者から領収書が出せない理由を聞いたと述べた。

 検察側は、村岡元長官が平成研の幹部会で、1億円の献金について領収書を出さないことで意見をとりまとめたとしている。

 これまでの公判で、元宿事務局長が1億円の献金があった会食を設定し、献金の裏金化にも関与したという証言が出ており、検察側と被告・弁護側の双方が証人申請して地裁が採用した。被告・弁護側は「1億円の裏金処理は、平成研の元会計責任者と元宿事務局長が決めたことで、元長官は関係ない」と主張している。一方、検察側は「元宿事務局長は主体的には関与していない」との立場だ。

 1億円が献金された会食について、元宿事務局長は法廷で「日歯連側に、平成研と関係修復するよう促したが、会食を設定してはいない」と証言した。

 元宿事務局長は長年経理畑を歩み、党に集まる政治献金の処理を担当した。民主党は昨年9月、元宿事務局長を政治資金規正法違反の疑いで告発。東京地検は嫌疑不十分で不起訴としたが、東京第一検察審査会は4月、「不起訴不当」の議決をしている。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050720-00000017-maip-soci
日歯連事件 吉田幸弘前衆院議員に懲役3年、執行猶予5年

 日本歯科医師連盟(日歯連)の一連の事件で、業務上横領罪と公職選挙法違反(買収)に問われた自民党前衆院議員、吉田幸弘被告(43)に対し、東京地裁は20日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役3年)を言い渡した。河村俊哉裁判長は「買収は選挙の自由公正を著しく侵害し、大胆かつ悪質。規範意識は希薄で、非難の度合いも他の共犯者に比べ相当強い」と指摘した。一方で「横領は共犯者の指示に従ったもので、罪を認めて深く反省している」などと執行猶予を付けた理由を説明した。
 判決によると、吉田前議員は臼田貞夫・日歯連元会長(74)=懲役3年、執行猶予5年が確定=らと共謀し、01年8月、元会長の日本歯科医師会会長選再選のための工作資金として、日歯連会計から用意された3000万円を自分の資金管理団体への寄付名目で預かり、横領に加担した。前回衆院選前の03年9月には、自身が立候補した愛知3区に地盤を持つ県議や市議計5人に票の取りまとめなどを依頼し、それぞれ額面200万円の小切手を渡し買収した。
 吉田前議員は歯科医などを経て、96年の総選挙で新進党(当時)から初当選。00年、自民党に移り、衆院選比例代表東海ブロックで再選されたが、03年11月の総選挙で落選した。
 日歯連を巡る事件では計16人が起訴され、13人について執行猶予付きの有罪判決が確定した。公判が続いているのは、自民党旧橋本派(平成研究会)への1億円の裏献金事件で政治資金規正法違反(不記載)に問われた元官房長官、村岡兼造被告(73)ら2人。【武本光政】
(毎日新聞) - 7月20日17時42分更新

http://www.ultracyzo.com/newssource/0409/01.html
橋本元首相の会長辞任劇
裏で筋書きを書いたのは、
派閥幹部と読売新聞だった!

橋本元首相の会長辞任劇
●7月30日、橋本龍太郎元首相は、日本歯科医師連盟から1億円の小切手を受け取りながら政治資金収支報告書に記載していなかった問題の責任を取って、派閥会長を辞任した。
●小切手を受け取った席には、野中広務元官房長官や青木幹雄参院議員も同席していたとされるが、2人ともその事実を認めていない。
●読売新聞の第一報では「橋本氏はしっかりと小切手の金額を確かめた上で背広のポケットに入れた」などという臼田供述まで紹介された。

 政界の巨大スポンサー「日本歯科医師連盟」(日歯連)から橋本派(平成研究会)の橋本龍太郎会長に1億円の小切手が渡っていたことが暴露され、同問題の責任を取るかたちで橋本氏が派閥会長を辞任したのは周知の通り。これにより、ほくそ笑んでいる同派幹部も多いことだろう。今回の1億円提供問題は、派閥内の反橋本勢力が仕掛けたという見方がもっぱらなのだ。

