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(回答先: 熱力学的立場から 投稿者 レモンT 日時 2005 年 12 月 05 日 20:03:19)
レモンTさん、レスありがとうございます。
確かにおっしゃるように人間の経済活動全てが環境を破壊しないという事は言えますね。
例えば、森林の間伐を行い、その木で家を建てる事は森林を生き生きと蘇らせます。
杉の木の植林は日本で盛んに行われましたが、外材の方が安くなり間伐が行われなくなってそのような杉林は日光が地表に到達する事を妨げ森林の墓場のような状況になっております。
自然再生型の経済活動を我々はやっていかなくてはなりません。
逆に自然の許容範囲を無視した自然搾取型経済は自然を破壊します。
現在までに行われてきた人間の経済活動の大半は自然搾取型経済でした。
石油を掘ってその石油を使って地球上をめまぐるしく物を移動させる経済はその典型です。
グローバリズムの思想はこの自然破壊に無頓着です。
貿易行為そのものが自然破壊なのです。
資本主義経済は自然を搾取しコンピューター上の数字を増大させる事を最高の価値だとみなす経済なのです。
自然に寄生した経済です。
私はこの事を言いたかったのです。
全ての経済活動が自然破壊をするとは思いません。
資本の増殖を自然よりも価値あるものと考える思想が自然を破壊してきたと言いたいのです。
経済活動の中のガン細胞のようなものです。
我々はこのガンを切除し、経済活動の全てを環境配慮型に転換する必要があります。
＞熱力学的立場から
エントロピーですか？
自然のサイクルに還元されない物質を人間は多く生み出してきました。
プラスチックや重金属などですね。
また、環境ホルモンや放射能など生態系を破壊する物質も地球に撒き散らかしてきました。
遺伝子組み換えによっても生態系は破壊されるでしょう。
生物兵器や狂牛病などもそうです。
人間は自然を破壊する事を得意とし、再生の方は苦手です。
何故でしょうか？
それは自然よりも金や権力の方を大事にしているからです。
人間の思想を改造し自然に寄与する生物に作り変えなければなりません。
戦争は最大の環境破壊です。
イラクでアメリカがやっている事を見れば分かります。
だから戦争はやめさせなければならないのです。
＞http://www.asyura2.com/0510/idletalk16/msg/292.html
＞投稿者 レモンT 日時 2005 年 12 月 05 日 20:03:19: FYLJttlPZZkcc
＞(回答先: Re:自然を破壊したものはなにか？（ワヤクチャさんへのレスです） 投稿＞＞者 heart 日時 2005 年 12 月 04 日 00:52:19)
＞ heartさん、ワヤクチャさん、面白い話題なので横レスさせていただきます。
それはどうもありがとうございます。
嬉しいです。
＞皆さんの興味とはズレているかもしれませんが、こういう見方もある、ということで＞コメントさせて下さい。
＞ 利潤の追求は必ずしも環境の破壊を招くものではありません。
そうですね。
しかし、環境を破壊しない利潤追求型経済はとても少ないのではないでしょうか？
＞ その好例が江戸時代の日本です。江戸商人は、干鰯（魚油の廃棄物）がよい肥料に＞なることを見いだし、日本全国に売りさばきました。おそらく、彼らは環境保護など＞考えていなかったでしょう。
ですね。
これなどは商売でやった事がたまたま環境にもよかった例でしょう。
しかし、これからは我々は明確に環境にとってどうなのか？を中心に意識しながら経済活動を行わなければならないのです。
関心事を金儲けよりも環境再生に転換すべきなのです。
＞しかし、この商法は結果的に、日本の森林育成に極めて重要な役割を果たしました。＞まず干鰯の利用で柴刈が廃れ、山林破壊にストップがかかりました。そして干鰯を投＞入した田畑に発生した虫を鳥がたべ、糞として養分を山地に還元したため、戦国時代＞に荒れ果てた日本の森林は復活、現代日本の驚異的な森林率に貢献しています（この＞江戸商法を現代日本が世界に行えれば、素晴らしいのですが）。
エコロジーの循環を手助けするような形での経済活動ができればいいですね。
人の糞尿を使った農業もよかったのかも知れません。
但し現在の人間は色々な化学物質を取り込んでしまっているので人糞も有害物質になっていると思いますが。
コンクリートとアスファルトで土を隠してしまった為に土中の生物の生態系を破壊しました。
これ以上、土を殺してはいけないでしょう。
車を乗り回すという事も抑制すべきです。
＞ 環境問題は、他者の廃棄物を養分＝資源として利用するサイクルが破壊されたとき＞に発生します。
そうですね。
食物連鎖を保持すべきなんですね。
＞このサイクルさえ乱さなければ、利潤の追求は、環境を破壊するどころか、環境を育＞成することもできます。
利潤の追求を至上の価値だと考えるから自然をないがしろにするのです。
私は価値観の転換を訴えているのです。
主観で「利潤の追求」をしている人の行為がたまたま自然の循環に貢献していたとしてもそれは偶然に過ぎません。
私はもっと意識的に自然と向き合う事を提唱しているのです。
＞経済の縮小「だけ」が、進むべき唯一の道ではありません。
利潤追求を最上の価値と考える思想の批判はかならずしも経済の縮小をもたらしません。むしろ、自然を再生する事を第一義的と考える経済活動は豊かな経済を生み出すでしょう。緑あふれる土地での経済活動は豊かなハズです。この豊かさは使用価値の観点から豊かだという事であり交換価値という尺度の豊かさではありません。
＞サイクルを維持できないほど廃物を大量発生させる現行システムを「ある程度」縮小＞することには異論ありません。
廃棄物の問題は環境に対する利潤追求型経済の破壊の典型です。
コストを最低限に抑えて処理しようとするから環境を破壊するのです。
ゴミは環境にうまく戻してやらねばなりません。
人間は環境になじまないゴミを大量に生み出してしまったのです。
便利を追求した為です。
便利は利潤追求型経済の商品生産政策です。
＞ただ、人間も他の動物同様、自然から資源をえて、自然に廃棄物を返すという基本さ＞え取り戻せば、利潤の追求は悪ではありません。
自然にうまく循環するものだけで人間は生活すべきです。
家も木で建てるべきだという事です。
高層ビルはバベルの塔であり、自然の神の怒りを買うでしょう。
六本木ヒルズこそ自然の墓石です。
利潤の追求に長けた者が住んでいるのは偶然では無く彼らにふさわしい住家なのです。
地球における摩天楼の増殖は地球の破壊のバロメーターです。
しかし、人間は洗脳されているので、摩天楼をいい眺めだと思っているのです。
もっとも、ＷＴＣを倒したのは自然の神ではなくアメリカ政府ですが。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。