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イランとシオニスト・イスラエルの不思議な歴史的関係
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 8 月 28 日 20:25:36: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: ネオコンの野望を盗みつつあるイラン 投稿者 Wotan 日時 2005 年 8 月 28 日 14:21:14)

イランとシオニスト・イスラエルの不思議な歴史的関係


以前にもその一部を「シオニストと対決するユダヤ人」という一連の翻訳でお知らせしましたTrue Torah ; Jews against Zionismにはまだ未翻訳の興味深い文章がいくつかあるのですが、その中に

The Children of Tehran(テヘランの子供たち)
http://www.jewsagainstzionism.com/zionism/impact/tehranchildren.cfm

というものがあります。その冒頭部分だけを下に示しますと、

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There were a number of groups of Jewish refugee children who were brought to Iran on their way to Palestine during World War II, where they were placed in a town called Atlit. These children came from authentic religious homes, and were subject to every technique their Zionist overseers could think of in order to tear them away from their religion. This activity, of course, was perpetrated on many occasions after World War II, including against pure Jewish communities who were fooled into leaving their homes in Yemen and other Arab countries and depart for the Zionist state.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは、第2次世界大戦中にポーランド等の欧州各国からヒトラーの魔手を逃れたユダヤ人の子供たちがパレスチナに移植される際に、シオニストの手によって、まずイランのテヘラン近郊の村の収容所に集められ、そこで旧来のユダヤ教からシオニズム信奉者に切り替えるための洗脳教育をたっぷりと受けていた、そしてその中にはイエメンなどのアラブ諸国から連れてこられた子供たちも混じっていた、という内容の文章です。

これと同じ系統の話に

Yemenite Jewry's Holocaust(イエメン・ユダヤ人のホロコースト)
http://www.jewsagainstzionism.com/zionism/impact/yemenitejews.cfm

があります。

これには、テヘランに連れてこられたイエメン系ユダヤ人の子供たちの体験を通して、上記の洗脳教育の実体が詳しく描かれています。さらに後半では、イスラエルに連れて行かれ専用の収容所に集められたイエメン系ユダヤ人たちが、シオニストの手によって、旧来から守っていたユダヤ教の伝統をいかに激しく破壊され、それに反対する者がいかにむごたらしく弾圧されたのか、の実体が描かれています。

この文章の題名にHolocaustという言葉が使われているのは、「何万人が殺されたのか」という数の問題ではなく、イエメン系ユダヤ人たちの反シオニスト行動への弾圧による犠牲者や投獄者とともに、イスラエル建国のために中東のユダヤ人たちが守ってきたユダヤ教の伝統そのものが「焼き滅ぼされて犠牲として捧げられた」、本当の意味のHolocaustである、という意味合いも込められているものと思われます。

また、これは私の翻訳でご紹介したナエイム・ジラディ著「イラクのユダヤ人」にも書いてあったことですが、イラクでシオニストが「救出」したイラク系ユダヤ人の若者たちは、いったんイランに送られ、そこからイスラエルに連れて行かれました。これは第2次世界大戦終了後のことです。

このようにイランの中にはずいぶん以前から、シオニストによる連絡網とともに、イラン人自身による受け入れ態勢、シオニストたちが自由に活動できる基盤が整っていたことは明らかです。

私はこの件に関してそれ以上の情報を知らないのですが、このような基盤がたかだか数十年で消えうせるとは思えません。それ以来、イランの中には世界のほとんどの人が誰も気付かないままにイスラエルとの情報網・連絡網が維持されている、と見た方が良いのではないでしょうか。いわゆる「ホメイニ革命」にしたって、裏はどうなっているのか、怪しいものです。そもそもホメイニが亡命していたのがロスチャイルドの本拠地の一つであるパリです。

こうなると、イランで「保守派」が大統領になり、核開発をめぐってEUとスッタモンダの応酬を繰り広げ、米国がイラン攻撃をちらつかせるなどの情勢は、とんでもない茶番劇である可能性が出てきます。米国による(ひょっとしたらイスラエルも加わるか?)イラン攻撃は起こりえますが、そうなったとしたら、これには単純な「反戦意識」では手も足も出ないでしょうね。

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