 そもそも、この1億円提供問題をすっぱ抜いたのは読売新聞。7月15日付朝刊などによると、2001年7月の参院選直前、橋本氏が東京・赤坂の料亭で日歯連の臼田貞夫前会長と密会し、目前に迫った参院選で日歯連推薦の候補を支援してもらう狙いから、1億円の小切手を手渡したというもの。

  この記事が出るや、「橋龍逮捕か!」と、永田町ばかりか検察周辺も大騒ぎになったという。司法記者クラブの記者は「特捜部といえども、そうそう橋龍なんて大物に手をつけるのは難しい。検察内部では『特捜部が読売を使って橋龍絶体絶命の世論づくりをしたのではないか』と疑う声もささやかれたほどだった」という。特捜部が大物政治家を逮捕する前に、世論の後押しを得るため、意図的に情報を報道機関にリークすることは常套手段だからだ。

  だが、複数の新聞社・通信社記者たちの話によると、どうやら事実は別のところにあったようだ。全国紙の政治部記者は「実は読売の記事が出る以前から、橋本派の番記者はみんな、1億円提供の件を知っていたんです。派閥幹部から情報がダダ漏れでしたから」と打ち明け、こんな証言をしてくれた。それは、読売が第一報を報じる前日のこと。橋本派幹部会が開かれ、次のようなやりとりが交わされていたという。
橋本: 「検察からわたしの事務所に『臼田から1億円の小切手を受け取ってるか ?』と電話で問い合わせがあった」

派閥幹部: 「えっ、本当か?」

橋本: 「聞かれて思い出したよ……。確かに受け取った」

派閥幹部: 「小切手はどうした?」

橋本: 「平成研究会のK事務局長に渡した」

派閥幹部: 「うちの会の報告書には記載してないじゃないか! 政治資金規正法違反だ。すみやかに訂正し、謝罪してくれ!」

  このような細かいやりとりまで、派閥幹部はリークしていたのだ。先の政治部記者は「読売は橋本派幹部からいち早く1億円小切手の情報を聞き、社を挙げて一斉に確認に走ったようです。政治部主導の読売が、どうして1面トップで今回のスキャンダルを報じられたか……やっぱり、派閥内の“橋龍降ろし”に一役買ったんですよ」と言う。

  通常、政治部が政治家のスキャンダルをつかんでも、「永田町との付き合い」を考慮して、意図的に表に出さないことは往々にしてある。特に自民党とのパイプが太く、政治部出身の渡辺恒雄氏が社主を務める読売は、自民党関連情報に対してその傾向が強い。

  今回、読売が1億円提供問題を大々的に報じた裏には、自民党内にあった「反橋本」の動きに読売が同調したことを意味する。いわば橋本辞任は、橋本氏と対立する自民党議員と読売のタッグによってつくり上げられたのだ。

  一方、前出の司法記者によると「橋本氏の立件は、当面はない」という。この記者によれば、特捜部は、派閥の会計責任者だったK事務局長を事情聴取し、
記載漏れ(政治資金規制法違反)で略式起訴にもっていく程度で終わるという。政治部記者の中には、矢面に立たされた橋本氏に同情する声も少なくない。

  それにしても、肝心の1億円の裏献金はいったいどこへ消えてしまったのか?

  全国紙の政治部デスクは「未確認情報だが」と断った上で、こんな話を打ち明けてくれた。

 「K事務局長は小切手を現金化し、派閥の銀行口座に入金した。それを、Kとツーカーの仲だった派閥の黒幕・N元代議士が引き出し、当時の参院選の激戦区に“実弾”として投げ込んだという話だ。橋本派は日歯連に何度せがまれても領収書を発行しなかったようだが、理由はN元代議士らが表に出せない選挙対策に使ったからという疑いがあるようだ」

  長きにわたり、小泉首相に主役の座を奪われ、その勢力も弱体化している橋本派。会長降ろしが画策され、裏献金スキャンダルも派閥の黒幕にまで飛び火しようとしている。橋本氏を慕う議員からは「橋本元会長とともに橋本派を飛び出す」という言葉も聞かれ、分裂の危機さえ迎えている。田中角栄が築いた自民党最大派閥の命運やいかに……。 

(由利太郎)
(サイゾー2004年9月号掲載)

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